授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
21B6015500
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
MGPSY202心理学各論2/D1064心理学4
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テーマ Theme |
認知心理学
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科目名 Name of Subject |
MGPSY202心理学各論2
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英字科目名 English Name of Subject |
Advanced Study of Psychology 2
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
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〇
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汎用的技能
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多面的思考・判断力、コミュニケーション力
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◎
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態度・志向性
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多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
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統合的な学習経験と創造的思考力
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課題発見力
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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解決策提示力、社会参画による他者貢献
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
呉 永美
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
金曜2時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
現代社会でよく耳にする「AI」とは機械に人間ような知能をもたせる技術のことで、人間の知的な活動に似せた技術開発を目指す。一方、人間の知的活動は機械には真似できない独特な側面をもつことも少なくない。この授業では、人が高次の知的な活動にとりかかるとき、頭の中で何が起き、どのように行われるのかについて心理学的な知識を習得する。現代の認知心理学では人の頭の働きをコンピュータに見立て一種の情報処理システムとしてとらえることが多い。その一方で人は入力された情報をそのまま保存する機械とは異なり,情報を能動的に意味づけて保持する。このような人間特有の認知的特徴について心理学的視点から学ぶ。具体的には「何かを覚えること(記憶)」「物事や文章などを深く理解すること(理解)」「何か解決すべき問題を解決すること(問題解決)」「物事を論理的に考えること(推論)」について学ぶ。
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到達目標 Class Goals |
・認知心理学の知識を用いて日常で生じる問題場面でより効果的に解決できる。 ・人の知的な働きに関わる知識を習得し、それをもとに自分と他者の行動を理解することができる。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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オリエンテーション
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予習内容 Preparation for Class
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教科書の「はじめに」、「目次」を読み、本授業の全体像を受講者自ら掴む。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業中にあった専門用語を理解しているか確認する。専門用語を見て説明できなければ再度授業ファイルと教科書の内容を確認する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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より良く覚えるためにはどうすればよいか:記憶の仕組み
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.1-20を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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「イヌ」って何?:知識の構造
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.25-41を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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「ショックな出来事はよく覚えている」は本当か?:出来事や経験の記憶
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.43-59を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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言葉を使うとはどういうことか:言語の発達と役割
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.61-72を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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「読書百遍意自ら通ず」?:文章理解の認知過程
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.81-98を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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上手に料理を作るには:問題解決
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.103-119を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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未知の世界を理解する:類推
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.123-138を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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みんなでやればうまくいく?:協同の効果
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.143-160を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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論理的に考えるとはどういうことか:分析的推論と拡張的推論
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.165-183を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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原因を正しく見つけることの難しさ:因果推論と認知的バイアス
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.189-205を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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今日は傘が必要か:リスクの認知と意識決定
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予習内容 Preparation for Class
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教科書p.211-224を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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発達的な視点からみた認知心理学①発達初期の子どもの知的な能力と可能性 学習の始まりー赤ちゃんはどのように知識を創るのか
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予習内容 Preparation for Class
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関連資料を事前にmanabaに掲載するので読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 授業を通して理解が深まった内容は何か、日常経験と関連づけて感じたものをノート(または授業の印刷物)に書く。専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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発達的な視点からみた認知心理学②発達初期の子どもの知的な能力と可能性 概念発達と概念変化を中心に
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予習内容 Preparation for Class
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関連資料を事前にmanabaに掲載するので読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業ファイルの空欄に入るキーワードを漏れなく書き込んだのか確認する。 これまでの授業内容を中心に認知心理学の全体像をどのように理解しているのか確認するつもりで復習する。授業を通して理解が深まった内容、専門用語の理解などを中心に復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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半期の授業内容の総括
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予習内容 Preparation for Class
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まとめ資料を掲載する予定。資料の問題提議に対して受講生が回答するつもりで自主学修を行う。 これまで授業で取り上げたテーマを詳細な内容の理解に留まらず、研究の流れ、時代の影響などを意識して広い視野で理解するつもりで教科書と授業資料を読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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個々の知識習得のレベルに留まらず深い理解ができているか自らが判断し、不明なところは教科書、授業資料を通して確認する。関連ある内容なら領域(テーマ)が違っていても関係づけて理解し、ノートを整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
事前にmanabaに授業ファイルを掲載するので、受講生は事前にダウンロードして印刷したものを各自用意すること(※印刷時に「配布資料」を選択すると1枚に複数のスライドを印刷できる。例えば6枚のスライドを紙1枚に印刷して受講すると、授業中の説明を紙に書き足せるのでノート代わりにできる)。
掲載する授業ファイルには空欄があるので受講者は授業で適切な内容を書き込む必要がある。
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教科書 Texts |
『認知心理学の視点』,犬塚美輪(2018),サイエンス社 ※授業は指定した教科書に沿って進む予定なので購入を勧める。
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参考書 Reference Books |
『新訂 認知過程研究-知識の獲得とその利用』,稲垣佳代子・鈴木宏昭・大浦容子(2007),日本放送出版協会
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
授業の平常点(30%)+定期試験(70%)
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関連URL Related URL |
必要に応じて授業の中で紹介する。
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備考 Notes |
※大学で心理学授業の受講経験があると理解しやすい。 シラバスの内容は今後の社会的状況によって変更される可能性がある。
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月16日 18時50分38秒
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