シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 21C1030000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGJPL101日本文学概論1/D1097日本文学7
テーマ   Theme 日本近代文学とは何か①
科目名   Name of Subject MGJPL101日本文学概論1
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Japanese Literature 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 篠崎 美生子
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 金曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description この授業は、中高の国語教科書に掲載されることも多い日本近代小説の「名作」を通じて、今日の日本社会に流通する「常識」を問い直すものである。文学的教養を身につけるだけでなく、文字情報を疑いながら処理する高度なメディアリテラシーを身につけるための授業と考えてほしい。
到達目標   Class Goals 1.日本近代小説の「名作」を読む。
2.従来の解釈を知るとともに、それがどのような「常識」の再生産を促してきたか理解する。
3.手がかりを探して情報を疑う技術を身につける。
4.自ら「名作」の新しい解釈を試みる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス(この授業のルール、アカデミックライティングの基礎の基礎を含む。)
イントロダクションー小説は単なる娯楽か、それとも炭鉱のカナリアかー
予習内容
Preparation for Class
中学、高校の国語の授業で、どのような小説について学んだか、またそれについてどのような印象を持ったかを思い出し、メモしておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
小説の解釈を通じて「常識」を問い直すとはどういうことか、再考する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
太宰治「走れメロス」-だれのために走るのか-①
予習内容
Preparation for Class
「走れメロス」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
従来の「走れメロス」像と授業での説明に、どのような違いがあったかを確認しておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
太宰治「走れメロス」-だれのために走るのか-②
予習内容
Preparation for Class
「走れメロス」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
あらゆる情報は編集を経て語られたものであることを確認しておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
中島敦「山月記」ー人間性がなければ虎になるのかー①
予習内容
Preparation for Class
「山月記」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
従来の「山月記」像と授業での説明に、どのような違いがあったかを確認しておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
中島敦「山月記」ー人間性がなければ虎になるのかー②
予習内容
Preparation for Class
「山月記」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
三人称の語りが、どのようにして李徴の一人称の語りに介入しているかを理解しておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
芥川龍之介「羅生門」ーなぜ引剥ぎされるのは老婆なのかー①
予習内容
Preparation for Class
「羅生門」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
従来の「羅生門」像と授業での説明に、どのような違いがあったかを確認しておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
芥川龍之介「羅生門」-なぜ引剥ぎされるのは老婆なのか-②
予習内容
Preparation for Class
「羅生門」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
なぜ、高齢女性が暴力にさらされる物語に読者が抵抗を感じにくいのか考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
語りのバイアス
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を確認しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「走れメロス」「山月記」「羅生門」のそれぞれの三人称の語りが、誰に味方するものであるかを考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
夏目漱石「こころ」-お嬢さんはどこにいるのか-①
予習内容
Preparation for Class
「こころ」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「こころ」の構成を十分に理解する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
夏目漱石「こころ」-お嬢さんはどこにいるのか-②
予習内容
Preparation for Class
「こころ」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「先生」と「私」の語りの中で、「お嬢さん(奥さん)」の像がどうつくられているかを考える 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
樋口一葉「たけくらべ」-この語り手はだれの味方か-➀
予習内容
Preparation for Class
「たけくらべ」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「たけくらべ」のあらすじを十分に理解する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
樋口一葉「たけくらべ」-この語り手はだれの味方か-②
予習内容
Preparation for Class
「たけくらべ」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
祭りの喧嘩の場面で、語り手も他の登場人鬱も美登利の味方をしないのはなぜかを考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
樋口一葉「たけくらべ」-この語り手はだれの味方か-③
予習内容
Preparation for Class
「たけくらべ」及び資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この小説の語り手がどのような社会的立場にあるかを想像してみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
国語教育の生命主義ー「国語」のモードはいつ決まったのかー
予習内容
Preparation for Class
「国語」の教科書にどのような文学テクストが掲載されがちかを考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「作者の意図を読む」方法になぜ限界があるかを考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容から、「語り」に注目した解釈の方法がどのようなものであるかをふりかえる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講生の意見も参考にしながら、自分の意見をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・予習が必要な教材は、配布するかmanabaにアップする。
・リアクションペーパーやミニレポートにおいて、一度でも、わずかでも剽窃があった場合には、すべての課題を0点とし、単位を認めない。剽窃とは何かについては、初回の授業で説明するので、必ず出席して聴くこと。
教科書   Texts 使用しない。
参考書   Reference Books 授業中に紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・課題型リアクションペーパー 30% / 小テスト 50% /ミニレポート20%
・一度でも剽窃があった場合には、すべての課題を0点とし、単位を認めない。
関連URL   Related URL
備考   Notes やる気のある人の受講を求めます。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 22時58分00秒