シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2HF1040000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SWSWP101ソーシャルワークの基礎
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject SWSWP101ソーシャルワークの基礎
英字科目名
English Name of Subject
Basic Social Work
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 人間とそれをとりまく社会に対する幅広い教養
知識・理解 社会福祉の政策・制度・理論・実践法の理解
汎用的技能 調査技能、社会福祉の理論の習得と実践
態度・志向性 基本的人権の尊重、諸問題に対峙する志向性
統合的な学習経験と創造的思考力 福祉社会に寄与する能力・感性・創造的思考
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 深谷 美枝
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 月曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 受講生が現在持っている社会福祉実践のイメージを確認し膨らませることから始めて、自分と異なる年齢を生き、異なるリアリティーに生きている他者(例えば高齢者、児童、障害を持つ人、ホームレス状態にある人等)を理解するということの難しさや、信頼関係とは何か、同情と共感はどう違うか、そもそも援助するとはどういうことか、など対人援助を学ぶ初学者が必ず引っかかり、また立ち止まるべきポイントを押さえて、適宜ビデオや簡単な事例等を用いながら考えていく。
到達目標   Class Goals 社会福祉学科一年生がはじめて出会うソーシャルワーク科目として、受講者が専門的援助関係について基本的な理解を得ると同時に、自分なりに「援助するとはどういうことか」について洞察を深められることを最終目標とする。併せて次年度にソーシャルワーク基礎実習に出るために必要最低限の「利用者理解の視点」を得ることを目標とする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
【第1回】オリエンテーション
授業の概要をお知らせし、班を編成し、毎回のレポートの書き方、発表方法、成績評価についてお話いたします。
予習内容
Preparation for Class
手引きの内容を確認する 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
とくになし 目安時間
Hours
0 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
【第2回】社会福祉実践のイメージ作り(1)社会福祉と介護福祉(ソーシャルワークとケアワーク)
介護にのみ視点を置きがちな学生さんの視点を社会福祉士の実践に広げる。
予習内容
Preparation for Class
介護福祉士と社会福祉士の国家資格内容、取得方法、活躍する現場などについてネットや本を活用してレポート用紙一枚程度の調べものをして手書きで書き、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
【第3回】社会福祉実践のイメージ作り(2)社会福祉の相談とカウンセリング-どう同じ、どう違う?
スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーを題材にしてソーシャルワークとカウンセリングの類似点と視点の違いを理解することを目的とする。
予習内容
Preparation for Class
臨床心理士の資格、仕事の内容についてネットや本を活用してレポート用紙一枚程度の調べものをして手書きで書き、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
【第4回】社会福祉士の相談のいろいろ(1)社会福祉士の職域の広さを知り、どのような分野でどのような働き方をしているかのイメージづくりをする。調べてきた職域について解説したうえで幾つかの分野、例えばMSW、福祉事務所ケースワーカー、社協職員などを紹介したビデオを見る。
予習内容
Preparation for Class
社会福祉士の働いている分野についてできるだけ挙げたうえで、三つ選んで詳しく解説するレポートを手書きで書く。
発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
【第5回】社会福祉士の相談のいろいろ(2)社会福祉士の用いる援助技術について簡単に学び、イメージを作る。
予習内容
Preparation for Class
伝統的に言われるケースワーク、グループワーク、コミュニティワークの概念についてネットや本を活用してレポート用紙一枚程度の調べものをして手書きで書き、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
【第6回】援助とは何か?(1)同情、共感等を巡って
予習内容
Preparation for Class
同情と共感の異同について考えるところを書き、事例をあげて解説するレポートを作成し、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
【第7回】援助とは何か?(2)信頼関係って何だろう?
予習内容
Preparation for Class
ラポールの概念についてネットや本を活用してレポート用紙一枚程度の調べものをして手書きで書き、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
【第8回】援助とは何か?(3)専門的援助関係っ何だろう?
専門的援助関係について語るときに忘れてはならない「バイスティックの7原則」を学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
バイスティックの七原則についてその内容について簡単にまとめたうえで、三つ選んでそれに該当する事例を書き、レポート提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
【第9回】援助とは何か?(4)様々なかかわりのスタンスを考えよう
予習内容
Preparation for Class
パターナリズム、マターナリズム等について調べて手書きで書き、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
【第10回】他者に出会う(1)自分と違ったリアリティーの他者に出会う 認知症を持つ利用者の理解
予習内容
Preparation for Class
認知症当事者や家族のブログを読み、概要と感想を書き、提出する。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
見た映画の感想や概要をまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
【第11回】他者に出会う(2)自分と違ったリアリティーの他者に出会う 自閉症を持つ利用者の理解
予習内容
Preparation for Class
自閉症当事者のブログを読み、概要と感想をまとめておく。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
見た映画の感想や概要をまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
【第12回】他者に出会う(3)自分と違ったリアリティーの他者に出会う ホームレス利用者の理解
予習内容
Preparation for Class
ホームレスの当事者のブログ等を読み、概要と感想をまとめる。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
見た映画の感想や概要をまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
【第13回】他者に出会う(4) 自分と違ったリアリティーの他者に出会う 統合失調症を持つ利用者の理解
予習内容
Preparation for Class
浦河べてるの家の実践についてまとめる。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
見た動画の感想や概要をまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
【第14回】他者に出会う(5)ライフヒストリーから利用者を理解する
予習内容
Preparation for Class
ライフヒストリーとは何か、を調べてまとめる。発表担当の班はA3一枚、10分程度で発表する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
返却されたレポートを読み返して、評価の意味を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
【第15回】総括
予習内容
Preparation for Class
今までのノート、メモ、プリント等を読み直しておく。今まで授業で見た映画等について概要と感想をまとめる。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
とくになし。 目安時間
Hours
0 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
他者を理解し、援助するとはどういうことかについて素朴でも関心のある方の受講を歓迎します。
教科書   Texts 毎回大量のプリントを配布しますので特にありません。
参考書   Reference Books F.P.バイスティック著「ケースワークの原則」誠信書房。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
その他
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
課題についてはなるべく毎回評価し、可能な限りコメントも加えて返却します。
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
試験60%、毎回のレポート40%で評価します。その他細かい成績評価に関する加点、減点については初回授業で「契約」いたします。
関連URL   Related URL
備考   Notes 受講生からは大変勉強させられたが、とてもためになったと評価を受けています。毎回のレポートは毎回評価して返却しています。また映画やドキュメンタリーを通して他者理解を深めるシリーズもよい評価を得ています。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月02日 04時52分16秒