授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
21D8009000
|
授業開講年度 Year of Class |
2024年度
|
授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
|
授業名称 Class Name |
MGANT101文化人類学入門1/D1281文化人類学1
|
テーマ Theme |
文化人類学入門①
|
科目名 Name of Subject |
MGANT101文化人類学入門1
|
英字科目名 English Name of Subject |
Introduction to Cultural Anthropology 1
|
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
|
知識・理解
|
現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
|
〇
|
汎用的技能
|
多面的思考・判断力、コミュニケーション力
|
〇
|
態度・志向性
|
多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
|
◎
|
統合的な学習経験と創造的思考力
|
課題発見力
|
|
統合的な学習経験と創造的思考力
|
解決策提示力、社会参画による他者貢献
|
〇
|
科目単位数 Credit |
2
|
履修期 Term |
春学期
|
教員氏名 Name of Teacher |
池田 昭光
|
開講キャンパス Campus |
横浜
|
曜時 Day and Period |
月曜5時限(春学期)
|
授業概要 Course Description |
この授業では、南米アマゾンに暮らすヤノマミ社会を長期にわたって取材したジャーナリストによる体験記を教材に、自分たちと異なる社会・文化に暮らす人々を理解するとはどのような経験かを、読解を通じて学ぶ。あわせて、読解結果を口頭で報告し、レポート作成の初歩に取り組むなかで、学習成果を形にできる能力を涵養する。おおむね文化人類学的内容の学習を4割、アカデミックスキルの基礎学習を6割としながら、どのような科目にも応用可能なスキルを身につけることを全体の目的とする。
|
到達目標 Class Goals |
1)教材の予習復習を指定通りに行う学習習慣を形成する。 2)日本語を論理的に読み・書き・話す基礎的能力を向上させる。 3)科目の専門分野(ここでは文化人類学)が持つ「視点」に即して学習する能力を身につける。 4)大学レベルのレポートにふさわしい客観性、資料的裏付け、論理性、一貫性、分析を備えた文章を書く。
|
授業言語 Language |
日本語
|
アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
|
授業計画 Daily Class Schedule
|
【第1回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・イントロダクション:シラバスの説明、授業の進め方、評価方法の確認などを行う。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・シラバスに目を通し、自身の目的に沿った授業であるかどうかを判断する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
・授業内で教員が行った注意点を再確認し、受講の是非を決定する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第2回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習教材の定着度を確認する。 ・教員は大学レベルで求められる情報の扱い方について講義する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・国分著『ヤノマミ』読解に必要な地理的・歴史的・文化人類学的知識を習得するための資料を配布するので、予習のうえノートを作成する。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第3回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習の定着度を確認する。受講者は用意してきたノートをもとに対応する。 ・教員は情報の扱い方、論理的思考の講義をもとに、発展的な読解のポイントを解説する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・国分著『ヤノマミ』の序章、第1章(以下、[国分:該当箇所]と略記)を読み、感想などをノートに記す。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第4回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は課題の達成度について講評し、学習の定着に必要な指導を行う。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・【第1回課題】[国分:第1章]をもとに、国分らのグループはヤノマミの定住地に分け入るべく、どのような活動を行ったかを整理し600字程度の文章にしなさい。manabaの指定箇所に提出すること。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第5回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習の定着度を確認する。受講者は用意してきたノートなどをもとに対応する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・[国分:第2章]を読み、感想などをノートに記す。あわせて、第2章が何について書かれた章なのか、できるだけ端的な回答を用意する。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第6回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は課題の達成度について講評し、学習の定着に必要な指導を行う。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・【第2回課題】[国分:第1章、第2章]をもとに、各章ごとに要約を行い、かつ、ふたつの章の「関係」がどのようなものであるかも整理し、全体を900字程度の文章にしなさい。manabaの指定箇所に提出すること。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第7回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・中間的な講評・補足として、教員は受講者のこれまでの取り組みを評価し、不十分な箇所について補足をおこなう。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・質問がある場合は、授業のどのような部分について、何を聞きたいのかをできるだけ具体的・明快に整理しておく。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
・第1回からの授業内容を十分に振り返り、次回以降の受講および課題作成に備える。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
