シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KF1026003
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 戦争と平和2
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 戦争と平和2
英字科目名
English Name of Subject
War and Peace 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 異文化を柔軟に理解する能力
知識・理解 法的知識
汎用的技能 情報伝達能力
汎用的技能 言語を用いた実践的表現力
態度・志向性 異文化理解力、発信能力、グローバルな視野
統合的な学習経験と創造的思考力 法的問題解決力、 法的基準を見いだす能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 六辻 彰二
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description 現代では国家間の戦争より、非国家主体と国家の間の「非対称の紛争」の方が広く発生している。その多くは貧困や抑圧などを背景としている。さらに、国家間の戦争と異なり戦時と平時の区別が曖昧であることからも、人々の日常に大きな影響を及ぼす。本講義では世界各地に形を変えて噴出するテロを中心に、構造的暴力がもたらす直接的暴力について学ぶ。
到達目標   Class Goals 国家間戦争と「非対称の紛争」の違い、および後者の背景について理解する。
積極的平和の観点から消極的平和を考察できるようになる。
国際ニュースなどをみて、戦争と経済、戦争と社会の関係を考えられるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
導入 ガイダンスを行い、次回以降に備える。
予習内容
Preparation for Class
シラバスに目を通して授業に臨むこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
平和と暴力の概念的整理 
テロは社会問題を背景に生まれるが、テロの蔓延は社会問題を悪化させる。この授業における主要概念である消極的平和と積極的平和、直接的暴力と構造的暴力を整理する。
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
グローバル・ジハードの誕生 
イスラーム過激派は、いつ、なぜ生まれたか。その誕生からグローバル・ジハード宣言までの顛末を、社会問題との関連を中心に取り上げる。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
9.11後の世界 
対テロ戦争は国家間戦争と何が同じで、何が異なるか。米国同時多発テロ事件をきっかけとする対テロ戦争の特異性について考察する。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
イスラーム過激派の拡散 
対テロ戦争は世界の不条理のなかから生まれてきた。イラク戦争からIS台頭までの経緯から、イスラーム過激派が各地に台頭する背景について検討する。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
貧困と紛争 
イスラーム過激派は宗教的価値観によってのみ生まれるわけではない。タリバンによるアヘン輸出などを取り上げ、テロの根源的要因としての貧困について検討する。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
テロと民主主義
民主主義はテロを抑制できるか。イラクにおけるIS台頭を事例として、紛争やテロのもう一つの根源的要因としての政治的不公正について取り上げる。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
白人テロの胎動 
欧米各国の当局は近年、白人極右によるテロをイスラーム過激派によるものと並んで安全保障上の脅威と位置づけている。白人ナショナリズムの歴史的背景を探る。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
反グローバリズムと白人テロ 
ヒト、モノ、カネが自由に移動し、競争と多様性が大前提となったグローバル時代への反動として、白人テロが増加したことを整理する。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「反社会的」からの離脱
反社会的とみなされがちだった白人極右が社会的認知を得るに至った背景と、その危険性を考える。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
国家テロの横行
テロの主体は非国家組織とは限らず、国家そのものによるテロも存在する。政治的暴力としてのテロがイスラーム圏や欧米以外の地域にも拡散する要因について考える。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
アフリカの「宗教紛争」
一般に宗教対立や民族対立と呼ばれるものが、属性が異なるが故に発生しているのではなく、政治的・経済的な利害対立を背景とする対立が属性の違いによって正当化されるに過ぎない構図を、アフリカの宗教対立を軸に検討する。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
「我々らしさ」の防衛
「文化的な違いが本質的なもので変更の余地はない」と捉える考え方が全体主義とテロに行きつきやすいことを、歴史を踏まえて解説する。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
テロの時代を生きる
テロリズムに傾きやすい考え方は、戦争を積極的に擁護する思想にも通じる。暴力を肯定するスローガンのイデオロギー性について考える。
予習内容
Preparation for Class
テキストの該当範囲を読んでおくこと。
事前にmanabaを通じて配布する講義資料を読んでおくこと。不明な単語などは調べておくこと。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義後できるだけ早いタイミングで講義資料に目を通すこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ 全体を振り返り、テロが蔓延する時代をどう生きるかを総括する。
予習内容
Preparation for Class
これまでの講義資料に目を通しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキストとこれまでの講義資料に目を通しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
講義資料の配布、小テストの提出、各種アナウンスはmanabaで行う。毎回の授業には各自で講義資料をプリントアウトあるいはダウンロードして臨むこと。
5回以上欠席した場合は試験の受験を認めない。
体調不良や電車の遅延など正当な理由が認められない限り、授業開始から20分経過後の教室の入退室は禁止する。
教科書   Texts 六辻彰二, 2022, 『終わりなき戦争紛争の100年史』, さくら舎.
参考書   Reference Books 適宜指示する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
3回の小テスト(合計30パーセント)と試験(70パーセント)で評価する。
関連URL   Related URL
備考   Notes 質問などはメールで応じるが、以下の点に注意すること。
・技術的な問題に関してはコンピューターセンターなどに問い合わせること。
・授業内でアナウンスしたことや注意事項などをその時には聞き流し、後になってただ確認するような問い合わせは控えること。近年メール対応に必要な時間が大幅に増えている。どうしても確認したい場合は授業終了後などに直接聞くこと。
・問い合わせの際は、科目名、学籍番号、氏名を明記すること。
mutsuji@mail1.meijigakuin.ac.jp
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分40秒