シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2CH1005001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAART102芸術学概論S
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAART102芸術学概論S
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Art Studies S
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 髙木 麻紀子
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 金曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description 「芸術学」という用語はドイツ語の「Kunstwissenschaft」の訳語であり、広義には「芸術一般の理論的研究、そしてまた美術史学、文芸学、音楽学、演劇学、映像学等の諸特殊芸術の研究を包括」(『芸術学ハンドブック』1989年、勁草書房)するものとされますが、本来は「造形芸術」についての学問的研究を意味していました。そしてその理論や研究方法は、諸特殊芸術の領域で応用されてきました。
 これを踏まえて本授業では、西洋美術の歴史を、自然、環境、風景表現を中心に据えて講義します。フランスの歴史学者アラン・コルバンによれば、「風景」とは空間検証とその評価の方法であり、そのため時代や社会集団によって規定され変化をしてきたとされます。西洋美術における自然、環境、風景の表現もまた同様に、当時の人々の自然観や都市観と密接に関係しながら豊かに展開してきました。
 講義の目的は、古代から20世紀までの代表的な絵画作品を取り上げ、自然や都市の表現が時代と共にどのように変化してゆくかを観察することを通して、時代によって異なる様々な社会的・文化的背景、自然観・都市観、西洋美術の様相ついて理解することです。なお、春学期の芸術学概論Pでは古代から17世紀までを、秋学期の芸術学概論Sでは17世紀以降の作例を取り上げます。
到達目標   Class Goals ①将来、グローバルな活動をしてゆくための素養としての西洋美術史の基本的な知識を身に着ける。
②自然、環境、風景を描いた代表作例と共に、古(いにしえ)から現代に至るまでの人々の自然観、都市観、美意識を学び、その背景にあるさまざまな問題について多角的に考えることができる。
③芸術作品に対し自らが得た感覚的な印象や多角的に考察した結果を、分析的かつ説得的に文章にすることができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
本講義のガイダンス/イントロダクション
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、西洋美術史の大きな流れを押さえておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
17世紀オランダ絵画――風景画の誕生
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、17世紀オランダ絵画について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
17世紀フランス絵画における風景表現
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、17世紀フランス絵画について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
ロココ美術における自然、風景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、ロココ美術について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
新古典主義における自然、風景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、新古典主義の美術について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ロマン主義における自然、風景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、ロマン主義について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
バルビゾン派における自然、風景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、バルビゾン派について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
印象派1――近代都市パリの情景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、特にマネについて予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
印象派2――モネと自然
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、印象派、特にモネについて予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
後期印象派における自然、風景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、後期印象派について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
新印象派――点描画による風景画
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、新印象派について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
象徴主義の風景画
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、象徴主義について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
20世紀美術における自然、風景
予習内容
Preparation for Class
配布資料に目を通し、20世紀美術について予習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を確認し、興味をもった作品や作家に関して積極的に調査をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
まとめ/理解度確認テスト
予習内容
Preparation for Class
ここまでの講義内容を復習し、テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テストを振り返り、理解不足であった点、より興味が出た点を自主学習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ資料提示
予習内容
Preparation for Class
まとめ資料(講義のまとめと共に、おすすめの文献、展覧会、美術館、コンテンツ等を紹介する予定)を活用し、春学期の講義内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
まとめ資料を活用し、興味をもった作品、作家、美術館、展覧会に関して積極的に調査する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・パワーポイントを用いて西洋の美術作品を多数紹介し、視覚的に理解しやすいように講義を行います。その他に、授業中に配布プリントを使用しますが、プリント中の一部は穴埋めになっているので、授業で映しだすパワーポイント、または教員の説明をもとに各自で埋めて資料として完成させて下さい。
・第1~13回講義では毎回、講義内容を踏まえたオンライン上小テストを行います(全13回、manabaを使用)。
・manabaに授業で用いる資料を講義前日までにPDFでアップします。講義に持参すると共に、予習、復習、小テスト時に役立てて下さい(印刷&書き込み、PDFで閲覧&書き込みどちらでもOK)。
・美術作品の著作権の関係から、授業の録画・撮影・スクリーンショット等は固く禁止します。流出にくれぐれも注意してください。
・世界史、地理などに関する高校生レヴェルの知識を前提に講義を進めます。
教科書   Texts なし。ただし事前にPDFで資料を配布するので講義に持参すること。
参考書   Reference Books 高階秀爾監修 『カラー版 西洋美術史 増補新装』 美術出版社 2002年
ケネス・クラーク著、佐々木英也訳 『風景画論』 ちくま学芸文庫 2007年
越宏一著 『風景画の出現――ヨーロッパ美術史講義』 岩波書店 2004年
アラン コルバン著、小倉孝誠訳 『風景と人間』 藤原書店 2002年
このほかにも講義中に適宜案内します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・明治学院大学の成績評価基準に準拠する。
・成績評価は、毎講義ごとに理解度を確認するために行う全13回の小テスト(65%)、第14回の講義内に行うテスト(35%)で行います。
・全13回の小テスト合計が25点未満の場合、評価の点数配分上、自動的に評価対象外となります。
関連URL   Related URL
備考   Notes ・講義の同時配信、講義後のコンテンツ配布等は実施しません。
・ヨーロッパの歴史、文化、芸術に関連する開講科目と併せて受講し、理解を深める努力をしてください。
・おすすめの美術館、展覧会情報を紹介するので、実際に足を運び、ぜひ自分自身の目で作品を味わうきっかけとしてください。明治学院大学はキャンパスメンバーズ加盟校です。学生証の提示で、東京国立近代美術館、京都国立近美術館、国立西洋美術館、国立新美術館、国立国際美術館の常設展示を無料で、特別展を割引価格で鑑賞することができます。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分51秒