シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2KC1035000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-CRL221刑法各論1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-CRL221刑法各論1
英字科目名
English Name of Subject
Criminal Law:Specific Offence 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 渡辺 靖明
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 金曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description  刑法典第2編「罪」(各則)に定められた各犯罪・刑罰の規定のうち、「個人的法益に対する罪」(「財産に対する罪」をのぞく。)及び「国家的法益に対する罪」(の一部)の個別の成立要件を具体的事例に即して学ぶ。
 「刑法各論」と一体不可分な関係に立つ「刑法総論」の重要原則や犯罪の基礎概念も必要に応じて学ぶ。
到達目標   Class Goals  個別の犯罪の成立要件の基礎をきちんと文章(言語)で説明できるようになる。
 法の規定及び判例・学説の問題意識・論理を理解し、自分と異なる見解もふまえて、個別事例での犯罪の成否について検討し、その理由も含めて説明できるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス/まずはこれだけ押さえておこう-Ⅰ.プロローグ問題、Ⅱ.「刑法」とは?、Ⅲ.刑法の原則(罪刑法定主義と刑法の謙抑主義(最終手段性))、Ⅳ.「犯罪」の一般的成立要件
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの熟読、受講内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
殺人罪/堕胎罪-Ⅰ.人の始期、Ⅱ.人の終期、Ⅲ.殺人罪、Ⅳ.堕胎罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
自殺関与・同意殺人罪-Ⅰ.刑法における同意の効果、Ⅱ.自殺は適法か違法か?、Ⅲ.有効な同意の要件
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
暴行罪・傷害罪・傷害致死罪-Ⅰ.傷害罪、Ⅱ.暴行罪、Ⅲ.傷害致死罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
遺棄罪-Ⅰ.遺棄罪の体系、Ⅱ.遺棄罪の保護法益、Ⅲ.危険犯としての性格、Ⅳ.要扶助者の意義、Ⅴ.遺棄と不保護との関係、Ⅵ.保護責任
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
過失致死傷罪・自動車運転死傷行為処罰法上の犯罪-Ⅰ.故意犯処罰の原則、Ⅱ.故意総説、Ⅲ.過失の本質、Ⅳ.業務上過失致死傷罪、重過失致死傷罪、Ⅴ.自動車運転致死傷行為処罰法上の犯罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
脅迫罪・強要罪-Ⅰ.「自由に対する罪」の体系、Ⅱ.脅迫罪と強要罪の保護法益、Ⅲ.脅迫罪、Ⅳ.強要罪、Ⅴ.「法人」に対する脅迫罪・強要罪の成否
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
逮捕・監禁罪/略取・誘拐罪-Ⅰ.逮捕・監禁罪、Ⅱ.略取・誘拐及び人身売買の罪、Ⅲ.親権者による未成年者略取罪の成否
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
不同意わいせつ罪・不同意性交等罪-Ⅰ.性的自由に対する罪で保護される「自由」、Ⅱ.性的自由に対する罪の客体としての「16歳未満の者」の位置づけ、Ⅲ.性的自由に対する罪と非親告罪化の歴史、Ⅳ.不同意わいせつ罪、Ⅴ.不同意性交等罪、Ⅵ.監護者わいせつ及び監護者性交等罪、Ⅶ.不同意わいせつ等致死傷罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
住居侵入罪・不退去罪-Ⅰ.住居権説と平穏説、Ⅱ.130条の客体、Ⅲ.「侵入」の意義、Ⅳ.不退去罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
名誉に対する罪-Ⅰ.「名誉」を法的に保護する意味、Ⅱ.「名誉」の意義、Ⅲ.名誉毀損罪、Ⅳ.死者への名誉毀損罪、Ⅴ.侮辱罪、Ⅵ.親告罪、Ⅶ.真実性の証明による不処罰、Ⅷ.真実性の証明の失敗(真実性の誤信)、Ⅸ.インターネット上の言論と名誉毀損罪の成否
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
信用毀損罪・業務妨害罪-Ⅰ.信用毀損罪、Ⅱ.業務妨害罪、Ⅲ.電子計算機損壊等業務妨害罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
賄賂罪/職権濫用罪-Ⅰ.国家的法益に対する罪の体系、Ⅱ.賄賂罪、Ⅲ.公務員職権濫用罪
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
公務執行妨害罪/犯人蔵匿等罪・証拠隠滅等罪/偽証罪-Ⅰ.公務執行妨害罪における「職務」、Ⅱ.犯人蔵匿等罪・証拠隠滅等罪、Ⅲ.偽証罪における陳述の「虚偽」
予習内容
Preparation for Class
 講義レジュメや参考書等での関連項目の一読。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義レジュメの内容の整理及びレジュメ末尾の「知識の確認」への解答(知識の確認の解答例(解説含む。)はmanabaでアップ)。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括(授業内容のまとめ) 
※ただし、講義の進展度に応じて、内容変更の可能性がある。
予習内容
Preparation for Class
 これまでのレジュメの内容やその書きこみなどから、講義内容の整理をしておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
 講義内容の理解を深めること。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
 講義中の私語はつつしんでください。自分たちさえ楽しければよい、として、他の人の迷惑になることをまったく考えない人は、本講義のみならず、大学での講義を受けるに値しません。

 毎回きちんと受講して、各回の復習をしておけば、定期試験を含め単位の取得で苦労することは、おそらくほとんどないと思います。真面目に、しかしリラックスして、履修・受講をしてください。
 授業でわからなかったところやレジュメを読んで理解できなかったところは、講師や法学部特別TAに質問するなどして、わからないままに放置しないよう心がけてください。
  
 法律学の出発点は条文です。条文は原則としてレジュメに記載しませんので、関連する条文はかならず六法やe-Gov法令検索サイトなどで自分で確認しながら受講してください。
 なお、刑法にかぎらず、法律学は、条文、判例、学説を充分に理解せずに、自分のこれまでの断片的な知識・思い込みによる私見だけを一方的に主張しても、修得したことにはなりません。受講にあたり、また小テスト及び定期試験への回答時には、このことをよく理解しておいてもらいたいと思います。
教科書   Texts  なし。各回毎に講師作成の講義レジュメ(講義資料)を使用します。ただし、令和6年版の六法を持参するか、e-Gov法令検索サイトで必要な条文を読めるようにしてください。

 なお、新型コロナ・ウイルス感染防止対策及び省資源の観点から、講義中にレジュメを直接配布することはしません。各自プリントアウト(印刷)して持参するか、電子端末で閲覧できるよう、必ず準備をお願いします。また、書きこんでもらう個所もありますので、講義中、電子端末で閲覧する場合にも、レジュメのファイルに書きこみができるようにしておいてください。
参考書   Reference Books  特に指定しませんが、おすすめの参考書については、開講時に説明します。
 さしあたって、佐久間修・橋本正博編『刑法の時間』(有斐閣、2021年)や松原芳博『刑法概説』(2版、成文堂、2022年)は、1冊で「刑法総論」と「刑法各論」とが比較的わかりやすく学べるので便利だと思います。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
 成績評価は、定期試験80%及びmanaba上での数回の小テスト20%の割合で総合して行います。なお、定期試験対策としては、予習・復習の目安時間は、日ごろの受講態度に応じて増減すると思います。
関連URL   Related URL
備考   Notes  特に最初は難しく感じるかもしれませんが、理解度を確認しながら、楽しく学べるよう心がけたいと思っています。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 17時52分59秒