シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2MC0000100
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 演習(対面授業)
授業名称   Class Name KSGEN111基礎演習A/1011基礎演習A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject KSGEN111基礎演習A
英字科目名
English Name of Subject
Introductory Seminar A
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 国際社会や文化に関する総合的理解力
知識・理解 基礎的な学習能力
汎用的技能 語学力と国際コミュニケーション能力
汎用的技能 グローバル社会の問題を分析する力
態度・志向性 国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の課題を自ら発見する力
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の問題の解決策を探る力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 青柳 寛
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description ★本ゼミのタイトル:『大学学―人生紡ぎのための大いなるステップへの構えと取り組み』

★本ゼミの主旨と概要:
 本ゼミは、現代世界における学問の体系と大学という場(体制)についてみなさんに自覚いただき、自分自身がこの場でどんなことを学び、それを糧にどんな人生を紡ぎ出したいのか考えたり目標設定をしたりしながら、初年次の学びとして欠かすことのできないアカデミックスキルの基礎―特に大学レベルでの「ものの考え方」を、「読み方」と「書き方」と共に習得すること―に取り組んでいただきます。これを達成すべく、基礎演習に共通する以下の様な内容を設定します(※印の部分は本ゼミ独自の取り組みです):

A 読み方を学ぶ
(1)資料収集の方法: 参考文献として利用する著書や論文、関連資料などの探し方。そして蔵書の館となる図書館やアーカイヴへのアクセスの方法や検索エンジンの使い方など。
(2)文献の読み方: 理論的・批判的な読み方、読書メモの書き方、要点のまとめ方や要約の作り方など。

B レポートの書き方を学ぶ
(1)レポートの書き方(立論技法): レポートの種類(レポートとは何か)、レポートの構成、
パラグラフライティングの手法、引用の方法(文集中引用・文末引用)、参考文献の示し方、推敲の重要性、コンプライアンス(参照作法と倫理的配慮)など。
(2)レポートの書き方(立論実践): 学期中、2000字程度を目安とするレポートを2回以上提出します。本ゼミでは、教員がこれを添削し、各回フィードバックいたします。

C ⼤学での学び方を習得する
(1※)大学における学びの意義: この世には「学びの体系」というものが存在し、大学はその上部で専門的な知識と社会に踏み出していくためのスキル(知性や教養、あるいはコミュニケーションスキル)を育む場として機能していますが、このことを「自身の問題」として再認識し、ここで何を学び、得られた学びを糧にどんな人生を紡ぎ出していきたいのか考えながら、「学びの目的意識」を自覚いただき、その構想(envisioning)の技法を身に着けていただきます。
(2) 国際学科のカリキュラム: 上記C(1)のような枠組みにおいて、国際学科のプログラムおよびカリキュラムがどのように構成・デザインされているかを検討しながら、4年間の履修計画(仮)を立ててみます。
到達目標   Class Goals 大学における学びの意義と基礎レヴェルでのアカデミックスキルの習得。殊に以下の4項目を基軸とする:
1)資料収集の⽅法
2)⽂献の読み⽅
3)レポートの書き⽅(技法)
4)レポートの書き⽅(実践)
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
演習A:事始め
 1)シラバスの確認
 2)ゼミの流れと学びの環境設定
 3)内規の確認
 4)アイスブレイキング
予習内容
Preparation for Class
1)国際学部ホームページ、インスタグラム関連ページ等を閲覧し、国際学部の特徴をつかんでおく!
2)『2024年度履修要綱』の序章部分に目を通しておく!
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
受講を通して得られた理解や所見・所感など、要点を自身のジャーナルとして整理しておく!=以下「マイジャーナル編纂」と表記します。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
大学考:大学とこれを裏づける学問体系について

※「大学」ってどんな場所なのでしょうか?ルネッサンス西洋や、それ以前の古代ギリシャや中国やアラブ世界で発展したアカデミアについても吟味しながら、あらためて自分たちの「学びの拠点」について考えてみましょう!
予習内容
Preparation for Class
1)「大学」という場や社会的な位置づけについて、自分なりに調べておく!
2)『大学で何を学ぶか』読み始め
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
合理性と実証性:学術的思考とはどういう「ものの考え方」なのか?

