授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
2110005000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
MGCHR101キリスト教の基礎A/C1011キリスト教の基礎A
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テーマ Theme |
LE/EB/SG/SW
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科目名 Name of Subject |
MGCHR101キリスト教の基礎A
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英字科目名 English Name of Subject |
Introduction to Christianity A
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
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◎
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汎用的技能
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多面的思考・判断力、コミュニケーション力
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態度・志向性
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多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
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統合的な学習経験と創造的思考力
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課題発見力
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統合的な学習経験と創造的思考力
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解決策提示力、社会参画による他者貢献
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
永野 茂洋
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
月曜2時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
キリスト教は、長く複雑な歴史の中で、信仰に関する多様な経験と理解を蓄積してきたグローバル宗教の一つです。このクラスでは、そのキリスト教の世界観、人間観、価値観とはどのようなものなのかについて学びます。そこから民族や、国籍、文化、宗教の違い超えて他者と協働し、共生していくためのヒントを見出して行こうというのがこのクラスの目的です。このクラスでは、キリスト教に対する客観的で批判的な考察態度を重視します。ただし、キリスト教の世界をただ外側から考察しただけでは客観的な考察には半分も届きません。世界の大多数の人がなぜ信仰を人間にとって最も大事なことだとしているかを知るためには、外側からではなく、人間の内面と人生に深く分け入って行かなければなりません。このクラスでは、そういう外からは見えない個人の主観的な事柄にも迫ってみたいと考えています。春学期前半は、明治時代以降の日本において宗教がどのようなものとして捉えられてきたか、また、それと比較する形で、日本が最初に受容したキリシタン時代のキリスト教について講義します。後半は、キリシタン運動に見られたキリスト教の特色をイエスの時代まで遡って見ていきます。
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到達目標 Class Goals |
大学でキリスト教を学ぶことの重要性はどういう点にあるのか。この問いに自分の言葉で応答することができるようになる。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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オリエンテーション:「キリスト教の基礎」で何を学ぶか 「キリスト教の基礎」を受講するにあたってのオリエンテーションを行います。シラバスの修正事項、授業概要、成績評価方法と基準、全般的な注意事項、授業の大きな流れと進め方、参考文献等について、確認と補足を行います。
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予習内容 Preparation for Class
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シラバスを読み、春学期の大まかな流れを確認しておいてください。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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課題提出の方法等を確認し、出された課題を作成してmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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日本の近代化と宗教(1):”religio”とキリスト教 現代日本人の宗教に対する態度、関心の持ち方の特徴、特に宗教無用論と無宗教について議論します。宗教という事柄に関して、自分たちが現在どの地点にいるかを確認します。
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予習内容 Preparation for Class
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資料として配信する矢内原忠雄『キリスト教入門』中公文庫、2012年の一部を事前に読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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課題提出の方法等を確認し、出された課題を作成してmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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日本の近代化と宗教(2):”religio”と”religion”と“宗教” 近代以前の日本の宗教と、近代以降の日本の宗教(についての見方)との違い、明治期以降の「西洋」と「東洋」という見方の枠組みの中での宗教の葛藤について議論します。
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予習内容 Preparation for Class
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近年の宗教学をめぐる議論から資料を配信するので、それに目を通しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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課題提出の方法等を確認し、出された課題を作成してmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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日本の近代化と宗教(3):明治期以降の宗教の哲学化・道徳化 明治期以降の宗教の哲学化・道徳化に対して、宗教が持っていた霊性の回復のための運動が仏教で起って行きます。そキリスト教信仰の特徴を理解するために、日本における宗教のあり方、その特徴を押さえます。
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予習内容 Preparation for Class
