シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 21C4002001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name D1126日本文化論6
テーマ   Theme 近代文学のメディア戦略②
科目名   Name of Subject D1126日本文化論6
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Japanese Studies 6
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 石月 麻由子
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 月曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 本講義では、日本近代(主に1920-30年代)の文学界にとって「映画」という新しいメディア/ジャンルがどのような意味を持ち受容されたのか、その歴史的な経緯と文化的な影響関係について学ぶ。具体的には、映画に触発された文芸作家が自らの存在意義を問いつつ、表現の可能性やダイナミックな相互作用を模索した様相を概観する。さらに、アダプテーションの観点から文学と映画におけるメディアの相同性および差異について再検討する。
授業では、その日のテーマと関連する話題について周囲と話し合う〈ワーク・セッション〉、および毎授業終了時にその日の授業の理解度をはかるリフレクションシートの提出が求められる。
到達目標   Class Goals 1.近代日本において映画が流通し受容される過程を、社会的・文化的な側面から捉えなおすことができる。
2.文学および映画のメディアの特質、その相同性と差異について説明することができる。
3.授業で得た知見や周囲との議論をふまえ、既存のメディアと新しいメディアがせめぎ合う状況を俯瞰的に考察することができる。
4.自明視されてきた事象を問い直し、新しい視座に立つことができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
授業ガイダンスや自己紹介
授業導入のためのイントロダクション的講義1:「みる」とは?
予習内容
Preparation for Class
シラバスを熟読し、確認事項や疑問点を洗い出しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ガイダンスプリントに目を通し、授業の概要・進め方・評価方法・諸注意などを再確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
プレ映画時代:movieへの憧れ
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
「活動写真」の輸入~定着まで
映画(体験)の特質/活動写真館という〈場〉:文学者の活動写真「体験」
ワーク・セッション/リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
谷崎潤一郎の映画批評(1):「活動写真」への期待と不満
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
谷崎潤一郎の映画批評(2):「活動写真」への期待と不満
活動弁士という両義的な存在(1):娯楽と芸術の狭間で
ワーク・セッション/リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
活動弁士という両義的な存在(2):二つの無声映画を見比べる
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「活動写真」から「映画」へ:文学者たちの驚嘆/文学と映画の新局面
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
文学と映画の交錯(1):文学者たちの危機感/文学と映画の相同性と差異①
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
文学と映画の交錯(2):文学と映画の相同性と差異②
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
文学と映画の交錯(3):文学者による映画的想像力の発露
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
文芸映画の意義(1):メディアミックスの効果
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
文芸映画の意義(2):原作と脚本のあいだ(アダプテーションの可能性)
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
映画に魅せられた作家たち(1):谷崎・川端・三島
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
映画に魅せられた作家たち(2):谷崎・川端・三島
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回(前半)
これまでの授業内容を振り返り、総括レポート取り組みへの糸口とする。
動画(オンデマンド)または資料を配信。
予習内容
Preparation for Class
総括レポートの構想を練り、ハンドアウトを作成する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
加筆修正を加え、総括レポートを完成させる。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・社会情勢、履修者数・履修者の関心・進度に応じて内容や構成を変更する場合がある。
・授業資料(スライド・参考資料等)はmanabaに授業日前日に配信する。各自任意の方法で準備をし授業に臨むこと。
・授業の無断録画・録音、授業資料をSNS等へ公開してはならない。必要な事情がある場合には担当教員に相談すること。
・授業では近代の文学作品や史料を扱うこともあるため、ある程度の日本語の習熟度が求められる(帰国生・留学生は相談して下さい)。
・サイレント映画や文芸映画を鑑賞するなど、授業のテーマに対する積極的姿勢を歓迎する。
教科書   Texts 指定の教科書はない。
参考書   Reference Books ・村山匡一郎『映画史を学ぶクリティカルワーズ』(2013年,フィルムアート社)
・永嶺重敏『怪盗ジゴマと活動写真の時代』(2006年,新潮新書172)
・白百合女子大学言語・文学研究センター編『映画と文学』(2010年, 弘学社)
※その他、必要に応じてmanabaのコンテンツ内で随時紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
履修者の人数や希望によっては、フィードバックの方法やタイミングを変更する場合がある。
※レポートの中から高得点(低得点)に共通しているポイントを解説し、履修者全体に向けて講評するかたちをとる。希望者には学期内にコメントをつけて返却する。
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度(30%)+授業期間中の1回の中間レポート(30%)+総括レポート(40%)
※授業参加度は、毎授業後に提出するリフレクションシート等を以て算出する。
※中間レポートと総括レポートの提出は必須。
関連URL   Related URL ・国立映画アーカイブ https://www.nfaj.go.jp/
・ジャパンアーカイブス https://jaa2100.org/index.html
・映画史探訪 http://www5f.biglobe.ne.jp/~st_octopus/MOVIE/MOVIEINDEX.htm
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分46秒