シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 21B2008501
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name D1023哲学3
テーマ   Theme 哲学各論①
科目名   Name of Subject D1023哲学3
英字科目名
English Name of Subject
Philosophy 3
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 高木 久夫
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 火曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description どんな時代にも、宗教の教えや政治的イデオロギー、学校で教えられる通説、社会通念にひそむ前提など、それぞれの社会に固有の価値が見られます。ひろく信じられているそうした考え方と、哲学はどの様に関わるのでしょうか。春学期は古代アテナイのポリスで死に追いやられたソクラテスの思想(弟子プラトンの証言)、中世イスラーム法の権威イブン・ルシュッド(アヴェロエス)による哲学擁護の主張をとおし、この問題を考えます。信じることと知ることの区別や哲学者と大衆の関係から、哲学とは何かという難題に迫るヒントを探します。
到達目標   Class Goals 受講者が、1) 信じることと知ることの厳密な違いについて考え、2) 「無知の知」「存在と生成」「哲学と政治的活動」「推論と合意」「理性と啓示」「霊魂の不滅」などの思想史的論点について初歩的な説明ができ、3)コース終了後独力でより専門的な文献を理解できることをめざします。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
講解:「哲学とは何か?」(A. モツキン)
予習内容
Preparation for Class
不要 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
次回以降の講義で取り上げる資料・文献を指示するので、内容を確認する。講義で理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
ディスカッション:「哲学は時代の価値に忠実であるべきか?」
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ディスカッション内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
講義:声の時代から文字の時代へ
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
講義:ソクラテスはポリスにどのように関わったか
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
講義:『ソクラテスの弁明』の構成
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
講義:プラトンの伝えるソクラテスの思想 (1)「無知の自覚」
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
講義:プラトンの伝えるソクラテスの思想 (2)「永遠不変なもの」
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
講義:プラトンの伝えるソクラテスの思想 (3)「高貴な嘘」
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
ディスカッション:哲学者は国政に与るべきか(1)
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、ワークシート課題に取り組み、授業に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ディスカッション内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ディスカッション:哲学者は国政に与るべきか(2)
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、ワークシート課題に取り組み、授業に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ディスカッション内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
講義:中世世界と哲学
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
解説:『炎のアンダルシア』(1)
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
解説:『炎のアンダルシア』(2)
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
講義:イブン=ルシュドの思想「哲学はだれのためにあるか」
予習内容
Preparation for Class
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、講義に臨む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
学期ふりかえり資料(第14回授業で配付)をもちいた自主学修
予習内容
Preparation for Class
不要 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
ふりかえり資料の内容を確認し、配付した抜粋資料の全体にあらためて目を通し、その他の教材とも照合しながらノート等を整理する。 目安時間
Hours
6 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
春学期は各自『ソクラテスの弁明』を読みます。哲学が何に異議をとなえてきたかを通し、いかに我われが時代の価値に囚われているかを考えます。はじめて哲学に触れるひとにも伝わる内容を選びますが、古典は読みたくない、深く考えたくないという人には向きません。なお理解を犠牲に先を急ぐ意味のないテーマなので、授業内容を多少割愛することがあります。
教科書   Texts 講義ハンドアウト、抜粋資料などをオンライン配布します。ただし読書課題とするプラトン『ソクラテスの弁明』(多くは『クリトン』と合冊)は、各自1冊を手もとに置くこと。購入するばあい、解説の充実した三嶋輝夫訳講談社学術文庫版をすすめます。
参考書   Reference Books プラトン『国家』/イブン=ルシュド『聖法と叡智の関係を定める決定的議論』/同「『霊魂論』大註解」(『平凡社中世思想原典集成 11』)/アルイェ・モツキン「哲学とは何か——ボストン大学哲学科卒業生のための講話」(以上は抜粋を配付)/映画『炎のアンダルシア』ユースフ・シャヒーン監督
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験80%程度、提出物を含む平常点20%程度。感染状況の見通しや履修状況などにより、予告のうえ授業時間内に実施する小テストやレポートをもって定期試験の一部に代えるばあいがあります。なお、ほかの履修者の理解を助ける質問には平常点の範囲でクレジットを与えます。
関連URL   Related URL Stanford Encyclopedia of Philosophy (http://plato.stanford.edu/)
備考   Notes 多数のばあい抽選。初回授業を待たず、manabaに示す科目の最新情報を確認すること。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分46秒