授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
21B6008001
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
D1062心理学2
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テーマ Theme |
心理学入門②
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科目名 Name of Subject |
D1062心理学2
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英字科目名 English Name of Subject |
Psychology 2
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
秋学期
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教員氏名 Name of Teacher |
呉 永美
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
金曜3時限(秋学期)
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授業概要 Course Description |
心理学とは、目で見ることができない心の働きについて科学的な手法を取り入れて解明していく学問である。すなわち、仮説を立てその検証を行うことで心のメカニズムを明らかにしていく。この授業では、目に見えない人の心の働きをどのようにとらえ、これまで何が明らかになったのか学んでいく。秋学期は心理学のさまざまな領域の中でも「動機付け」、「情動」、「発達」、「知能」、「性格」、「対人認知」について学習する。
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到達目標 Class Goals |
・心理学では人間の心をどう捉え,心のメカニズムをどのように解明しようとしたのか理解できる。 ・我々が日常的に経験する様々な行動(「ある行動に取り掛かる意欲・動機づけ」、「感情の生起とその特徴」、「発達初期から見られる気質・社会性・知的水準の特徴と発達的な変化」、「知的能力」、「他者に対する印象形成」「社会的な印象形成における様々なバイアス」)の原因やメカニズムが理解できる。 ・学習した知識をもとに人間の普遍的な行動パターンを理解し、自分自身と他者に対する理解が深まる
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング非対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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オリエンテーション
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予習内容 Preparation for Class
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シラバスを読み、半期行う授業の全体像をつかむ。教科書(「心理学」、有斐閣、2018)があれば目を通しておくことをお勧めする(指定教科書が手元にない場合は、他の心理学概論や心理学入門書でもいいのでシラバスを確認して関連のある章を中心に読んでおく)。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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次回の授業まで、今まで心理学について受講者自身が思っていたイメージと授業で取り上げた内容との間に共通しているところは何か、意外だと思ったところは何かについて考えてくること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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動機づけ(1)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第9章「動機づけ」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 マズロの欲求階層説の中身(種類、どういう基準に基づいて分類したか、ホメオスタシス性のある欲求とは何か)を説明できるか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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動機づけ(2)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第9章「動機づけ」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 内発的動機づけと外発的動機付けを区別して説明できるか、自ら取り掛かっていた活動にご褒美が与えられた場合次に予想されるのは何か・なぜそうなるのか確認する。ワイナーの原因帰属理論に基づいて最も学習意欲が高くなるのは何か確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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情動(1)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第8章「情動」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 基本情動とは何か、情動の仕組みは異なる国や文化間でどう異なるのか、情動は発達と共にどう変化するのか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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情動(2)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第8章「情動」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 情動が生起するメカニズムに関する理論には身体の反応を重視する見解と、認知的な解釈を重視する見解がある。各理論の特徴を説明できるか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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発達(1)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第11章「発達の基礎となるもの」を読んでおく。 特に「気質とは何か」について各自調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 知的機能における発達過程を説明する理論には多くの専門用語が登場する。授業中に紹介された専門用語を見て自分で説明できるのか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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発達(2)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第12章「認知と社会性の多面的な発達」を読んでおく。 特に「愛着(アタッチメント)」について各自調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業中に紹介された専門用語を見て自分で説明できるのか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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発達(3)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第12章「認知と社会性の多面的な発達」を読んでおく。 「ピアジェの認知発達」について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業中に紹介された専門用語を見て自分で説明できるのか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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知能(1)
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予習内容 Preparation for Class
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知能とは何か。これまで歴史の中で知能というのはどのように扱われてきたのか調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 最初の知能検査からその後の知能検査の流れについて理解しているか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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知能(2)
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予習内容 Preparation for Class
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現代における知能の捉え方の特徴について、「フリン効果」について調べておく。 「知的能力における遺伝の影響と環境(育ち)の影響」について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 「知能」についての伝統的なとらえ方と現代的なとらえ方はどう異なるか確認する。 知能と遺伝との関係はこれまでどう研究されてきたか把握する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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性格(1)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第10章「性格」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 性格研究に関する「類型論」とは何か「特性論」とは何か把握する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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性格(2)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第10章「性格」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 性格研究はどのような方法があり、どう行われるのか確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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社会的認知(1)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第14章「社会的認知」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 人は初対面の人の印象をどのような原理でとらえているのか理解する。印象形成における「カテゴリー依存処理」と「ピースミル処理」とは何か確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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社会的認知(2)
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の第14章「社会的認知」を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 対人認知に歪みを与える原因は何か確認する。「帰属バイアス」「ステレオタイプ」「社会的偏見」とは何か確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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授業の振り返りと総括 まとめ資料を掲載する予定。資料の問題提議に対して受講生が回答するつもりで自主学修を行う。
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予習内容 Preparation for Class
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これまで授業で取り上げたテーマを詳細な内容の理解に留まらず、研究の流れ、時代の影響などを意識して広い視野で理解するつもりで教科書と授業資料を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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個々の知識習得のレベルに留まらず深い理解ができているか自らが判断し、不明なところは教科書、授業資料を通して確認する。関連ある内容なら領域(テーマ)が違っていても関係づけて理解し、ノートを整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
事前にmanabaに授業ファイルを掲載するので、受講生は事前にダウンロードして印刷したものを各自用意すること(※印刷時に「配布資料」を選択すると1枚に複数のスライドを印刷できる。例えば6枚のスライドを紙1枚に印刷して受講すると、授業中の説明を紙に書き足せるのでノート代わりにできる)。 掲載する授業ファイルには空欄があるので受講者は授業で適切な内容を書き込む必要がある。
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教科書 Texts |
「心理学」(2018) 無藤隆,遠藤 由美,玉瀬 耕治,森 敏昭著 有斐閣 指定教科書以外の心理学入門に関する本を持っている場合は手持ちの本の目次を見て購入するかどうか各自判断していい。授業ではテーマによっては教科書にない内容を取り上げることがある。
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参考書 Reference Books |
「Arkinson & Hilgard's Introduction to Psychology 15th Edition」 (2009), Nolen-Hoeksema, Cengage Learning
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
授業の平常点(30%)+定期試験(70%)
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
※単位取得を希望する受講者は初回授業に参加することを勧める ※授業は計画に沿って進みますが,場合によっては変更することがありうる。
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月19日 15時00分46秒
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