シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1NF3222003
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 国際開発教育論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 国際開発教育論
英字科目名
English Name of Subject
International Development Education
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 荻巣 崇世
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 本講義では、教育と社会の関係を多角的に捉え、国際教育開発の持つ様々な意味を、理論と実践の両面から考えていく。特に、現代のグローバル化する世界において、教育はどのような課題に直面しているのか、同時に、教育にはどんな役割が期待されているのかを、具体的な事例に基づいて検討していく。
本講義は前半・後半の二部構成で展開する。第一部では、広い意味で「教育」という営みを理解した上で、教育と社会の関係を捉えていく。教育学、経済学、社会学、哲学など多方面から、「教育」を「開発」することの意味について考えるとともに、国際教育開発の歴史と潮流を整理する。
第二部では、グローバル化する世界において教育が抱える様々な課題を取り上げ、これらの課題に対してこれまでどのような国際協力・国際開発が行われてきたのか、また、教育開発が現地の人々にどのような影響を及ぼしてきたのかについて、途上国に限らず日本の事例なども取り上げて具体的に見ていく。参加者の興味関心に基づき、可能な場合には各分野の専門家の話を聞く機会も設ける。
到達目標   Class Goals 本講義では、知識、批判的思考、コミュニケーション、態度・行動の4つの領域においてそれぞれ以下のような知識とスキルを身につけることを目指す。
知識:教育と社会の関係を多角的に捉え、国際教育開発の持つ様々な意味をふまえて、国際教育開発の歴史と潮流、実践上の課題や難しさを理解する。
批判的思考:世界が直面している教育課題に関心を持ち、自分自身の経験や身近な現実と結びつけて考えて説明することができる。
コミュニケーション:他者の意見を聞きながら自分のスタンスを明確にし、資料やデータを使って効果的に意見を表明できる(口頭およびレポート)。
態度・行動:授業で扱うトピックについて理解を深めたり、新しい意見や見方を学んだりするため、多様な意見を持つクラスメイトと対話し協力することができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション、シラバスと評価方法の説明
予習内容
Preparation for Class
荻巣崇世(2021)「序章:国際教育開発の国際的潮流」荻巣崇世・橋本憲幸・川口純編『国際教育開発への挑戦―これからの教育・社会・理論』東信堂(1-16頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「教育」とは何か?:教育学的考察
予習内容
Preparation for Class
北村友人(2005)「第1章:教育学からのアプローチ」黒田一雄・横関祐見子編『国際教育開発論―理論と実践』有斐閣(16-38頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
「教育」と「社会」:社会学的考察
予習内容
Preparation for Class
山田肖子(2005)「第3章:社会学からのアプローチ」黒田一雄・横関祐見子編『国際教育開発論―理論と実践』有斐閣(39-60頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
「教育」と「経済発展」:経済学的考察
予習内容
Preparation for Class
浜野隆(2016)「第1章 経済開発のための教育」小松太郎編『途上国世界の教育と開発―公正な世界を求めて』上智大学出版(11-24頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
「教育」と「開発」:教育開発の歴史と潮流
予習内容
Preparation for Class
江原裕美(2016)「第3章 内発的発展のための教育」小松太郎編『途上国世界の教育と開発―公正な世界を求めて』上智大学出版(39-52頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
「国際」と「教育」と「開発」:哲学的考察
予習内容
Preparation for Class
橋本憲幸 (2021)「第11章 教育学は国際教育開発に出会えるか」荻巣崇世・橋本憲幸・川口純編『国際教育開発への挑戦―これからの教育・社会・理論』東信堂(201-219頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
第一部振り返り
予習内容
Preparation for Class
グループワークの準備 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
現代の教育課題①:教育の格差
予習内容
Preparation for Class
「第3部:人類の成長基盤Ⅱ−教育の平等と公正」北村友人・佐藤真久・佐藤学編『SDGs時代の教育:すべての人に質の高い学びの機会を』2019年、学文社(133-188頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
現代の教育課題②:教育の質と学び
予習内容
Preparation for Class
中和渚(2021)「第8章 授業を鏡としてこれからの数学教育開発を考える」荻巣崇世・橋本憲幸・川口純編『国際教育開発への挑戦―これからの教育・社会・理論』、東信堂(155-172頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
現代の教育課題③:教育の内容と方法
予習内容
Preparation for Class
荻巣崇世(2021)「第9章 教師の実践と成長を支える「外部者」のまなざし」荻巣崇世・橋本憲幸・川口純編『国際教育開発への挑戦―これからの教育・社会・理論』、東信堂(173−188頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
現代の教育課題④:人の移動と教育
予習内容
Preparation for Class
ユネスコ(2019)『グローバルエデュケーションモニタリングレポート概要:移住、避難と教育−壁を作るのではなく、橋を架ける』(11-39頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
現代の教育課題⑤:SDGsと教育
予習内容
Preparation for Class
北村友人(2019)「SDGs時代における教育のあり方」北村友人・佐藤真久・佐藤学編『SDGs時代の教育:すべての人に質の高い学びの機会を』学文社(2-25頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
現代の教育課題⑥:教育のグローバリゼーション
予習内容
Preparation for Class
広田照幸(2016)「第1章:社会変動と教育−グローバル化の中の選択」志水宏吉編『岩波講座 教育 変革への展望2 社会の中の教育』岩波書店(13-42頁) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
全体の振り返り
予習内容
Preparation for Class
グループワークの準備 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示する課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回
予習内容
Preparation for Class
期末レポートを完成させ、提出する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
期末レポートに対するコメントを読み、学習を深める 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
PCまたはタブレットを使用する授業があるので、必要な時には持参すること。
英語の資料を使用することがある。
教科書   Texts 荻巣崇世・橋本憲幸・川口純編『国際教育開発への挑戦―これからの教育・社会・理論』、2021年、東信堂
購入することが望ましい。
参考書   Reference Books 黒田一雄・横関祐見子編『国際教育開発論―理論と実践』、2005年、有斐閣
北村友人・佐藤真久・佐藤学編『SDGs時代の教育:すべての人に質の高い学びの機会を』、2019年、学文社
購入の必要はない。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加・貢献度(授業内での課題への取り組み):30%
コメントペーパー:20%
期末レポート:50%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分41秒