シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2MC0221000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name KSGEN108文化研究の基礎(Bクラス)
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject KSGEN108文化研究の基礎
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Culture Studies
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 国際社会や文化に関する総合的理解力
知識・理解 基礎的な学習能力
汎用的技能 語学力と国際コミュニケーション能力
汎用的技能 グローバル社会の問題を分析する力
態度・志向性 国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の課題を自ら発見する力
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の問題の解決策を探る力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 紺屋 あかり, 竹尾 茂樹, 田中 桂子
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 月曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 文化を理解したり、楽しんだりするためには、それにどのように接近したらいいのだろう。この講義では、文化について思考するための手掛かりとスタンスを、複数の地域の事象、概念、アート、映画、文学等を取り上げつつ考える。文化とコミュニケーション、人種、民族、ジェンダー、言語等をキーワードに、文化はいかにして作られ、文化は社会をいかに構築し、そこにいかなる問題をもたらしてきたのかを考察する。3名の教員の授業を通じて、文化をめぐるさまざまな議論に接してみよう。
到達目標   Class Goals 文化の普遍性と流動性、個別性と多様性をふまえ、「文化とは何か」という問いに向き合い続ける必要性を理解する。また、文化的他者を受け入れ、多様な文化を生きる人々との間に、どのような共生がどのように可能であるかについて考える能力を獲得する。そのために、文化研究の基礎的なアプローチを身につける。
授業言語   Language 日本語+英語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
田中①
文化の定義、特徴、捉えにくさ
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_2/shakaikochiku_toshin/
予習内容
Preparation for Class
「文化とは?」を考えキーワードやフレーズをメモしておくこと 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
課題をmanabaのレポートに提出する 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
田中②
文化の伝達と展開のメカニズムレポート
Boroditsky, L. How Language shapes the way we think
https://www.youtube.com/watch?v=RKK7wGAYP6k
予習内容
Preparation for Class
自己のアイデンティティと「文化」について考え、キーワードやフレーズをメモしておくこと 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
課題をmanabaのレポートに提出する 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
田中③
日本における多文化共生の可能性
https://www.youtube.com/watch?v=Q-swQMNOytc
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2023/89568/multicultural_symbiosis
予習内容
Preparation for Class
日本政府は多文化国家を目指すとしているが、そのための具体的政策が何なのかを調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
課題をmanabaのレポートに提出する 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
田中④
外国にルーツを持つ児童・学生について(ケース スタデイ)または、学生のフォーラム
予習内容
Preparation for Class
知っている外国にルーツを持つ学生に日本に住むことのメリット・デメリットを聞いておく
https://toyokeizai.net/articles/-/668071
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
課題をmanabaのレポートに提出する 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
田中⑤
日本と他国(スウェーデン・ドイツ・韓国など)『移民』政策を比較:教育政策に注目して
クリス・バージェス、国際化、多文化共生、または日本の「開国」ジレンマ、ANJALI, NO.31, JUNE 2016 津田塾大学出版
予習内容
Preparation for Class
自分が知っている先生と話すチャンスがあれば明治学院大学・国際学部の「外国にルーツを持つ学生」に対してのポリシーを聞いてみる、チャンスがなければ他大学を選びポリシーを調べる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
課題をmanabaのレポートに提出する 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
紺屋① 人類学とは何か:役に立つのかよくわからない学問の話
予習内容
Preparation for Class
授業中に指定された参考文献を講読する。読んでみて、わからなかったことや質問があればノートに書き出しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ティム・インゴルド 2020 『人類学とは何か:Anthropology Why It Matters』亜紀書房 を読む。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
紺屋② 科学技術と人間:AIや宇宙人との共生を考えるとはどういうことか
予習内容
Preparation for Class
