授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
21G2307001
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
D1843ボランティア学3
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
D1843ボランティア学3
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英字科目名 English Name of Subject |
Volunteer Studies 3
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
加藤 旭人
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
木曜2時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
この授業ではボランティアを、「人びとが、小さい声、弱い声に耳を傾け、大きな力に頼ることなく、この世界を、他者と共に生きるために自ら行うはたらき」と考えます。この授業ではこのことについて、以下の3点を通じて学びます。
(1)ボランティアの基本的な考え方 ボランティアとは、①他人による強制でなく(自発性)、②アルバイトのようなお金のためでなく(無償性)、③自己満足ではなく社会のため(公共性)におこなうものです。これらは当たり前のことのように思えますが、ひとつひとつ考えていくと厄介なことがあります(たとえば、無私無欲で他人に尽くすことが本当にできますか?)。そこで授業では、この3つの論点を取り上げて、ボランティアの基本的な課題について考えます。
(2)ボランティアの知恵と生き方 ボランティアとは決して理想的なものではなく、むしろ多くの課題を抱えるものです。とはいえ、ボランティアをあきらめない人もいます。なぜでしょうか。ゲストスピーカーをお招きしてその経験をうかがうことで、ボランティアの知恵と生き方を学びます。ぜひ、実際の声に触れてください。
(3)ボランティアと市民社会 ボランティアが社会をよくする働きかけである以上、社会と深いかかわりを持ちます。そしてボランティアは、これは決して簡単ではものではなく、むしろ面倒なものでもあります。それでも人々は、あえてボランティアを通じて、社会にある問題に気がつき、ひととつながりながら、社会を少しでもよくしようとしてきました。なぜでしょうか。そこにはどんな人の営みがあり、どんな成果と課題があるのでしょうか。このことについて、ボランティアの蓄積と現在から学びます。
したがってこの授業は、ボランティアを「成功」に導くノウハウ(人集めの方法など)を学ぶ授業ではありません。むしろボランティアの現場から一歩引いて、「成功」や「失敗」とは何かと考えることから出発します。そして、ボランティアの経験に触れながら、社会課題を捉える鋭い問題意識、そして多様な他者に開かれた柔らかい感性を養うことを目指します。ボランティアに関心のある人はもちろん、ボランティアに冷めた目を向ける人(かつての僕の姿です)こそ、ぜひ一緒に学びましょう。
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到達目標 Class Goals |
この授業の目標は、受講生のみなさんがボランティアの視点から現代社会の課題について考える力と問題意識を養うことです。そこでこの授業では、受講生のみなさんが、①ボランティアの基本的な考え方を理解し、②ボランティアをめぐる論点について自分の考え方を組み立て表現できるようになることを目指します。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアについて学ぶ(1)ガイダンス/ボランティアとは何か?
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予習内容 Preparation for Class
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シラバスを読み、講義の概要を把握する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアについて学ぶ(2):他者の声を聴くこと
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアについて学ぶ(3):ボランティアセンターの取り組み
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予習内容 Preparation for Class
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明治学院大学ボランティアセンターについて、下記URLを参考にして調べる。 https://www.meijigakuin.ac.jp/volunteer_activities/
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアの基本的な考え方(1):自発性
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアの基本的な考え方(2):無償性
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアの基本的な考え方(3):公共性
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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【ゲスト講義】ボランティアの知恵と生き方(1):障害をこえてともに自立することとは?
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアと市民社会(1):ボランティアの歴史①
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアと市民社会(2):ボランティアの歴史②
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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【ゲスト講義】ボラティアの知恵と生き方(2):ジェンダー/セクシュアリティを生きる・つながる
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアと市民社会(3):ボランティアと共生
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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【ゲスト講義】ボランティアの知恵と生き方(3):ゲストスピーカー③水俣の声を聴く・伝える
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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ボランティアと市民社会(4):ボランティアと生存
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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まとめ:共に生きること
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予習内容 Preparation for Class
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前回の授業を振り返りながら、授業のテーマに関する自分の経験を言葉にしておく。また、関連する文献・新聞等の資料を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を復習し、参考文献を検討する。授業内で提示された課題に対応する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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特別学修日:レポート執筆
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予習内容 Preparation for Class
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レポート執筆のテーマを考え、材料(文献やデータなど)を集める
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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レポートを読み直し、さらに文章を練りあげてレポートを提出する
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
・ゲストスピーカーの都合によって、スケジュールを入れ替えることがあります。 ・レジュメを配布し、主に講義形式で進めていきます。レジュメは授業で配布するほか、manaba提示する予定です。質問・コメントなどは manaba を通じて提出してもらう予定です。
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教科書 Texts |
猪瀬浩平、2020、『ボランティアって何だっけ?』岩波書店(岩波ブックレット)。
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参考書 Reference Books |
授業中に指示します。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
この授業では、①授業への参加(30%)、②中間課題(20%)、③期末課題(50%)への取り組みを通じて、この授業の到達目標を達成できているのかを評価します。より具体的な評価の基準は以下の通りです。
①授業への参加(30%) 授業に参加したうえで、manabaを通じてコメントを執筆していただきます。 授業の内容を理解したうえで、自分の考えを表現できているかを評価します。
②中間課題(20%) ゲストスピーカーに対して、エッセイ(内容のまとめとコメント)を書いていただきます。 ゲスト講義の内容を理解したうえで、自分なりのコメントが書かれているかを評価します。
③期末課題(50%) ボランティアをめぐる論点を選び、レポートを執筆していただきます。 ボランティアの基本的な考え方を理解したうえで、自身の問題意識を表現できているかを評価します。
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関連URL Related URL |
明治学院大学HP「ボランティア」 https://www.meijigakuin.ac.jp/volunteer_activities/
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月19日 15時00分48秒
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