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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2KC2018000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-CRL231刑事訴訟法1
テーマ   Theme (含 法曹コース生)
科目名   Name of Subject J-CRL231刑事訴訟法1
英字科目名
English Name of Subject
Criminal Procedure 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 村瀨 健太
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description 犯罪が発生したと思われる場合、当該行為は本当に発生したのか、あるいは誰がそのような行為を行ったのかなどについて確認する必要があります。それを確認するための手続が、刑事手続です。
憲法31条以下および刑事訴訟法は、刑事手続に関する様々な規定を置いています。
この授業では、刑事手続のうち、捜査の端緒から事件処理までの基本的事項を学びます。
到達目標   Class Goals この授業を通じて受講生のみなさんが到達すべき目標は以下の通りです。
① 刑事手続における捜査手続の基本事項について、制度趣旨や判例・裁判例を理解すること。
② 応用的な事例にも対処することができる基礎を身につけ、将来運用できるような実力を身につけること。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
刑事訴訟法の概要
1. 実体法と訴訟法
2. 捜査開始から刑の執行までの流れ
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
刑事手続の関係者
1. 司法警察職員
2. 検察官
3. 裁判所
4. 被疑者
5. 弁護人
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
任意捜査と強制捜査
1. 強制処分法定主義
2. 強制捜査と任意捜査の区別
3. 強制捜査の適法性の判断
4. 任意捜査の適法性の判断
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
捜査の端緒
1. 捜査の端緒の意義と種類
2. 告訴・告発
3. 職務質問
4. 所持品検査
5. 自動車検問
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
被疑者の身体拘束
1. 身体拘束処分と令状主義
2. 逮捕
  2-1. 通常逮捕
  2-2. 現行犯逮捕
  2-3. 緊急逮捕
  2-4. 逮捕後の手続
3. 勾留
  3-1. 実体的要件
  3-2. 勾留の手続
  3-3. 勾留の期間
  3-4. 勾留に対する不服申立て等
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
逮捕・勾留に関する諸問題
1. 身体拘束処分の効力が及ぶ範囲
2. 一罪一逮捕一勾留の原則
3. 別件逮捕・勾留と余罪の取調べ
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
供述証拠の収集・保全
1. 被疑者の取調べ
  1-1. 取調べの手続
  1-2. 任意同行
  1-3. 任意出頭・同行後の取調べ
  1-4. 逮捕・勾留中の取調べ
2. 参考人の取調べ
3. 第1回公判前の証人尋問
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
被疑者の権利
1. 黙秘権(自己負罪拒否特権)
2. 弁護人の援助を受ける権利
  2-1. 弁護人の選任
  2-2. 被疑者国選弁護
  2-3. 接見交通権
3. 証拠保全
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
令状に基づく捜索・差押え
1. 捜索・押収と令状主義
2. 実体的要件
3. 捜索差押令状の記載
4. 捜索・差押えの実施
5. 捜索・差押えの範囲
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
令状によらない捜索・差押え
1. 逮捕に伴う捜索・差押えの実質的根拠
2. 逮捕に伴う捜索・差押えの対象物
3. 逮捕に伴う捜索・差押えの範囲
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
捜索・差押え以外の客観的証拠の収集
1. 検証・実況見分
2. 鑑定
3. 体液の採取
  3-1. 強制採尿
  3-2. 強制最決
4. 嚥下物の採取
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
その他の証拠収集
1. 写真撮影・ビデオ撮影
2. 通信・会話の傍受
3. 会話の一方当事者による秘密録音
4. おとり捜査
5. その他(GPS・X線・ごみの収集・指紋採取・DNA採取)
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
捜査の終結
1. 警察における捜査の終結
2. 少年事件
3. 検察官の事件処理
  3-1. 国家訴追主義・起訴独占主義
  3-2. 起訴便宜主義
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
1. 公訴権運用の規制
1-1. 不起訴処分に対する規制
1-2. 起訴処分に対する規制(公訴権濫用論)
2. 公訴時効
3. 起訴後の捜査
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括
予習内容
Preparation for Class
定期試験で出題された内容について、教科書および参考書の該当箇所をよく読んでおいてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
わからなかった点などについて、教科書および参考書の該当箇所を読むなどして、疑問を解消してください。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
予習および復習は必ず行ってください。
最新版の六法を必ず持参してください。
授業時に発言を求める場合があります。その際には積極的に発言してください。
わからないことは、いつでも質問してください。
教科書   Texts 教科書については特に指定しません。初回の授業で刑事訴訟法に関する主な教科書について説明しますので、自分にあった教科書を選択してください。参考として、以下の教科書を掲げておきます。
① 宇藤崇・松田岳士・堀江慎司『刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2018年)
② 酒巻匡『刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2020年)
③ 上口裕『刑事訴訟法〔第5版〕』(成文堂、2021年)
参考書   Reference Books 判例・裁判例を深く理解するための文献として、以下を掲げます。
① 大澤裕=川出敏裕編『刑事訴訟法判例百選〔第11版〕』(有斐閣、2024年3月発行予定)
② 松田岳士=宮木康博『刑事訴訟法判例集』(有斐閣、2023年)
③ 葛野尋之・中川孝博・渕野貴生編『判例学習 刑事訴訟法〔第3版〕』(法律文化社、2021年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験(100%)により評価します。
定期試験は、論文式試験(事例問題)です。この授業は相対評価を採用し、評価割合は、S評価:10%以内、A評価:20%程度、B評価:30%程度、C評価およびそれ以外の評価:40%程度を目安とします。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 12時27分13秒