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近年の宗教学の議論から資料を配信するので、それに目を通しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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課題提出の方法等を確認し、出された課題を作成してmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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日本とキリスト教との最初の邂逅(1):イエズス会宣教師の渡来 ヨーロッパで起こった宗教改革に対するカトリック教会の内部改革は、キリスト教をアジア、ラテン・アメリカ世界に押し出して行きます。その時代に、日本人は初めてキリスト教と出会います。それをもたらしたイエズス会の成立とその性格、フランシスコ・ザビエルの世界観、価値観、人間観について議論します。
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予習内容 Preparation for Class
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イエズス会の成立について下調べをしておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業での議論と配信資料を参考に、フランシスコ・ザビエルの世界観、価値観、人間観の特色を整理し、まとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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日本とキリスト教との最初の邂逅(2):「キリシタン運動」の浸透 「キリシタン信仰」(日本におけるカトリック信仰)は、それまでの日本人の世界観、価値観、人間観を根本から揺さぶる経験をもたらし、日本の特に庶民層に急速に浸透拡大して、日本社会を下から変えはじめます。当時の日本の宗教風土の中で「キリシタン運動」とはどのような特色を持った宗教だったのかを議論して、近代以降の宗教のあり方との違いについて考えます。
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予習内容 Preparation for Class
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日本の戦国時代から徳川時代にかけての歴史を概観しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業での議論と配信資料を参考に、「キリシタン運動」のなかで日本の庶民がかたちづくった「信仰」がどのようなものであったかを整理しまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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日本とキリスト教との最初の邂逅(2):キリシタン弾圧と「キリシタン運動」の遺産 「キリシタン運動」は豊臣政権と徳川幕府によって徹底的に弾圧され、以後日本史の表舞台からは潰え去ります。しかし現在から振り返った時、その遺産の中に日本における宗教とキリスト教の関わりを考えるヒントが多くあることに気づきます。その遺産の一つとして、有名なキリシタン文書である『どちりなきりしたん』を読み、議論を深めます。
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予習内容 Preparation for Class
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事前配布の『どちりなきりしたん』の原文(部分)にあらかじめ目を通しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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近代日本の宗教理解の方向性と「キリシタン運動」との違いについて整理し、まとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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イエスの登場までのユダヤの歴史と信仰 この回から後半は、キリスト教信仰の出発となった古代ユダヤにおけるイエス運動について、聖書を読みながら具体的に見て行きます。この回は、その前提となった古代ユダヤ民族の歴史的経験と旧約聖書の伝統、そのおおまかな特色について、また、イエスが登場する前後の政治的出来事とユダヤ教の状況について振り返ります。
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予習内容 Preparation for Class
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『聖書』に収録されている文書とその構成を各自確認し、資料プリントに目を通しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業での議論と資料を参考に、聖書に収録されている文書の成立年代と、その時代の大まかな政治的出来事を整理しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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キリスト教のはじまり:イエスの生涯と活動(1)洗礼者ヨハネとイエス 出口の見えない過酷な被植民地状況の下で、旧約の「預言者」の系譜をひく者として登場し、洗礼運動を行った洗礼者ヨハネと、ヨハネの弟子として出発したイエスの活動との違いを、福音書の叙述から読み取り、その特色について議論します。
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予習内容 Preparation for Class
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以下の聖書箇所を読んでくる。マルコ福音書1章2〜8節、マルコ福音書6章14〜29節、マタイ福音書11章2〜15節、ルカ福音書13章1〜5節。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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洗礼者ヨハネの運動とイエス運動の違いを整理し、まとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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キリスト教のはじまり:イエスの生涯と活動(2)安息日論争と民族アイデンティティの葛藤 「イエス運動」の特色の一つは、過酷な政治状況、社会状況に置かれていた人々の悲惨を見つめながら、それに鈍感な宗教を鋭く批判した点にありました。イエスの批判活動は、イエスの死後、弟子を通して教会に継承され、教会はやがてユダヤ教から分かれて独自の歩みを強めて行きます。当時のユダヤ民族のナショナルアイデンティティに対するイエスの批判がどのようなものであったか。聖書を具体的に読みながら考察していきます。
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予習内容 Preparation for Class
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以下の聖書箇所を読んでくる。マルコ福音書2章23〜28節(安息日に麦の穂を積む)、マルコ福音書3章1〜6節(安息日に手の萎えた人を癒す)、ルカ福音書13章10〜17節(安息日に腰の曲がった婦人を癒す)。旧約聖書のレビ記11章1〜46節と申命記14章3〜21節(「清い動物と穢れた動物」)。マルコ福音書7章14〜23節。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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安息日論争に見られるイエスの姿勢とはどのようなものであったかを自分の言葉でまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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グループセッション:(テーマ)アイデンティティ 当時のユダヤ教における民族間の儀礼的遮断と、それを乗り越えようとしたイエスの生涯を踏まえて、民族間のアイデンティティの衝突を乗り越えるにはどうしたらよいかについて議論をします。
