シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2KC2029001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 国際法1-1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 国際法1-1
英字科目名
English Name of Subject
International Law 1-1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 根本 和幸
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 「私たちが生活している国内社会」では、日々、様々な事件事故が発生している。これらに対して国内法は、合法や違法、無罪や有罪という法的評価を与え、その社会秩序を回復することを期待されている。他方で、「国際社会」に目を向けてみると、ロシア・ウクライナ紛争やパレスチナでの紛争、核開発の問題やミサイル発射、中国を取り巻く東シナ海や南シナ海での境界画定問題など様々な紛争が起こっている。また、「日本」との関係では、カルロス・ゴーンという被疑者が日本からレバノンに逃亡した事件や韓国の裁判所による慰安婦賠償訴訟判決の確定も、国内法上の問題から国際問題に発展している。これらの問題に対して、なぜ直ちに合法・違法の決着がつかないのであろうか。この講義では、総論的にその解決の基礎となる「ルール(=国際法)」を学び、国際社会の具体的紛争に触れながら、「国際社会の法構造」を理解していく。
到達目標   Class Goals この講義では現在起こっている具体的な国際紛争や事例を通して、
(1)国際法の基礎的概念を身に付けること
(2)まさに今現在の国際社会の情勢や国際問題・紛争を認識すること
(3)国際社会の諸問題に対する「法的な」見方・考え方を養うこと
これら3つに基づいて、紛争と法律条文、裁判とを結びつけて学生と教員とが一緒に考えることで、ニュースを公正に見る眼を養い、物事の正・不正について自分の意見を持つことを目標とする。日々生じる国際紛争や事件に対する私たちの印象はメディアでの報道のされ方に大きく依存しているがゆえに、いっそう重要なポイントである。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション:授業の進め方について
予習内容
Preparation for Class
シラバスを通読して、この講義で何を学ぶのかを理解しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
シラバスと講義マニュアルを読み、この授業での学び方を確認して次回以降の準備をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
国際法の基本構造:「国内法」の構造との違いは何か?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第1章の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第1章の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
国際法主体としての国家(1):いわゆる「イスラム国」は国家なのか?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章1の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章1の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
国際法主体としての国家(2):どのようにして「国家」に昇格するのか?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章1の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章1の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
政府承認:民意に基づかない政権交代をどうするか?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章2-5から2-7の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章2-5から2-7の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
国際法の法源(1):どのように国際法ができあがるのか?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第5章5-1から5-15の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第5章5-1から5-15の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
国際法の法源(2):ソフトな法とは何か?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第5章5-16から5-18の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第5章5-16から5-18の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
条約の成立:国家が約束するとき・・・
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第6章6-1から6-9の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第6章6-1から6-9の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
条約の効力:約束が終わるとき・・・
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第6章6-10から6-33の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第6章6-10から6-33の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
国家管轄権:国境を越えた犯罪や逃亡犯罪人を取り締まるにはどうするか?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章2-12から2-15および第14章14-19から14-22の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第2章2-12から2-15および第14章14-19から14-22の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
主権免除:ただ相手が国家というだけで・・・
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第3章3-1から3-9の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第3章3-1から3-9の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
外交・領事関係(1):大使館へ駆け込みさえすれば・・・
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第3章3-10から3-22の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第3章3-10から3-22の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
外交・領事関係(2):領事とは何か?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第3章3-10から3-22の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第3章3-10から3-22の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
国際法と国内法:国際法が国内法に優位する?
予習内容
Preparation for Class
テキスト『国際法(アルマ)』第7章の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テキスト『国際法(アルマ)』第7章の通読とmanabaでのスタディクイズへの解答 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
これまでの授業の総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの講義レジュメを見ながら、該当箇所の教科書を読み直す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
条約集を参照しながら、試験に向けた復習を行う。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
(1)講義期間中に国際紛争が生じた場合には、その時事問題に関する解説を行うことも予定しているため、上記スケジュールが変更されることがある。
(2)この講義の運営方法ならびに事前に準備してほしいことについては、manabaに講義マニュアルをアップするので、詳細はそちらで必ず確認すること。
(3)講義レジュメや資料はmanabaにアップするので、毎回各自でダウンロードして準備すること。
(4)現代の国際関係や国際問題に関するニュースを観ていて、「よくわからないなぁ」とか「なぜだろう?」と思ったことがある方には、この講義でそれを解決するための手がかりを提供できるかもしれないので、ぜひ受講していただきたい。よって、教室での国際法や国際問題に関する質問は大いに歓迎される。
(5)履修している他の講義とのリンクをも意識して学んでほしい。
(6)受講時には、『国際条約集』を手元に用意しておくこと。
教科書   Texts (1) 植木俊哉・中谷和弘(編)『国際条約集(2024年版)』(有斐閣、2024年)
(2) 中谷和弘・植木俊哉・河野真理子・森田章夫・山本良『国際法(第4版・有斐閣アルマ)』(有斐閣、2021年)
参考書   Reference Books (1)森川幸一・兼原敦子・酒井啓亘・西村弓(編)別冊ジュリスト『国際法判例百選』(第3版)(有斐閣、2021年)
(2)薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦・酒井啓亘(編)『判例国際法』(第3版)(東信堂、2019年)
その他、開講時のイントロダクションおよび各回の講義時に適宜指示する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験80%、毎回のスタディクイズ20%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分52秒