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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 21B3004000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGETH202倫理学各論2/D1034倫理学4
テーマ   Theme 生命の倫理
科目名   Name of Subject MGETH202倫理学各論2
英字科目名
English Name of Subject
Advanced Study of Ethics 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 清水 明美
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 水曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description いのちとはなにか」という問いは、人間がだれしも、人生の様々なステージで出会う、根本的な問いです。さらに生命を操作する力を得た科学はこの問いにより先鋭な疑問を投げかけるようになりました。「命は尊い」ということは誰もが理解していますが、現実の生活の中で我々はこの命に序列をつけながら生きています。この授業では「命の尊さ」を考えるための多様なデータやものの考え方を学びます。
到達目標   Class Goals 我々の誕生から死までの様々なライフステージで、自分や自分のまわりにある生命(受精卵、胎児、植物状態の方、脳死患者、食用動物、実験用動物)の生死に直面して、深くしっかりと考えるのに十分な知識を得る。また、1人の消費者として、1人の地球市民としてその知識を応用することができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション……「命あるものと私」に関する倫理的問題考えるためのストーリー
予習内容
Preparation for Class
生と死の区切りを日頃からどのように考えているか自分の考えを整理すしてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
プリントのストーリーに自分ならどのように答えるか書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
脳死と臓器移植……日本における脳死のとらえ方、新しい臓器移植法、ドナーカード
予習内容
Preparation for Class
臓器移植ネットワークのホームページでドナー登録について調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
臓器提供について知っていたこと、知らなかったことをまとめてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
旧臓器移植法の成立と、日本における臓器移植の歴史
予習内容
Preparation for Class
臓器移植ネットワークのホームページで日本における臓器移植の歴史を調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
臓器移植にかんする様々な立場に対して自分の意見を書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
あたらしい臓器移植法の成立過程と内容
予習内容
Preparation for Class
インターネットで新臓器移植法の成立過程を調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
新旧の臓器移植法の内容を整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
各国にあける臓器移植の現状
予習内容
Preparation for Class
臓器移植ネットワークのホームページで各国の臓器移植事情を調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
日本以外の国の移植医療がどのように行われているか整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
出生前診断と人工妊娠中絶の歴史
予習内容
Preparation for Class
様々な出生前診断の方法を調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自分が重度の障碍児の親となったときに悩むこと、援助してほしいことを整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「生きる権利」にかんする議論……マイケル・トゥーリーのパーソン論
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
トゥーリーが『嬰児は人格を持つか』を書いた経緯を論文を読んでまとめてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
トゥーリーのパーソン論の問題点
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
トゥーリーが生存権を認める条件を整理し、それに対して自分がどう考えるか書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「生きる権利」にかんする議論……エンゲルハートのパーソン論
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
トゥーリーとエンゲルハートのパーソン論の相違点、類似点を整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「動物の権利」を考える……ピーター・シンガーの『動物の解放』
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
シンガーの主張を簡単にまとめてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
シンガーの時代の畜産現場・動物実験とベジタリアンという戦略
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
畜産・動物実験の良い点・悪い点を整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
動物実験の倫理
予習内容
Preparation for Class
私たちの周りでどのような動物実験が行われているかインターネットで調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
動物実験による動物の苦痛を具体的に減らせるアクションをリストアップして書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
日本における動物愛護法の歴史
予習内容
Preparation for Class
環境省のホームページで動物愛護法について調べてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
動物愛護法について新たに学んだことを整理して書いてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
トム・レーガンの『動物の権利』
予習内容
Preparation for Class
配布されたプリントを読んでおきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
トム・レーガンの主張をまとめ、シンガーとの共通点や相違点を考えてみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
課題提出と総括
予習内容
Preparation for Class
自分が提出した小レポートとそれに対するフィードバックを見直しておきましょう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
後日、manabaに学期末課題の解説をアップしますので、自分の解答を振り返ってみましょう。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
毎回の講義の簡単なまとめ(400字程度)を書いた小レポートをmanabaに提出しましょう。また授業に対する質問や意見を授業中配布するリアクションペーパーに書いて提出しましょう。多かった疑問や重要な疑問に対する考え方を翌週フィードバックします。
特別な許可を受けた学生以外、授業の録音・録画はしないでください。
教科書   Texts 命に関するデータや倫理学者の論文の抜粋を資料として配布します。
参考書   Reference Books 『バイオエシックスの基礎』エンゲルハート他 東海大学出版会
『動物からの倫理学入門』伊勢田哲治 名古屋大学出版会 ほか読んでほしい資料は適宜紹介します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
平常点(毎回の小レポートによる)60%、学期末課題(授業で取り上げたデータや思想の理解と考察)40%。平常点は授業の小レポートの数が授業回数の3分の2以上ある人に付与します。小レポートの内容は、出題の趣旨に沿っている限り、優劣の評価はしませんので、それぞれができる範囲で書いてください。
期末レポートの課題は最後の授業で公開します。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 20時37分24秒