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予習内容 Preparation for Class
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ルカ福音書10章25〜37節「よきサマリヤ人のたとえ」を読んでくる。乗松雅休について調べてくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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民族アイデンティティの衝突を乗り越えるにはどうしたらよいか。セッションを踏まえて自分の考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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キリスト教のはじまり:イエスの生涯と活動(3)イエスの受難と復活 福音書に残されたイエスについての叙述やエピソードからは、イエスが当時の人々にもたらした衝撃の大きさと、彼らの信仰の自覚の深まりの様子について知ることができます。この回は、「十字架」に至るイエスの「受難」と「復活」についての福音書の叙述から、新約聖書時代の人々が、イエスの生涯と活動、そしてイエスの死という事柄にどう向き合おうとしたかを振り返り、キリスト教信仰の中核をなす「復活信仰」について考えます。
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予習内容 Preparation for Class
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マルコ福音書11章1節〜16章8節、ルカ福音書24章、コリントの信徒への手紙一15章を読んでくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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イエスの弟子たちにとって、イエスの「復活」とはどのような出来事であったか。各自自分の言葉でまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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キリスト教のはじまり:パウロにおける十字架と信仰 熱心なユダヤ教徒として、成立間もないキリスト教の迫害の先頭に立っていたサウル(パウロ)は、「十字架のイエス・キリスト」を通して、律法かイエスかという問いを突きつけられ、それまでの自分の信仰のあり方を大きく転回していきます。ガラテヤの信徒への手紙と使徒言行録の叙述を通して、パウロにとって信仰とは何であったかを見ていきます。
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予習内容 Preparation for Class
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下記の聖書箇所を読んでくる。ガラテヤの信徒への手紙1〜6章、ローマの信徒への手紙1〜6章、使徒言行録9章、13〜14章、16〜28章。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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パウロにとってキリストを「信じる」とはどういうことだったのか。自分の言葉で語ることができるようにまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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キリスト教のはじまり:福音書の信仰とイエスの誕生物語 最初の福音書であるマルコ福音書は成人後のイエスの活動の叙述から始まります。それに対して、マタイ福音書とルカ福音書はイエス誕生の物語を冒頭に置いています。ヨハネ福音書には誕生の「物語」はありませんが、イエス誕生の「意味」について冒頭で叙述しています。マタイにはマタイの、ルカにはルカの、ヨハネにはヨハネの、イエス誕生についての異なった理解があったことを押さえて行きます。
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予習内容 Preparation for Class
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マタイ福音書1章18〜25節、2章1〜12節、ルカ福音書1章1〜4節、1章26〜38節、2章1〜38節、ヨハネ福音書1章1〜18節を読んでくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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各福音書のイエス誕生の理解の違いをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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授業で使用したスライドのpdf資料をmanabaで配信するので、それを参照して学期末試験に備える。
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予習内容 Preparation for Class
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春学期の授業内容をレジュメ、自分のノート、資料プリントを用いて振り返り復習しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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pdf資料を閲覧し、内容を確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
(1)授業情報とレポート課題等はmanabaを通してお知らせします。 (2)manabaには教員に個人的に連絡を取る「個別指導(コレクション)」という機能があります。欠席の連絡、アポ、相談、質問等に使ってください。 (3)manabaのスレッドを使って担当者から授業に関する応答を求めることがありますので、必ず応答するようにしてください。 (4)『聖書』を参照します。いつでも手もとに置いて開けるようにして授業に臨んでください。 (5)出欠、遅刻、公欠の扱い等については第1回のオリエンテーションで説明します。 (6)キリスト教について学ぶのは初めてだという人が圧倒的に多いと思います。質問を大歓迎します。
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教科書 Texts |
『日本聖書協会共同訳聖書』(旧約聖書と新約聖書の両方が入っているもの)を教科書の替わりに参照します。他の日本語訳聖書を持っている者はそれを使っても構いません。
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参考書 Reference Books |
(1)矢内原忠雄『キリスト教入門』中公文庫、2012年 (2)磯前順一、タラル・アサド編『宗教を語り直す』みすず書房、2006年 (3)末木文美士編『死者と霊性–近代を問い直す』岩波新書、2021年 (4)新井献『イエスとその時代』岩波新書、1974年 (5)ドロテー・ゼレ『ナザレの人イエス』日本基督教団出版局、2014年 (6)本田哲郎『釜が崎と聖書』岩波現代文庫、2015年
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
成績評価は平常点と学期末の定期試験により評価します。 (1)平常点50%(レポートとリアクションペーパー) (2)学期末定期試験50%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月30日 13時05分06秒
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