シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2CH1040000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAMED101メディア・コミュニケーション論序説P/メディア論序説P
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAMED101メディア・コミュニケーション論序説P
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Media and Communication P
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 古川 柳子
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 月曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 「メディア」とは、一体何でしょう?
一般的にメディアと呼ばれるテレビ、新聞、インターネットのようなものだけが「メディア」ではありません。
メディア論では、情報や意味を伝えるものを広く「媒体=メディア」と捉えます。
芸術も、美意識をもって想いを伝える一つの表現形態ですから、そこには様々な「メディア」が媒介しているのです。
この授業では、「メディア」を介した芸術・文化・コミュニケーションなどについて歴史的・社会的に理解するとともに、
私たちの日常生活や芸術・表現活動とメディアがどのように関係しているかを考えていきます。
春学期は、人間が表現活動を開始してから今日に至るまでのメディアの歴史を、
秋学期は、今日のメディア環境の変容とその中における芸術や社会の動きを学びます。
いずれも芸術やメディアを学んでいく上での基礎力を養う講義ですので、春学期・秋学期通年で履修することがのぞましい。
到達目標   Class Goals 春学期の目標                                                            ◇日常の中の「メディア」の多様性に気付き、自分の「メディア」との関わりについて探索する                      ◇「メディア=媒体」の歴史を学び、人間の芸術・表現活動とどう関係しあってきたかを理解する                       ◇「メディア・コミュニケーション」の切り口から社会を見直し、表現活動の役割や意味について考えを深める
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
◆春学期ガイダンス:授業の進め方と諸注意&通年の授業内容の説明
・「芸術」って、「メディア」って何だ?
・「芸術メディア論コース」の射程
予習内容
Preparation for Class
シラバスに目を通してきてください 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
【振り返りレポート】
毎回の講義への振り返りレポートと、次週に向けての課題を提出をしていただきます。
講義を聞いて得た知識や発見、考えたことや疑問などについて自分なりに考える重要な作業なので、しっかり取り組んでください。
 ※課題や振り返りレポートも評価対象になるので、学習システム「manaba」に
  必ず期日を守って提出するようにして下さい。
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
◆私たちの身の回りの「メディア」を探してみると・・・
・表現媒体としての「メディア」の多様性
・芸術とメディアはどう関係しあっているのか?
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
日常生活の中にどのような「メディア=媒体」があるのか探しみよう。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
◆掌に凝縮された「人類のメディア史」
・スマートフォンの中には何がある?
・スマホは人類のメディア史のなかでどういう意味をもっているのか?
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
日常的に使っているスマートフィンでどんな機能を使っているか振り返る。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
◆すべてのメディアは、かつて「ニューメディア」だった
・私たちのまわりにはどんな表現形態があるか?
・それらはいつころ、どんな技術で可能になったのか?
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
日常的に使われている「表現形態」を古い順に並べてみよう
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
◆活字と革命
・文字を印刷するという行為は人間に何をもたらしたのか?
・メディアが動かす世界の歴史
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
「言葉」「文字」「活字」はどう違う? 
もし自分の生活から活字が消えたら何が起こるのか考えてみよう。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
◆視覚的コミュニケーションの系譜
・私たちは芸術を「どのように見て」きたのか?
・芸術を「見えるかたち」としている「メディア」の歴史
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
あなたが好きな「視覚表現」は何ですか?
何を「媒体」にして、それを見ているのか考えてみよう
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
◆凝縮する音響装置・・・教会からスマホまで
・あなたはどのように「音楽」を聴いていますか?
・音楽を聴くメディア技術の変遷
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
自分と「音」や「音楽」との関係を振り返ってみてください。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
◆「都市」というメディア・・・産業革命と消費革命
・なぜ人は都市に集まるのか?
・大衆文化の開花・・・新聞・ポスター・デザイン
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
街の中にある「メディア」を探してきてください。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
◆「写真」の登場と芸術の変容
・写真は芸術表現にどんな影響をもたらしたのか?
・「芸術とは何だ?」という問いの発生
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
あなたは写真とどんな付き合い方をしていますか?
スマホやアルバムの中を探索してみよう。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
◆電気が誘った「視覚の覚醒」
・電気が芸術にもたらした変化とは?
・「現実」の複製が始まる・・・写真から映画へ・サイレントからトーキーへ
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
電気がなかったら今親しんでいる芸術表現に何が起こるでしょう?想像してみよう。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
◆時空間を超える声・・・「メディア」とは身体の拡張である
・通信・電話・ラジオの微妙な関係とは?
・空間と時間を編成する技術
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
メディアが媒介する情報の速度と、空間の関係を考えてみよう。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
◆「国民総力戦」とメディアの動員
・ヒットラーのメディア戦略
・戦争と芸術・メディアの危うい関係
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
20世紀の戦争でどのようなメディアが使われていたか調べてみよう。
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
◆テレ・ビジョンの席捲・・・ハイブリッド化した人間の夢
・テレビの登場と世界の構造変化
・テレビというメディア技術が持つ歴史的意味
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
テレビの登場で、初めて人間ができるようになったこととは何だろう?
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
◆デジタル技術の潜在力・・・改めて「人間の拡張の諸相」
・デジタル技術って何?
・20世紀~21世紀の情報革命
予習内容
Preparation for Class
【準備課題】
「アナログ」と「デジタル」何がどう違うのかいを調べてみよう
(授業前に学習システム「manaba」に提出)
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
【授業振り返りレポート】
毎回、講義を受けて得た知識や自分なりの発見、考えたことや疑問などを振り返るレポートを提出。
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
◆春学期総括レポート
予習内容
Preparation for Class
春学期に学んだメディアの歴史全体を振り返り、人間の芸術・表現活動や、社会の在り方とメディアがどう関係しあってきたか考えてきてください。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
総括レポート執筆 目安時間
Hours
3 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
◆授業に関する連絡、課題・レポート情報は「manaba」を通して伝えるので、必ず確認するように。
◆【準備課題】⇒【講義】⇒【振り返りレポート】は「メディア」の学びを深める重要な循環です。
 しっかり取り組んで日常の中のメディアを見る目を鍛えてください。
◆成績評価は、準備課題・振り返りレポート・授業時のリアクション・総括レポートなどの
 総合評価となります。
◆春学期は、秋学期のメディア・コミュニケーション論序説Sの基礎となる授業なので、
 合わせて受講するのが望ましい。
 芸術メディア論コース希望者は春・秋両方の履修が必須となります。

 ※授業内容は進行状況によって、順番の入れ替えや変更がありえます。
教科書   Texts 授業中に適宜指示します
参考書   Reference Books 授業中に適宜指示します
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業準備姿勢(予習・復習の課題)40%・授業振り返りレポート30%・期末総括レポート30%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月02日 11時27分15秒