※大学でいう「考える(考察する)」とは「学術的に思考する」ことを意味していますが、ではこの「学術性」が何を意味しているのか、ここで改めてしっかりと検討しておきましょう。
予習内容
Preparation for Class
1)「学術的」や「学術性」について、自分なりに調べて吟味しておく!
2)『大学で何を学ぶか』読み進め
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
人文社会科学という領域について

※「学問体系>領域>分野>科目」という学界の分類を弁えた上で、私たちが所属する国際学部が人社会科学系の領域に特化された学部であることを認識いただきます。この点を踏まえ、「人文社会学」とはどんな学問領域で、その中にはどんな専門分野が含まれているのか確認し、自身の専門性について考えてみましょう!
予習内容
Preparation for Class
『大学で何を学ぶか』読み進め 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
課題立論演習①:大学で学ぶことの意義について

※ここまで読み進めてきた教科書『大学で何を学ぶか』の要点を整理し、一部を引用しながら持論を論述し、『課題レポート①』としてまとめてみましょう。
予習内容
Preparation for Class
『大学で何を学ぶか』読み納め 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ライブラリーツアー:図書館の利用方法を学ぶ

※図書館でガイダンスを受けながら、参考文献の検索方法や借り出しのコツとルール、館内で可能な作業や守るべき作法について学び、今後のフル活用に備えます!
予習内容
Preparation for Class
1)図書館利用動画を閲覧し、利用の要点を理解しておく[アクセス:ポートヘボン⇒学生生活⇒図書館⇒利用案内動画]
2)『グローバル人材とは誰か』読み始め
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
国際学と学際性について

※日本で初の国際学の学び場として成立した本学部のレガシーを踏まえながら、本学部のキーワードである「学際性/cross-discipline」についてみんなで検討してみましょう。斯様な学制とこれが醸し出す学びの環境において留意しておくべきは、どんな点でしょうか?

★レポート①提出
予習内容
Preparation for Class
1)国際学について独自に検索し、その主旨や特徴を把握しておく!
2)『グローバル人材とは誰か』読み進め
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
探究課題の見つけ方・作り方

※ここでは、これまでの学びを踏まえながら、自分自身が本学部で探究してみたい課題について吟味・検討していただきます。~今仮に4年後の自分を想定してみるなら、貴君は本学部でどんな研究テーマを探究し、そのためにどの分野やコースを専攻し、学びを極めたいと思えるでしょうか?

★レポート①返却:フィードバックの確認
予習内容
Preparation for Class
1)自身の学術的興味と希望探究課題について考えておく!
2)『グローバル人材とは誰か』読み進め
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
文献整理演習:国際学関連文献の確認とゼミ内共有リストの作成
予習内容
Preparation for Class
1)国際学に関係する学術文献をラブラリーサーチし、リストを作ってみる!
2)『グローバル人材とは誰か』読み進め
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
課題立論演習②:「大学で学ぶことの意義」について

※ここまで読み進めてきた教科書『大学で何を学ぶか』の要点を整理し、一部を引用しながら持論を論述し、『課題レポート②』としてまとめてみましょう。
予習内容
Preparation for Class
『グローバル人材とは誰か』の読み納めと、要点の整理 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
課題レポート②の作業進行確認と質疑応答

※考え方、書き方、引用方法など、これまで学んだ立論要領を踏まえながら、ゼミのみんなで各々のレポートの進み具合や取り組みの課程で生じた質疑を共有してみましょう!
予習内容
Preparation for Class
レポート②の進み具合と質疑について、ゼミで意見を共有できるよう、整理しておく! 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
アカデミック・コンプライアンスについて

