シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2KD1027000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 演習(対面授業)
授業名称   Class Name J-SET103法情報処理演習1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-SET103法情報処理演習1
英字科目名
English Name of Subject
Legal Data Processing 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、環境、情報などに関する幅広い教養
知識・理解 法的基礎知識と体系的理解
汎用的技能 コミュニケーションツールとしての情報通信技術の活用能力
汎用的技能 消費者、環境、企業活動に関する問題を解決する能力
態度・志向性 問題への積極的な取り組み
態度・志向性 “Do for Others”の精神
態度・志向性 周囲の人間や環境への配慮と共生力
統合的な学習経験と創造的思考力 新しい問題への積極的な取組みと問題解決能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 妻木 伸之
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 金曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description 法学の学習や法的紛争の処理にあたっては、法に関する様々な情報(法令、判例、図書・論文などの文献)の活用が欠かせません。
本演習では、法令・判例の探し方・読み方ならびに様々な図書・論文の探し方について、実習を通じて学びます
(なお、データベースを使った調査が主になりますが、印刷媒体を使った調査法も適宜取り上げます)。
また、出典の示し方などレポート・論文などの基本的な形式も学びます。

なお、授業期間中に、学習効果の確認などのための「課題」の提出を3回、
また、これらとは別に5000字程度の「期末レポート(任意の判例の紹介・評釈)」を予定しています
(定期試験は行わない)
到達目標   Class Goals 本演習の学習目標として、次の3つを設定します。
・法に関する情報を収集するための基礎的技術を習得すること(判例全文、関連する法令・文献などの資料をひとりで入手できるようになること)
・収集した情報を整理し、アウトプットする能力を獲得すること(資料を読解し、適切な形式でレポート等にまとめられるようになること)
・受講者のリーガル・マインドを涵養すること(法曹的な思考方法を身につけること)
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス
法情報処理演習では何をするのか(演習の目的や進め方など)を説明します。
また、第1回よりPCを使用しますので、忘れずに持参してください(原則として、毎回PCの持参が必要)。
予習内容
Preparation for Class
シラバスをもう一度よく読んでおく。
manabaのこの演習のページを確認しておく(「コースニュース」「第1回」のコンテンツなどを確認をしてください)。
大学LANへの接続確認(有線or無線)、「明学大図書館ホームページ(トップページ)」のブックマークを行っておく。
目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。
特に、manabaの基本的な使い方をしっかりとふりかえってください。
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
法令の調査①
日本における法令とは何かおよび六法を使った法令の調べ方を学びます。
また、六法を使用しますので、持参してください。
予習内容
Preparation for Class
六法を所有しているかをチェックする
(なるべく新しいものを入手し、かつ、旧い版のものもとっておくことが望ましい。
 なお、令和5年(2023年)版以前のもののみの場合は、新しい版を購入することを強く勧めます)。
目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。 目安時間
Hours
1 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
法令の調査②
法令データベースを使った法令ので調べ方を学びます。
(「E-gov法令検索」の実習を予定)
予習内容
Preparation for Class
六法では調べられない法令があることをチェックする
(第2回終了後に予習用の資料をアップロードする)。
目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。
「E-gov法令検索」をブックマークする。
目安時間
Hours
1 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
法令の読み方
法律などの「法令」の条文を読むポイントを学びます。

なお、要提出課題①の出題を予定しています(提出締切は別途指示する)
予習内容
Preparation for Class
第3回に指示された法律の条文を調べておく
(第3回終了後に予習用の資料をアップロードする)。
目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。

要提出課題①をダウンロードし、取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
判例の調査①
判例とは何かおよび判例教材や判例集などで判例を調べる方法を学びます。
また、判例教材や判例集の所在をOPACの使って調べる方法を学びます。
予習内容
Preparation for Class
判例とは何かを考えておく。
「明治学院大学図書館ホームページ(トップページ)」をブックマークしてあるか確認する
(まだブックマークしていない場合は、ブックマークしておく)。
目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。
可能であれば、図書館で、実際に判例教材や判例集を手に取ってみてください。

