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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2KC2004200
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-CIL231債権総論1
テーマ   Theme (含 法曹コース生)
科目名   Name of Subject J-CIL231債権総論1
英字科目名
English Name of Subject
Law of Obligations 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 今尾 真
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description 本講義が対象とする「総論」は、債権の発生原因(「各論」)とは遮断されて抽象的に規定されているので難解極まりなく、また講義形式の授業であるが、具体的事件をもって抽象的な理論を解説するとの見地から、設例・裁判例を可能な限り用いて解説することを心がける。「総論」を債権法序論、債権の目的、債権の効力、多数当事者の債権関係、債権関係の変動、債権の消滅の六つの柱に分けて、春学期は前三者までを講義予定とする。本講義は、対面での授業を行う。
到達目標   Class Goals 債権総論1では、民事法入門・民法総則講義において、民法全般の仕組みと基本的概念や制度を一通り学習した学生を対象に、物権とともに二大財産権の一つである債権―特定人(債権者)が特定人(債務者)に対して一定の財産上の行為を要求することを内容とする権利―について、その一般通則規定たる総則(債権法総論)のメカニズム(債権の目的、債権の効力)を学習することを目的とする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕ガイダンス・債権法序論                                      〔扱う内容〕債権の意義、物権と債権の異同、債権法の特質                           〔扱う項目〕序章、第1節 債権の意義、第2節 債権法の範囲と特質
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の目的①                                           〔扱う内容〕特定物債権、種類債権                                      〔扱う項目〕第1章 債権の目的、第1節 序説、第2節 特定物債権、第3節 種類債権
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の目的②                                           〔扱う内容〕金銭債権、利息債権、選択債権                                  〔扱う項目〕第1章 債権の目的、第4節 金銭債権、第5節 利息債権、第6節 選択債権、第7節 任意債権
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の効力①                                           〔扱う内容〕債権の効力―概観、履行の請求                                  〔扱う項目〕第2章 債務不履行責任など―債権の効力①、第1節 債権の効力―概観、第2節 履行の請求
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の効力②                                           〔扱う内容〕損害賠償の請求―債務不履行の態様                                〔扱う項目〕第2章 債務不履行責任など―債権の効力②、第3節 損害賠償の請求、債務不履行の態様(履行遅滞・履行不能・不完全履行)
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の効力③                                          〔扱う内容〕損害賠償の請求―債務不履行責任の要件
〔扱う項目〕第2章 債務不履行責任など―債権の効力②、第3節 損害賠償の請求、債務不履行の態様(履行遅滞・履行不能・不完全履行)と要件
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の効力④                                           〔扱う内容〕損害賠償の請求―効果                                      〔扱う項目〕第2章 債務不履行責任など―債権の効力③、第4節 損害賠償の請求―効果、損害論
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕債権の効力⑤                                           〔扱う内容〕受領遅滞の要件・効果                                      〔扱う項目〕第2章 債務不履行責任など―債権の効力④、第5節 受領遅滞、要件
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕答案・レポート作成練習①                                     〔扱う内容〕債権の目的・効力に関する論述問題演習                              〔扱う項目〕①特定物債権、②種類債権の特定、③履行の強制、④債務不履行責任、⑤受領遅滞、上記テーマのいずれかの論述問題演習と解説
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕責任財産の保全①                                        〔扱う内容〕責任財産の保全制度の意義・機能、責任財産、債権者代位権の要件
〔扱う項目〕第3章 責任財産の保全、第1節 序説、第2節 債権者代位権                                                                        〔扱う項目〕第3章 責任財産の保全、第1節 序説、第2節 債権者代位権
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕責任財産の保全②                                         〔扱う内容〕債権者代位権の要件(続)、債権者代位権の効果                          〔扱う項目〕第3章 責任財産の保全、第2節 債権者代位権(続)、要件(続)
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕責任財産の保全③                                         〔扱う内容〕・詐害行為取消権の法的性質、詐害行為取消権の要件・効果                     〔扱う項目〕第3章 責任財産の保全、第3節 詐害行為取消権、詐害行為取消権の法的性質
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕責任財産の保全④                                         〔扱う内容〕詐害行為取消権の要件(続)、詐害行為取消権の行使、詐害行為取消権の効果             〔扱う項目〕第3章 責任財産の保全、第3節 詐害行為取消権、詐害行為取消権の要件(続)、詐害行為取消権の行使、詐害行為取消権の効果
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕答案・レポート作成練習②                                     〔扱う内容〕責任財産の保全に関する論述問題演習                               〔扱う項目〕①債権者代位権の要件・効果、②詐害行為取消権の法的性質、③詐害行為取消権の要件・行使・効果
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、知識の定着を図る 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕定期試験対策と総括                                        〔扱う内容〕債権総論1の重要項目を概観
〔備考〕特別学修回なので、対面の授業を行わず、課題等をアップし、債権総論1を総復習してもらう。
予習内容
Preparation for Class
債権総論1で取り扱った重要判例を判例百選などの判例集で確認する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して、定期試験を想定して重要論点に関する模範答案を作成 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
多人数の大講義形式でだが、法曹コース受講生は、自己を鍛錬するつもりで、講義を休まない、つまらなくても講義に集中する、予習・復習を行って講義に臨む、の三つを心がけるべし
※この科目は法曹コース指定科目(法曹コース必修科目)である。
教科書   Texts 宮本健蔵編著『新マ・ルシェ債権総論〔第2版〕』(嵯峨野書院、2023)
参考書   Reference Books 窪田充見・森田宏樹編『民法判例百選Ⅱ〔第9版〕』別冊ジュリ263号(2023)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
原則として教場試験(論文試験)での成績評価とする。
学期末の定期試験(教場試験)80%、単元終了ごとに実施する(manaba上での)知識確認小テスト20%の計100%
また、成績評価は相対評価とする。
評価割合は、S評価…10%以内、A評価…20%程度、B評価…30%程度、C評価およびそれ以外の評価…40%程度を目安とする。
関連URL   Related URL
備考   Notes 講義内・外問わず、常に自分の頭で考えて、問題解決を図ろうとの姿勢が肝要。講義内・外問わず、質問を大いに歓迎する。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 18時01分49秒