【第8回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は課題の達成度について講評し、学習の定着に必要な指導を行う。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・【第3回課題】「参考書」欄に掲載したタイトル1)から4)のうち一冊を選んで通読し、[国分]と比較して気づいた点を整理し、manabaの指定箇所に提出しなさい。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第9回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習の定着度を確認する。受講者は用意してきたノートなどをもとに対応する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・[国分:第3章]を読み、この章には明快な「視点」があるかどうかを考え、ノートに記す。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第10回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習の定着度を確認する。受講者は用意してきたノートなどをもとに対応する。 ・教員は「世界観」概念の講義をもとに、発展的な読解のポイントを解説する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・[国分:第4章、第5章]を読み、ヤノマミにとっての出産と国分氏にとっての出産はそれぞれどのようなものかを整理し、ノートに記す。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第11回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習の定着度を確認する。受講者は用意してきたノートなどをもとに対応する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・[国分:第6章]を読み、著者は何をどのような視点から理解しようとしているかを整理し、ノートに記す。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第12回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は受講者への質問などを通じて予習の定着度を確認する。受講者は用意してきたノートなどをもとに対応する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・[国分:第7章、終章、文庫版追記]を読み、著者は何をどのような視点から理解しようとしているかを整理し、ノートに記す。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第13回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は課題の達成度について講評し、学習の定着に必要な指導を行う。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・【第4回課題】[国分]を「参考書」欄に掲載したタイトル1)から4)のうち選択した一冊と比較しながら、[国分]がヤノマミ社会の理解にもたらす利点について述べたレポート(1000字以上1200字以下)をmanabaの指定箇所に提出しなさい。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第14回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・教員は課題の達成度について講評し、学習の定着に必要な指導を行う。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・【第5回課題】「世界観」概念の理解を前提としながら、ヤノマミにとって「世界」とはどのようなものかを再構成したレポート(1200字以上1500字以下)をmanabaの指定箇所に提出しなさい。
|
目安時間 Hours
|
4 時間
|
復習内容 Review of Class
|
なし
|
目安時間 Hours
|
0 時間
|
【第15回】
|
授業内容 Content/Topic
|
・本授業で成し遂げたこと、授業には含まれなかったが受講生にとって今後必要になりそうなことを整理した資料を自主学修する。
|
予習内容 Preparation for Class
|
・「到達目標」をどの程度達成できたか/できなかったかを整理しておく。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
復習内容 Review of Class
|
・授業内容をもとに、本授業の自己評価と今後の課題を整理し、manabaの指定箇所に提出する。
|
目安時間 Hours
|
2 時間
|
授業に関する注意事項 Remarks for Class |
・授業計画は暫定的なものであり、テーマや順番などを変更する場合がある。 ・文化人類学をはじめ、授業内容に関する予備知識は特に必要としない。
|
教科書 Texts |
・受講者は下記の3点を購入し教室に持参すること。
1)国分拓 2013『ヤノマミ』(新潮文庫)新潮社。 【注意】必ず新潮文庫版を入手すること。在庫検索などの際に本文庫版固有のISBN番号(9784101281919)を入力すると間違えずに済む。 【注意】電子版は買わないこと。
2)細谷功 2023『13歳から鍛える具体と抽象』東京:東洋経済新報社。 電子版あり 3)木山泰嗣 2021『社会人1年目からの読む・書く・考える・伝える技術』東京:ディスカヴァー・トゥエンティワン。 電子版あり 【注意】これら2タイトルについては書籍版・電子版いずれを購入してもよい。
・これら以外にも必要に応じて各種教材を配布する可能性があるが、それらは教員が用意する。
【注意】すべての教科書について、学内の教科書販売所への入荷措置は行わないこととする。各人、学外の書店・オンライン書店等で入手すること。主な店名を下記に掲げるので参考にされたい。
・ジュンク堂 ・丸善 ・紀伊國屋書店 ・三省堂書店 ・有隣堂 ・amazon.co.jp
|
参考書 Reference Books |
1)白石絢子 2012『アマゾン、シングーへ続く森の道』小金井:ほんの木。 2)南研子 2000『アマゾン、インディオからの伝言』ほんの木。 3)南研子 2006『アマゾン、森の精霊からの声』ほんの木。 4)南研子 2023『アマゾンのふしぎな森へようこそ! 先住民の声に耳をすませば』合同出版。
・上記のうち一冊を第8回授業までの間に通読する必要がある。購入の必要はないが、本学図書館の蔵書を利用する場合は早めに対応することを薦める。 ・上記はいずれも児童書のため、県立・市立等の公立図書館での利用を検討するとよい。図書館検索サイト「カーリル」 https://calil.jp/ を利用すると都道府県別での所蔵状況を検索できる。
|
課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
|
課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
|
成績評価の基準 Evaluation Criteria |
・評価は主として「到達目標」の4)に即して行われ、課題5回分100%で評価する。各回の割合は下記の通り。 第1回:15% 第2回:15% 第3回:20% 第4回:25% 第5回:25% ・「到達目標」のうち1)と2)は常識の部類に属すと考えるため、パーセンテージとして数値化しない。しかし、到達度がかなり低いとみなされた場合は減点方式で評価に加えられる。 ・「到達目標」の3)は4)に組み込まれたものとみなす。
【注意】課題の未提出が2回目となった時点で単位を与えないものとする。病気、入院、身内の不幸など特別の事情があれば考慮するが、それ以外の理由は原則的に救済理由とはならない。
|
関連URL Related URL |
|
備考 Notes |
・授業関連の連絡は教員メールアドレス ikd@gen.meijigakuin.ac.jp 宛にお願いします。
|
添付ファイルの注意事項 Notice |
|
更新日時 Date of Update |
2024年02月18日 11時30分16秒
|