授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
21B2008600
|
授業開講年度 Year of Class |
2024年度
|
授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
|
授業名称 Class Name |
MGPHI202哲学各論2/D1024哲学4
|
テーマ Theme |
哲学各論②
|
科目名 Name of Subject |
MGPHI202哲学各論2
|
英字科目名 English Name of Subject |
Advanced Study of Philosophy 2
|
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
|
知識・理解
|
現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
|
〇
|
汎用的技能
|
多面的思考・判断力、コミュニケーション力
|
◎
|
態度・志向性
|
多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
|
〇
|
統合的な学習経験と創造的思考力
|
課題発見力
|
〇
|
統合的な学習経験と創造的思考力
|
解決策提示力、社会参画による他者貢献
|
|
科目単位数 Credit |
2
|
履修期 Term |
秋学期
|
教員氏名 Name of Teacher |
高木 久夫
|
開講キャンパス Campus |
横浜
|
曜時 Day and Period |
火曜3時限(秋学期)
|
授業概要 Course Description |
どんな時代にも、政治的イデオロギー、学校で教えられる通説にひそむ前提、宗教の教えや社会通念など、それぞれの社会に固有の価値が見られます。ひろく信じられているそうした考え方と、哲学はどの様に関わってきたのでしょうか。秋学期はおもに講義形式で、超越神を否定し宗教と哲学の分離を訴えたスピノザ(17世紀)の思想と、近代的理性とリベラリズムの自己崩壊を論じたレオ・シュトラウス(20世紀)の思想を取りあげ、この問題を考えます。信じることと知ることの区別や哲学者と大衆の関係から、哲学とは何かという難題に迫るヒントを探します。
|
到達目標 Class Goals |
受講者が、1) 信じることと知ることの厳密な違いについて考え、2) 「神人同形説」「自由と必然」「理性と啓示」「啓蒙」「迫害・検閲と秘教的著述」などの思想史的論点について初歩的な説明ができ、3)コース終了後独力でより専門的な文献を理解できることをめざします。
|
授業言語 Language |
日本語
|
アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
|
授業計画 Daily Class Schedule
|
【第1回】
|
授業内容 Content/Topic
|
春学期講義「哲学各論1 (哲学3)」の振返り
|
予習内容 Preparation for Class
|
不要
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
復習内容 Review of Class
|
次回以降の講義で取り上げる資料・文献を指示するので、内容を確認する。講義で理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第2回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザとその時代 (1)「近代を拓いた世紀」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第3回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザとその時代 (2)「破門と検閲の申し子」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第4回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザ哲学の基盤 (1)「神と自然」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第5回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザ哲学の基盤 (2)「目的論の否定」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第6回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザ哲学の基盤 (3)「ひとは何に隷属するのか」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第7回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザの哲学的宗教批判 (1)「啓示テクストとは何か」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第8回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザの哲学的宗教批判 (2)「信仰と哲学の分離と一致」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第9回】
|
授業内容 Content/Topic
|
スピノザの哲学的宗教批判 (3)「哲学と大衆」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第10回】
|
授業内容 Content/Topic
|
ディスカッション:スピノザは本気で宗教の教えを認めたか
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、ワークシート課題に取り組み、授業に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
ディスカッション内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第11回】
|
授業内容 Content/Topic
|
レオ・シュトラウスとその時代
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第12回】
|
授業内容 Content/Topic
|
レオ・シュトラウスの思想 「迫害と著述の技法」
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第13回】
|
授業内容 Content/Topic
|
ディスカッション:哲学と時代の価値(1)
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を理解できるまで読み、講義に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
講義内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第14回】
|
授業内容 Content/Topic
|
ディスカッション:哲学と時代の価値(2)
|
予習内容 Preparation for Class
|
指定された資料・文献を、理解できるまで読み、ワークシート課題に取り組み、授業に臨む。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
ディスカッション内容を整理し、理解の難しかった点を資料や文献で確認し、必要に応じ質問を準備する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第15回】
|
授業内容 Content/Topic
|
学期ふりかえり資料(第14回授業で配付)をもちいた自主学修
|
予習内容 Preparation for Class
|
不要
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
復習内容 Review of Class
|
ふりかえり資料の内容を確認し、配付した抜粋資料の全体にあらためて目を通し、その他の教材とも照合しながらノート等を整理する。
|
目安時間 Hours
|
6 時間
|
授業に関する注意事項 Remarks for Class |
秋学期は各自スピノザとシュトラウスの抜粋を読みます。哲学が何に異議をとなえてきたかを通し、いかに我われが現代の価値に囚われているかを考えます。哲学に初めてふれる履修者にも伝わる内容を心がけますが、古典は読みたくない、深く考えたくない、要領よく単位を取りたい、という人には向きません。理解を犠牲に先を急ぐ意味のないテーマなので、授業内容を多少割愛することがあります。
|
教科書 Texts |
講義ハンドアウト、抜粋資料などをオンライン配布します。ただし、おもにとりあげるスピノザ『エチカ』は、各自手もとに置くことことを薦めます(購入のばあい畠中訳岩波文庫版または工藤+齊藤訳中公クラシックス版を薦めます)。
|
参考書 Reference Books |
スピノザ『神学政治論』/レオ・シュトラウス「『スピノザの宗教批判』英訳版への序文」「一般教養教育とは何か」『迫害と著述の技法』(以上抜粋配付)/工藤喜作『スピノザ』(清水書院)/上野修『スピノザ「神学政治論」を読む』(ちくま学芸文庫)/吉田量彦『スピノザ——人間の自由の哲学』(講談社現代新書)
|
課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
|
課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
|
成績評価の基準 Evaluation Criteria |
定期試験80%程度、提出物を含む平常点20%程度。感染状況の見通しや履修状況などにより、予告のうえ授業時間内に実施する小テストやレポートをもって定期試験の一部に代えるばあいがあります。なお、ほかの履修者の理解を助ける質問には平常点の範囲でクレジットを与えます。
|
関連URL Related URL |
|
備考 Notes |
多数のばあい抽選。初回授業を待たず、manaba上のこの科目の最新情報を確認すること。
|
添付ファイルの注意事項 Notice |
|
更新日時 Date of Update |
2024年02月22日 22時03分37秒
|