まだ、要提出課題①をダウンロードしていない場合は、ダウンロードし、課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
判例の調査②
判例を判例データベースで調べる方法を学びます。
(「裁判例情報」の実習を予定)
予習内容
Preparation for Class
第5回に配布された判例教材のコピーをよく読んでおく。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。
「裁判所ホームページ」(「裁判例情報」)をブックマークする。
目安時間
Hours
1 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
判例の調査③
判例を判例データベースで調べる方法を学びます
(有料データベースの例としてLex-DBの実習を予定)。
予習内容
Preparation for Class
「明治学院大学図書館ホームページ(トップページ)」をブックマークしてあるか確認する
(まだブックマークしていない場合は、ブックマークしておく)。

これまで履修したまたは履修中の講義などで言及された判例のうち、興味があるものを探しておく
(すくなくとも、判例に言及のある教科書・参考書またはレジュメなどを用意する)。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。

要提出課題①の解説をアップロードしますので、答え合わせと復習をしておきましょう。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
判例の読み方①
判例を読むポイントについて学びます。
予習内容
Preparation for Class
第7回で入手した判例(判決文)に目を通しておく。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。

期末レポートで取り上げる判例を探し始める。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
判例の読み方②
判例を読むポイントをみつける方法について学びます。

なお、要提出課題②の出題を予定しています(提出締切は別途指示する)。
予習内容
Preparation for Class
判例を判例データベースで調べる方法について再度ふりかえっておく。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。

期末レポートで取り上げる判例を探し始める。

要提出課題②をダウンロードし、取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
二次資料の調査①
「注」などを使って、どのような二次資料があるかを調べる方法を学びます。
また、OPACの使い方について復習します(雑誌論文の探し方を中心に)。
予習内容
Preparation for Class
第5回に配布された判例教材のコピーをよく読んでおく(特に解説部分)。

また、第5回の解説資料を参考にして、OPACの使い方を復習しておく。
目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。

期末レポートで取り上げる判例を決める+当該判例に関する評釈をみつける。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
二次資料の調査②
論文書誌データベースで、どのような二次資料(論文)があるか調べる方法を学びます
(NII提供の論文書誌データベースCiNii Researchの実習を予定しています)。
予習内容
Preparation for Class
期末レポートで取り上げる判例を決める
+当該判例に関する評釈をみつける(図書館でコピーして、第11回の演習に持参する)。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
解説資料をmanabaにアップロードしますので、それを参考に演習をふりかえっておきましょう。

要提出課題②の解説をアップロードしますので、答え合わせと復習をしておきましょう。

(以下の作業をまだ完了していない学生は、以下の作業を行う)
期末レポートで取り上げる判例を決める
+当該判例に関する評釈をみつける(図書館でコピーする)。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
(状況により第13回と第12回の順番が入れかわる可能性がある)
資料の「引用」の方法と「出典」の示し方(注の付け方)を学びます。
『アカデミックリテラシーハンドブック』を使いますので、持参してください。

なお、要提出課題③の出題を予定しています(提出締切は別途指示する)
予習内容
Preparation for Class
期末レポートで取り上げる判例に関する二次資料を集める。
『アカデミーリテラシーハンドブック』の有無をチェックする。

(以下の作業をまだ完了していない学生は、以下の作業を行う)
期末レポートで取り上げる判例を決める
+当該判例に関する評釈をみつける(図書館でコピーする)。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
期末レポートで取り上げる判例に関する二次資料を集める。

(以下の作業をまだ完了していない学生は、以下の作業を行う)
期末レポートで取り上げる判例を決める+当該判例に関する評釈をみつける。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
(状況により第12回と第13回の順番が入れかわる可能性がある)
判例評釈の作成①
「判例評釈」とは何かおよびその標準的構成などを学びます。
予習内容
Preparation for Class
期末レポートで取り上げる判例に関する二次資料を集める。

(以下の作業をまだ完了していない学生は、以下の作業を行う)
期末レポートで取り上げる判例を決める
+当該判例に関する評釈をみつける(図書館でコピーする)。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
要提出課題③をダウンロードし、取り組んでください。

