授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
2MC0000601
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
演習(対面授業)
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授業名称 Class Name |
1011基礎演習A
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
1011基礎演習A
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英字科目名 English Name of Subject |
1011Introductory Seminar A
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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国際社会や文化に関する総合的理解力
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〇
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知識・理解
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基礎的な学習能力
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◎
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汎用的技能
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語学力と国際コミュニケーション能力
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汎用的技能
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グローバル社会の問題を分析する力
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〇
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態度・志向性
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国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
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統合的な学習経験と創造的思考力
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グローバル社会の課題を自ら発見する力
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統合的な学習経験と創造的思考力
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グローバル社会の問題の解決策を探る力
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
香坂 直樹
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
火曜4時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
現在の社会では、人々の間に存在する「多様性」を肯定的に捉えることが多く、社会制度を通じて多様性を確保することが広く求められている。しかし、なぜ「人は互いに違う」というある意味では当たり前のことが改めて問われているのだろうか? また、なぜ、「人が互いに違う」ことを示す機会・場を確保することが、時に社会や政治を揺るがす大きな問題になるのだろうか? その理由の一つは、今の世界では住民の間にある程度の「同質性が存在していること」を前提に、つまり「その社会の人々がある程度同じような文化的な価値観や行動規範、言語を有していること」を前提に、社会や制度が形作られ、私たちもその状況を当たり前のこととして受け入れているからだろう。その一例が、例えば「国民」や「民族」という集団意識であり、その意識は共通語ないし国語という制度や、伝統(と呼ばれ認識されるもの)、あるいは歴史観の共有などによって支えられている。 この授業では、一方では「社会の同質性」とは何を意味しているのか、他方では「多様性」や「多元性」を実際の社会で確保するとはどのような行動を意味するのか、そして、社会の中で多様性を確保しようとする際にどのような課題が立ちはだかるのかを考えたい。その際、中央ヨーロッパをはじめとした各地の事例に関する文献を用いる。
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到達目標 Class Goals |
・大学での学びに向けた基礎的な力として、資料収集の方法、つまり、資料・論文・文献の探し方、そして図書館の使い方を身に付ける。 ・また、集めた文献を読む方法、つまり文献を理論的・批判的に読む方法、読んだ内容を固定するための読書メモの書き方や要約の作り方を身に付ける。 ・レポートの書き方を学ぶ。レポートとはどのような文章なのかを理解した上で、レポートを書く技法を身に付ける。具体的には、レポート構成の考え方や、パラグラフライティングの手法、文献を引く際の引用の方法、参考文献の示し方、推敲の重要性などを実際にレポートを書きながら学ぶ。 ・中央ヨーロッパや世界各地の事例を通じて、社会の同質性あるいは多様性とは何を意味しているのかについて理解する力を身に付ける。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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ガイダンス:受講者で互いに自己紹介する。また授業で扱う問題に関して基礎的な情報を受講生内で共有する。また、授業で講読するテキストと分担を決定する。
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予習内容 Preparation for Class
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受講生それそれが自己紹介と問題関心について発言できるように考えを整理しておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業で得た情報を整理する。また授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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ディスカッションの練習:簡単なテキストについて議論し、議論の作法を学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、ディスカッションの論点について適切に発言できるように考えをまとめる準備をしておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト1:エッセイ程度)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。また、報告を担当する受講生はあらかじめテキスト内容要約や論点をまとめたやレジュメを作成し、報告に備える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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図書館ガイダンス(仮)。図書館の使い方と検索システムを用いた文献の検索方法を学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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図書館の利用案内動画を参照しておくこと。図書館探検に参加すること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業で得た知識を活用し図書館でレポート作成に必要な文献を探すこと。レポート構想案(400字目安)を作成すること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト2:エッセイ程度)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト2:エッセイ程度)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト3:新書程度)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト3:新書程度)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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レポート・ピアレビュー(1)。レポートの初稿(2,000字程度)について、受講生が互いに改善提案を出し合う。また、自分のレポート原稿にもそれらの提案をフィードバックする。
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予習内容 Preparation for Class
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レポート課題に従ったレポートの初稿を作成し、あらかじめmanaba(学修ポータルサイト)経由で提出しておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ピアレビューを通じて他の受講生から得た指摘や教員からの指摘を参考にして、レポート初稿の修正を始めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト4:専門書以上)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト4:専門書以上)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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レポート・ピアレビュー(2):レポートの第二稿(2,000字程度)について、再度互いに改善できるポイントを指摘しあい、自分のレポートにもフィードバックする(一回目とは別の相手とペアを組み、レビューする)。
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予習内容 Preparation for Class
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初回のピアレビューに基づいて手直ししたレポートの第二稿を作成し、あらかじめmanabaを通じて提出しておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ピアレビューで示された他の受講生や教員からの指摘にも配慮しつつ、また文献引用の方法や参考文献の示し方にも注意しつつ、レポートの最終稿(2,000字程度)の作成に向けた作業を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト5:専門書以上)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ディスカッションで出た重要な論点を確認すること。授業内報告に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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テキスト講読、報告と議論。(テキスト5:専門書以上)
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予習内容 Preparation for Class
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参加者全員が指定されたテキストを読み、論点について発言できるように準備する。報告者はレジュメを作成する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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レポート最終稿の提出に向けた準備を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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まとめ、授業内容の振り返り
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予習内容 Preparation for Class
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レポート最終稿の作成。manabaへの提出前に必ず推敲すること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ポートフォリオの作成
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
この授業は演習形式で進めるので、毎回の授業は基本的に受講生による報告準備と報告、ディスカッションがあって初めて成り立つ。そのため、講読テキストの精読や報告資料(レジュメ)の作成、論点の提示といった授業準備、及び授業内での発言など受講生の積極的な参加を求める。
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教科書 Texts |
講読で使うテキストは初回の授業で決定する。
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参考書 Reference Books |
授業内で適宜指示する。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
・レポート提出と内容:60% ・授業参加の程度:40% (※なお、演習であるため、授業の出席は必須となる。基礎演習においては半期15回の授業のうち、3回以上の欠席(診断書のある病気などやむを得ない理由による欠席を除く)や6回以上の遅刻がみられた場合は、単位取得を不可とする。注意すること。)
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月19日 15時00分53秒
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