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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 21B3003000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGETH201倫理学各論1/D1033倫理学3
テーマ   Theme 功利主義とカント倫理学
科目名   Name of Subject MGETH201倫理学各論1
英字科目名
English Name of Subject
Advanced Study of Ethics 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 清水 明美
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 水曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 倫理学というのはどういうものかを概観した後、「功利主義」の思想とカント倫理学を中心に倫理学で用いられる代表的な思考方法を学びます。みなさんは友達や親子といった日常的な人間関係から、進路の決定、社会人としての決断に至るまで、常に「よい・わるい」を考え、また考えることを要求されています。この授業では今まで無意識に行われてきた決断の底に何があるのか、どのような思考法を用いることができるのかを理解します。それによって人生の問題を深く、強く考えるツールを身につけることができます。授業は思想家の言葉を解説しながら行います。
到達目標   Class Goals 生命の尊さや、環境の保護、地球市民としての責任といった、現代の「応用倫理学」領域で使用されている主要な方法論が生まれた時代背景と真の意義を説明できる。それとともに、一人の人間として、また社会や世界の構成員として、深い問題分析と合理的な決断を実践できる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
あなたと倫理学との関係を考えるためのストーリー
予習内容
Preparation for Class
倫理学と人間の幸せとの関係について考えておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
プリントのストーリーに自分ならどう答えるか書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
倫理学とは何か……「倫理学」ということば(語源・訳語の意義)
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んで、知らない言葉をリストアップしておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自分の持っていた「倫理学」のイメージと授業内容の共通点や相違点をまとめて書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
倫理学のはじまり(西洋倫理学のはじまり)
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んで、知らない言葉をリストアップしておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
倫理学と哲学との関係を整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
倫理学と他の文化活動(倫理学と法律・宗教)
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
倫理学と法律、倫理学と宗教との関係をまとめて書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
功利主義の理論……功利主義の歴史的・文化的背景
予習内容
Preparation for Class
イギリスの産業革命とその後の展開についてインターネットで調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
産業革命後のイギリス社会の変化についてまとめて書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ベンサムの「功利性の原理」
予習内容
Preparation for Class
ベンサムの生涯や思想についてインターネットで調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ベンサムの功利性の原理についてまとめて書いておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
ベンサムの快楽計算とその問題点
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ベンサムの快楽計算の手順をまとめて書いておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
ミルの質的功利主義とその時代背景
予習内容
Preparation for Class
ミルの生涯や著作をインターネットで調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ミルの生涯と著作についてまとめて書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
ミルの「尊敬の感覚」
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ミルの「尊敬の感覚」についてまとめ、ベンサムとの関連性を考えてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
質的功利主義の実践と後世への影響
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自らの思想の実践についてミルがどのように考えていたかを書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
内面の倫理と規範……カントの道徳哲学の時代的背景
予習内容
Preparation for Class
カントの生涯と著作をインターネットで調べておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
カント倫理学の背景にある各国の思想を整理して書いておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
カントの善意志……カントによる「道徳的意識」の分析
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
わたしたちの持つ道徳観のなかにカントが見出したことをまとめて書きましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
カントの定言命法……私たちの良心の中にある規範
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
カントの定言命法のそれぞれの特性を整理して書いておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
良心ある人格の尊厳と、生物自然に対する責任
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
人格の尊厳と法律に定められている権利との関係を整理して書いておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
課題提出と総括
予習内容
Preparation for Class
自分の提出した小レポートやフィードバックを確認しておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
後日、論述問題の解き方のヒントをmanabaにアップするので、自分の解答を振り返って見ておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
毎回の講義の簡単な要約(400字程度)を書いた小レポートをmanabaに提出しましょう。また、授業に対する感想や質問を授業中に配布するリアクションペーパーに書いてみましょう。次回に多かった意見や重要な疑問を紹介し、考えるヒントをフィードバックします。
教科書   Texts 様々な思想家の著作の抜粋(翻訳)を配布します。
参考書   Reference Books 『入門講義 倫理学の視座』 新田孝彦 世界思想社
その他授業中に必要に応じて紹介します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
平常点(毎回の小レポートによる)60%、学期末課題(授業で取り上げた思想の理解と考察)40%。平常点は授業の小レポートの数が授業回数の3分の2以上ある人に付与します。小レポートの内容は、出題の趣旨に沿っている限り、優劣の評価はしませんので、それぞれができる範囲で書いてください。
期末レポートの課題は最後の授業で公開します。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 18時52分58秒