配布された『期末レポート課題』に従い、判例評釈の作成を進める。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
判例評釈の作成②
実際にレポートの作成の作業をしてみて生じる疑問を解消するための質疑応答を予定しています。
また、法令と時間の問題について学びます。
予習内容
Preparation for Class
配布された『期末レポート課題』に従い、判例評釈の作成を進める。
また、判例評釈の作成の際に生じた疑問点を整理しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布された『期末レポート課題』に従い、判例評釈の作成を進める。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
判例評釈の作成③および総括
実際にレポートの作成の作業をしてみて生じる疑問を解消するための質疑応答を予定しています。
また、これまでのまとめを行います。
予習内容
Preparation for Class
要提出課題③の解説をアップロードしますので、答え合わせと復習をしておきましょう
(この点、期末レポート作成にも反映させるようにしましょう)。

配布された『期末レポート課題』に従い、判例評釈(期末レポート)の作成を進める。
また、判例評釈(期末レポート)の作成の際に生じた疑問点を整理しておく(第15回が質疑応答の最後の機会です)。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布された『期末レポート課題』に従い、判例評釈(期末レポート)を作成し、期日までに提出する。
(なお、目安時間は、最低限の水準、つまり14時間以上は必要であることを念頭においてください)
また、提出するファイルが、この科目のものであるかや完成した提出用のファイルかどうかもう一度チェックする。

提出締切日以降、提出の不備等がないかどうかを、manabaの「コースニュース」をチェックする
(なお、ポートヘボンなどで個別のお知らせをする場合もあるので、それも確認すること)。
目安時間
Hours
14 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
シラバス作成時点では、「対面」での演習の実施を予定している。
また、teamsを使った同時配信も実施する予定である
(ただし、「対面」での演習への出席が基本となる)。 

演習形式のため、実習に積極的に取り組むことが必須です(簡単なこと一つ一つを大事にしてください)。

また、原則として毎回、自分のノートPC(要ウィルス対策・学内LANに接続可能なもの)を持参すること(第1回から使用します)。
なお、前日の夜または当日の朝に、充電残量やOSなどのアップデートを確認しておくこと。

また、manabaを使用して、お知らせや資料の配布を行いますので、適宜チェックすること。

なお、上記授業計画については、諸般の事情により順序・内容等に若干の変更の可能性があります。
(演習の対面の実施を含め、Covid19の流行状況などにより変更の可能性があることに留意)。
教科書   Texts 教科書は指定しない。適宜、レジュメ・資料を配布する
(ただし、六法・『アカデミックリテラシー ハンドブック』を使用する回あり)。

また、配布したレジュメ・資料などは、ファイルをmanabaにアップロードする
(一部については電子データのみまたはハードコピーのみ提供の場合あり)。
参考書   Reference Books 可能な限り、最新(令和6年(2024年)版以降)のポケット六法・デイリー六法レベルの六法の入手が望ましい。

このほか参考書として、いしかわまりこ他『リーガル・リサーチ(第5版)』(日本評論社、2016年)、
法制執務用語研究会編『条文の読み方(第2版)』(有斐閣、2021年)
および三省堂編修所編『ひと目でわかる六法入門(第2版)』(三省堂、2018年)を推奨します。

その他の推奨図書については、演習内で紹介します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
授業計画に従い、解説資料をmanabaにアップロードするので、自己採点しておくこと
(なお、期末レポートについては、フィードバックはしない予定)。
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
演習への参加などを総合的に判断した平常点 55%
(このうち、学期中の課題(計3回)の提出・評価 45%=各回15%)および
期末レポート(任意の判例の評釈作成)45%で評価します。
(なお、定期試験は行わない)

なお、正当な理由のない欠席を4回以上した者、および、
期末レポートの未提出者は、無条件で不合格(評価不能)となります。

また、この科目が卒業に必要な「必修科目」であることに留意すること。
関連URL   Related URL 明治学院大学ホームページ(在学生用) http://www.meijigakuin.ac.jp/visitor/student.html
明治学院大学図書館 http://www.meijigakuin.ac.jp/library/
ポートヘボン・ポータル https://porthepburn.meijigakuin.ac.jp/ActiveCampus/index.html
情報センター(学生向け) https://www.meijigakuin.ac.jp/joho/student/
その他の関連websiteのURLは、適時manabaで紹介する。
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月22日 18時12分24秒