※ここでは、学徒としてやってはいけないことや配慮すべき点、処罰などについて、みんなで検討します。

★レポート②提出
予習内容
Preparation for Class
盗作(plagiarism)やこれに関連した学問世界におけるルールや基本的作法、あるいは倫理的配慮について調べておく! 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
★レポート②返却:フィードバックの確認と質疑応答

※この後、修正を要するレポートは、修正版をマイジャーナルに所収して学期末に提出すること!
予習内容
Preparation for Class
マイジャーナル編纂ワークショップ

※本ゼミで得られた「大学学の基礎知識」および自身のアカデミックスキルの上達に関する振り返り(感想・リアクション)を週毎にコツコツまとめながら編纂してきたマイジャーナルについて、学期末に提出するための体裁や提出方法、評価基準などをここで申し合わせます!
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
カリキュラム検討会

※この基礎演習に連なるゼミや科目、および自身の適性について検討してみます!
予習内容
Preparation for Class
『2024年度 明治学院大学履修要綱』に目を通ながら、自身の今後について展望してみる! 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
マイジャーナル編纂 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括

※これまでの15週間を振り返りながら、「大学で何を何のために学ぶのか?」再確認します。そして、次のステップでやるべきことに関して検討してみましょう!
予習内容
Preparation for Class
『2024年度 明治学院大学履修要綱』に目を通し、自身の履修計画を建ててみる! 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
1)これまでの受講内容をふり返り、自分が得られた学びについて総体的に評価してみる!
2)字学期(次のステップ)に向け、キャンパスライフのこれからについて構想し、計画を建ててみる!
3)マイジャーナルの整理と提出(提出方法お期限については指示いたします!)
目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
基礎演習においては3回に及ぶ⽋席(診断書のある病気など、やむを得ない理由によるものを除く)や、6回以上の遅刻によって単位修得を無効歳、成績を「不可」とする!=こうなると次年度に再履修しなければ次年次に進めないため、留年してしまうことになります。~こんなつまらない展開や処分に気を注いでいる暇があったらぜひ、向学の意志を発揮し、大学で学ぶことの素晴らしさや楽しさを展望しながら、一度しかない人生を充実した方向に紡いで行く業に真剣・真摯に取り組んでいただきたいと思います!~まずは本ゼミからそうした方向性を見据え、知的な潤いとやり甲斐に満ちたキャンパスライフの構築を始めてください! ☆彡
教科書   Texts 1)『2024年度 明治学院大学履修要綱』
2)加藤諦三『大学で何を学ぶか』(ISBN-10:458412230X/ISBN-13:978-4584122303)
3)加藤恵津子・久木元真吾『グローバル人材とは誰か:若者の海外経験の意味を問う』(ISBN-10:4787233971/ISBN-13:978-4787233974)
参考書   Reference Books manabaを通じて配布される共通資料:
1)『レポートの書き方Q&A』
2)『これからの大学生活に向けて』
3)『国際学科学生ハンドブック』
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
1)授業への参加度(50%)
2)学びのジャーナル(20%)
3)レポート(30%)
※出⽋に関する単位取得のための最低条件として、3回以上の私的⽋席(診断書のある病気など、やむを得ない理由によるものを除く)や6回以上の遅刻によって単位修得を「不可」とする。
関連URL   Related URL 明治学院大学国際学部ホームページ=https://fis.meijigakuin.ac.jp/

明治学院大学国際学研究科HP=https://fis.meijigakuin.ac.jp/graduate/
明治学院大学国際学部付属研究所HP=http://www.meijigakuin.ac.jp/~iism/
PRIME 明治学院大学 国際平和研究所HP=http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/

CiNii論文検索=https://cir.nii.ac.jp/
国会図書館文献検索=https://ndlsearch.ndl.go.jp/

The World's Top Universities=https://www.topuniversities.com/student-info/choosing-university/worlds-top-100-universities
備考   Notes 修学意欲と自主性がものをいいます!~受講・ゼミ内活動に楽しく取り組み、メキメキと自身の知的なエンパワーメントに努めてください!☆彡
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月03日 11時52分48秒