シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KE1021101
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 国際仲裁
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 国際仲裁
英字科目名
English Name of Subject
International Arbitration
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 異文化を柔軟に理解する能力
知識・理解 法的知識
汎用的技能 情報伝達能力
汎用的技能 言語を用いた実践的表現力
態度・志向性 異文化理解力、発信能力、グローバルな視野
統合的な学習経験と創造的思考力 法的問題解決力、 法的基準を見いだす能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 小川 和茂
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description 国際的なビジネス紛争を解決するためには、いくつかの方法がある。この授業では、そのなかでももっとも多く利用されている「仲裁(arbitration)」について理解を深めていく。基本的には講義形式で授業は進むが、適宜出席する学生同士で検討をした上で意見を求めることもある。
到達目標   Class Goals 様々な分野の国際的な紛争解決手続として利用される仲裁について理解することができる。
国際仲裁を利用する際に注意すべきポイントを理解することができる。
授業言語   Language 日本語+英語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション
予習内容
Preparation for Class
新聞のデータベースなどで、国際的なビジネス紛争に関するニュースを検索し、どのようなものがあるのかを把握しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容をベースに、なぜ国際的なビジネス紛争において「仲裁」が利用されるのかを裁判などの他の紛争解決手続との比較をしつつ考えて下さい。また、教科書の序章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
仲裁の基本構造と仲裁機関
予習内容
Preparation for Class
教科書第1章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁と訴訟との違いに留意しつつ、仲裁のメリット・デメリットについて復習をして下さい。また、どのような紛争に対して、どのような仲裁機関があるのかを把握して下さい。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
手続の流れと仲裁にかかる費用
予習内容
Preparation for Class
教科書第1章、特に55頁から63頁を熟読して下さい。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁にかかる費用・期間を考慮すると、どのような紛争が仲裁での解決に向いているのかを検討して下さい。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
仲裁合意
予習内容
Preparation for Class
教科書第2章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
実務上仲裁合意がどのような場合に問題となるのか、それらの問題について、法規範はどのように適用されるのか、及び、仲裁機関はどのように対策をしているのかについて、復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
仲裁の申立て・答弁
予習内容
Preparation for Class
教科書第3章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁申立ての際にどのような点を考慮すべきか、また仲裁の申立てに関する通知がなされた場合被申立人としてはどのようなことをすべきかを簡単にまとめておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
仲裁人の選定
予習内容
Preparation for Class
教科書第4章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁人の選定が仲裁手続にどのような影響を及ぼすのか、仲裁人の公正性・独立性について理解を深めておいてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
仲裁手続1
予習内容
Preparation for Class
教科書5章249頁までを読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁手続がどのように進行するのか、また、紛争に関する証拠がどのように取り扱われるのか、裁判との比較をしながら検討してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
仲裁手続2
予習内容
Preparation for Class
教科書5章250頁から317頁までを読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
Med-Arb/Arb-Medの問題点及び利点、なぜ仲裁手続準拠法と仲裁における実体準拠法の違いと役割についてよく理解してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
暫定措置
予習内容
Preparation for Class
教科書第6章を読んできてください 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁廷による暫定措置と裁判所による暫定措置にはどのような違いがあるでしょうか、どのような場合にどちらによる暫定措置を利用すべきでしょうか、という点に留意しつつ講義内容を復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
仲裁判断
予習内容
Preparation for Class
教科書第7章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁判断の種類や、正確な仲裁判断が下されるために仲裁機関はどのような工夫をしているかについて講義内容をベースに復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
仲裁判断の取消し
予習内容
Preparation for Class
教科書第8章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
仲裁判断取消し手続の特徴、仲裁判断取消事由、仲裁判断取消手続の実際について理解を深めてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
仲裁判断の承認・執行
予習内容
Preparation for Class
教科書第9章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
なぜ承認・執行が必要となるのか、そして、仲裁判断の承認・執行に関する手続がなぜ我が国では決定手続となっているのかという点に留意しつつ、承認執行拒絶事由の具体的内容の理解に務めて下さい。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
投資条約仲裁
予習内容
Preparation for Class
教科書第11章を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
投資紛争の具体的な解決方法と解決の際の基準について理解に務めて下さい。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
スポーツ仲裁
予習内容
Preparation for Class
配付資料を読んできてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
スポーツ仲裁ではどのような紛争類型があり、通常の仲裁と比べた場合どのような違いがあるのかを理解してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括2
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
国際私法や国際民事手続法に関する基礎的な知識があると良い。
教科書   Texts 谷口安平=鈴木五十三編著『国際商事仲裁の法と実務』(丸善雄松堂、2016年)
参考書   Reference Books 関戸麦『わかりやすい国際仲裁の実務』別冊NBL No.167(商事法務、2019年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業中に課す2回程度の小課題(20%)、レポート(80%)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分39秒