授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
21D2003000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
MGSOC111文化とメディアの社会学入門1/D1223社会学3
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テーマ Theme |
組織・集団・ネットワーク①
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科目名 Name of Subject |
MGSOC111文化とメディアの社会学入門1
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英字科目名 English Name of Subject |
Introduction to Culture and Media in Sociology 1
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
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汎用的技能
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多面的思考・判断力、コミュニケーション力
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◎
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態度・志向性
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多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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課題発見力
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統合的な学習経験と創造的思考力
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解決策提示力、社会参画による他者貢献
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
永田 大輔
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
木曜5時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
文化的なコンテンツの消費に着目し、それを可能にする社会構造についてマスコミ研究や文化産業論との関連について論じる。特にある特定の歴史的・社会的文脈の中で人々の嗜好や価値観、さらには消費行動、そしてその帰結としてのトライブ文化が形成されていくメカニズムについてアニメ文化を事例に論ずる。
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到達目標 Class Goals |
ある特定のコンテンツがメディアを介して社会的に流通していくうえで、その背景にある産業構造や社会システムのあり方・言説のあり方を理解することにある。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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視点としての文化産業論:本講義の視点の一つである文化産業論の特徴を娯楽・産業・メディアに焦点化して議論する。
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予習内容 Preparation for Class
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テキストの序章前半についてあらかじめ読んでおく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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テキストの序章の復習と関連文献の読解や映像の視聴
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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アニメと文化産業:文化産業の中でもアニメ産業にはどのような特徴があるのかを隣接する産業との関係から描き出す。
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予習内容 Preparation for Class
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テキストの序章の後半についてあらかじめ読んでくること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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テキストを読み返すとともに関連した議論や論文について読んでおくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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アニメ産業とキャラクター文化について議論する。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト13章について読んでくること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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テキストを読み返すとともに関連した議論や論文について読んでおくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業と趣味・娯楽(1):娯楽を学術的に論じるうえで重要な視点であるファンについてその学術的な研究の来歴について概説する。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト2章について該当章を可能であれば事前に読んでくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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論文と関連するレビュー論文を読む
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業と趣味・娯楽(2):マンガ・アニメ等について我々は日常的に語っているが「語ること」が学術的にどのように位置づけられるか概説する。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト1章について該当章を可能であれば事前に読んでくる
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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章の著者の執筆した関連論文を読む
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業と趣味・娯楽(3):ファンであるとはどのようなことであるのかを、「ファンを続けること」「ファンになること」に着目して論じる。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト3章・4章について該当章を可能であれば事前に読んでくる
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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章の著者の執筆した関連論文を読む
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業の産業性(1):文化が産業であることは同時に政治とも強くかかわるものであることを意味する。まずここでは戦争と文化産業の関係について論じる。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト7章について該当章を可能であれば事前に読んでくること
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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テキストに関連して実際に行政文書を読んでみること
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業の産業性(2):アニメにはどのような産業的な論点が今日あるのかについて概説する。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト8章について可能であれば事前に読んでくること
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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章の著者の関連する論文について読むこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業の産業性(3):アニメの基礎を支える労働者について「創造者」だけでなく「生活者」の側面があることを論じる。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト9章について可能であれば事前に読んでくること
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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章の著者の関連する論文について読むこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業の産業性(4):戦争とアニメーションの関係について議論する
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予習内容 Preparation for Class
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第5章について読んでくること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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第5章に加えて6章も読んでおくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業におけるメディアと創造力(1):1980年代に起こったアニメブームと呼ばれるアニメ産業の変容をメディアと創造力という視点から論じる。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト10章もしくは指定した論文を読んでくること
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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本章に関連した論文を指定するので読むこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業におけるメディアと創造力(2):前述したような条件によって「子ども」と「大人」の関係がどのようなものになっていったのかを論じる。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト11章について読んでくること
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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本章が取り扱っている作品を著者の視点に沿って読み返してみること
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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文化産業におけるメディアと想像力(3):80年代のアニメと放送文化の関係について議論する。
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予習内容 Preparation for Class
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テキスト12章について読んでくること
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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本章の著者の論文を読み本章の議論との関係を考えること
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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アニメーションにおいて技術・消費・産業の連関の変容を取り扱った議論としてビデオを事例に取り上げる。
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予習内容 Preparation for Class
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関連論文を読んでくること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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レポートの準備を行うこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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授業のまとめを行う
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予習内容 Preparation for Class
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レポートの準備を行うこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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自分が書いたレポートの内容を説明できるようにすること
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
テキストを立体的に捉えられるように文章だけでなく関連した資料・映像などを見ておくこと。
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教科書 Texts |
永田大輔・松永伸太朗『アニメの社会学――アニメファンとアニメ制作者たちの文化産業論』ナカニシヤ出版
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参考書 Reference Books |
永田大輔・松永伸太朗『産業変動の労働社会学――アニメーターの経験史』晃洋書房
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
レポート60%課題点40%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月16日 23時40分38秒
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