授業中に指定された参考文献を講読する。読んでみて、わからなかったことや質問があればノートに書き出しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ティム・インゴルド 2020 『人類学とは何か:Anthropology Why It Matters』亜紀書房 を読む。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
紺屋③ ジェンダー:そもそもジェンダーは存在するのか
予習内容
Preparation for Class
授業中に指定された参考文献を講読する。読んでみて、わからなかったことや質問があればノートに書き出しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ティム・インゴルド 2020 『人類学とは何か:Anthropology Why It Matters』亜紀書房 を読む。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
紺屋④ ポスト資本主義:儲からない経済とベーシックインカム
予習内容
Preparation for Class
授業中に指定された参考文献を講読する。読んでみて、わからなかったことや質問があればノートに書き出しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ティム・インゴルド 2020 『人類学とは何か:Anthropology Why It Matters』亜紀書房 を読む。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
紺屋⑤ 人新世時代を生きること
予習内容
Preparation for Class
授業中に指定された参考文献を講読する。読んでみて、わからなかったことや質問があればノートに書き出しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ティム・インゴルド 2020 『人類学とは何か:Anthropology Why It Matters』亜紀書房 を読む。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
竹尾①テーマは「コロナヴィールスの社会的インパクト」です。近代社会になって、人の移動が繁くなりますが、この度の「病疫の世界化」はその不幸な帰結の一つでしょう。現れはじめている優れた考察に即して考えてみましょう。
予習内容
Preparation for Class
”Opinion _ Our New Historical Divide_ B.C. and A.C. ? the World Before Corona and the World After - The New York Times”を読んでQuizに答え、manabaで前日までに提出すること。Coronavirus: The Queen's broadcast in fullも扱うので聞いておくこと(https://www.bbc.com/news/uk-52176208) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の振り返りを200字程度にまとめてmanabaに提出 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
竹尾②先週は「疫病の移動」がテーマでした。今回は、日本の近代化の中で、人の移動が繁くなったことの意味を考えます。テキストとして、柳田国男『明治大正史 世相編』(1931)の1章故郷異郷」。近代化の中で、生まれ故郷を離れて人が頻繁に遠くまで移動を行うようになったとき、コミュニティーや社会関係はどのような変化を被ったのだろう?また人々はそれに対してどのように対応を試みたのか?
予習内容
Preparation for Class
柳田国男『明治大正史 世相編』の1章を読む。「故郷異郷」についてQuizに答えて、manabaに提出 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の振り返りを200字程度にまとめてmanabaに提出 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
竹尾③ 丸 山 真 男 「 『 で あ る こ と 』 と 『 す る こ と 』 と 」 (『 日 本 の 思 想』岩波新書所収)を読み、明治以来急速な近代化を余儀なくされた日本社会の特徴を考えます。
予習内容
Preparation for Class
丸 山 真 男 「 『 で あ る こ と 』 と 『 す る こ と 』 と 」 (『 日 本 の 思 想』岩波新書所収)を読んでQuizに答え、manabaに提出。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の振り返りを200字程度にまとめてmanabaに提出 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
竹尾④藤原正彦『祖国とは日本語』(2006)の巻頭の2章を題材に、「母語」と文化の関係を考えます。自分の「自然」と化している「母語」についての認知をあらためて議論にのせます。
予習内容
Preparation for Class
藤原正彦『祖国とは日本語』(2006)の巻頭の2章を読んで、Quizに答え、manabaに提出。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の振り返りを200字程度にまとめてmanabaに提出 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
予習内容
Preparation for Class
授業中に指定された参考文献や資料を講読する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各教員から出された課題に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
*1年生を3クラスに分け、それぞれのクラスで3名の教員が4/5回ずつローテーションで授業を行っていきます。
教科書   Texts 【竹尾部門】”Opinion _ Our New Historical Divide_ B.C. and A.C. ? the World Before Corona and the World After - The New York Times”、Coronavirus: The Queen's broadcast in full 他
【田中部門】 講義中に参考文献リストを提示する
【紺屋部門】 ティム・インゴルド 2020 『人類学とは何か:Anthropology Why It Matters』亜紀書房.
参考書   Reference Books 各教員が授業中に指定する場合があります。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
各教員によって多少異なりますが、基本的には授業への参加度50%とレポート課題50%で総合的に判断します。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年04月04日 18時29分44秒