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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 21D6006600
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGHIS202歴史学2/D1262歴史学2
テーマ   Theme 歴史学の力(人と社会)②
科目名   Name of Subject MGHIS202歴史学2
英字科目名
English Name of Subject
History 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 戸谷 浩
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 月曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 歴史学は、「自己認識の学だ」とも言われます。自己認識の学である以上、人は古代史や中世史、あるいは外国史を学ぶ場合でさえ、自身が生きている「現代」という時代に対して全く無関心でいることは、事実上できないはずです。本講義において、「歴史学と現代社会」の関係を問うことの理由も、正にこの点に存するのです。この講義を通して、自己の中に流れ込んでいる歴史を見つめ直し、現代に生きる自身の立ち位置を再確認することができるはずです。
到達目標   Class Goals 自身が生きている現代という時代の構造を、「近代」や「ヨーロッパ」というものを再考する中で考えてみたいと思います。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション
予習内容
Preparation for Class
例えば、参考文献一覧から関連すると思われる書籍を読んでおくこと。週2時間程度を目安とする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各回の学びや発見が、自身の関心やテーマにどのようにつながってゆくのか再考すること。
関連すると感じた書籍の読書を、週2時間程度行うこと。
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
精神病院を捨てたイタリア
予習内容
Preparation for Class
イタリアという国や精神科医療に関する予備知識を増やしておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
日本とイタリアの精神病院に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
スウェーデンにおける移民・言葉・教育
予習内容
Preparation for Class
移民や外国人との共存社会について総覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
日本の国内に限らない、多文化共生の実例に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
ドイツの自然な川と曲がる道
予習内容
Preparation for Class
社会における便利さや合理性といったことについて考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
開発と自然保護・環境保護に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
ナポリの保留コーヒー
予習内容
Preparation for Class
イタリアの歴史、地域性について調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
近代以降の社会、都市社会のあり方に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
バルセロナの水道再公営化:コモンズとしての水
予習内容
Preparation for Class
当たり前に存在する「水」について、現実にはどんな問題が生じているのか調べてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
コモンズ(森や水など本来は共同利用されるべきもの)に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「近代」と「ヨーロッパ」
予習内容
Preparation for Class
近代とは何か、ヨーロッパとは何かを考えてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「西欧近代」に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
見直される近代のパラダイム(1) 資本主義社会
予習内容
Preparation for Class
資本主義について総覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
近代以降の資本主義社会のあり方に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
見直される近代のパラダイム(2) 国民国家
予習内容
Preparation for Class
国家形態について総覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
近代以降の国家のあり方に関連する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
見直される近代のパラダイム(3) 科学万能主義、進化主義
予習内容
Preparation for Class
科学万能主義、成長至上主義、開発優先主義について総覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
近代以降の人間社会が目指したものについての叙述がある書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
新たなパラダイム(1) 社会主義の理念
予習内容
Preparation for Class
自身の社会主義理解を再確認し、これまで社会主義についてどのように教わってきたのかを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
社会主義関連の書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
新たなパラダイム(2) 地域統合、地域主義
予習内容
Preparation for Class
地域統合、下位地域協力、地域主義について総覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
地域をキーワードにした、近代以降の社会の動きに関連する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
新たなパラダイム(3) 環境保護運動
予習内容
Preparation for Class
近代以降の自然保護・環境保護について総覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
環境保護運動に関する書籍の読書。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
定期試験に関する説明と質疑、および秋学期のまとめ
予習内容
Preparation for Class
ノートの整理、疑問点の洗い出しを行っておく。不明な点、理解の進まない点は、授業時に教員に質問する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
秋学期の学習内容の深化と疑問点の解消を目指す。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
図書館に行き、「参考文献一覧」などを助けとして選書し、読書し、最低1冊は借り出し、さらに精読する。
予習内容
Preparation for Class
「参考文献一覧」に掲げられた書籍などを中心に、講義との関連で気になる書籍をピックアップしておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
借り出した書籍を精読する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
板書と資料配布といったオーソドックスな授業形態を採ります。

何より、社会を斬る眼を養いたい学生の履修を期待します。

歴史学は予習より、復習重視の科目です。講義の内容と自身の読書、社会・世界の現実の3者を常に交差させて思考してみて下
教科書   Texts 特に定めません。
参考書   Reference Books 大熊一夫『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』岩波書店、保屋野初子『川とヨーロッパ:河川再自然化という思想』築地書館、岸本聡子『水道、再び公営化!』集英社新書など。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験(100%)によって評価する。
関連URL   Related URL なし
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年01月25日 10時35分24秒