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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2MC0225000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name KSGEN109経済研究の基礎/1509経済研究の基礎
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject KSGEN109経済研究の基礎
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Economics
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 国際社会や文化に関する総合的理解力
知識・理解 基礎的な学習能力
汎用的技能 語学力と国際コミュニケーション能力
汎用的技能 グローバル社会の問題を分析する力
態度・志向性 国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の課題を自ら発見する力
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の問題の解決策を探る力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 岩村 英之, 李 相佰
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 火曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description  国際学科に入学した皆さんの多くは、どちらかといえば経済について強い関心を持っていないのではないでしょうか。しかし、国際学科の教員の4分の1は経済学あるいは関連する分野を専門としています。また、多くの学生(40%程度)が2年次後半から経済系教員のゼミに所属します。
 この講義では、経済学がどんなものかを体験してもらえるよう、最初の5回で経済学特有の「ものの見方」を解説し、それをもとに、続く9回でいくつかの現実問題(企業、雇用、経済成長、物価、金融、環境、格差、途上国など)を皆さんと考えていきます。数学でいえば、最初に公式を勉強し、後で練習問題を解いてみるようなイメージです。各トピックへの応用については、それぞれ専門とする教員が登場します。合計で4名が登場しますので、経済系の教員にどんな人がいるのか、2年次以降にどんな経済系科目が開講されるのかを知ってもらう機会にもなるでしょう。
到達目標   Class Goals ・経済現象を考えるための「方法」や「道具」を学び、2年次以降の発展科目に進むための土台を築く。
・現代の経済社会の概要を理解する。この講義を最後に、経済学の授業をほとんど履修しないという人も、これから関わらざるを得ない経済について概要を知っておくことは有益でしょう。
・国際学科のカリキュラムと経済の関係について理解する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ミクロ経済学(1)担当:岩村
需要と供給:ものの値段は誰がどうやって決める? 企業?消費者?それとも政府?
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
ミクロ経済学(2)担当:岩村
資源配分:「市場経済」というシステムは何を意味する?「市場経済」以外の経済はどんなもの?
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読し、資料にある「予習のための問題」に対する自分の考えをまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、授業最後のリアクションペーパーを書きながら気づいた点について、自分で参考書などを参照してみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
ミクロ経済学(3)担当:岩村
市場経済の限界:お金で買えないものは経済(経済学)とは関係ない?
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
マクロ経済学(1)担当:岩村
GDP(国内総生産)の考え方:個人の豊かさでなく、“国の”豊かさをどう測るか。
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
マクロ経済学(2)担当:岩村
金融を考える:現代社会において「お金」はどのような役割を果たしているのか。お金の貸し借りによって国は豊かになるのか。
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、授業で出された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
社会政策を考える視点(1)担当:BAE
社会政策の歴史と必要性:欧米各国と日本の社会政策はどのように発展してきたのか?なぜ社会政策は必要か?
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた内容について復習し、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
社会政策を考える視点(2)担当:BAE
社会政策の経済理論:なぜ社会保険は強制性を持つのか?なぜ社会保険は政府によって供給されるのか?労働政策の根拠は何か?
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
社会政策を考える視点(3)担当:BAE
社会保障の財政:なぜ政府は再分配を行うのか?再分配の方法にはどのようなものがあるのか?日本の現状と今後について考える。
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた内容について復習し、授業最後に出された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
途上国経済を考える視点(1)担当:井手上
途上国の貿易構造:貿易はなぜ生じるのか?、「比較優位」とは?貿易構造の問題と貿易政策に関する議論、途上国における地域経済協力の実態
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を読んでおいてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた内容について復習し、次回冒頭に実施する小テストに備えてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
途上国経済を考える視点(2)担当:井手上
途上国における直接投資と産業政策:なぜ企業は海外に投資をするのか?途上国にとっての投資誘致のメリットは何か?アフリカにおける投資促進・投資環境整備の事例紹介
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を読んでおいてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた内容について復習し、次回冒頭に実施する小テストに備えてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
途上国経済を考える視点(3)担当:井手上
途上国における金融:金融取引の特徴、市場の失敗、信用制約の問題、アフリカ・アジアにおける金融デジタル化と金融包摂
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を読んでおいてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた内容について復習し、授業最後に出された課題に取り組んでください。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
日本経済を考える視点(1)担当:李
雇用形態と賃金:日本と他国の比較
日本型の雇用形態・働き方・報酬制度の問題点を探る。
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
日本経済を考える視点(2)担当:李
格差問題:日本と他国の比較
貧富格差拡大の原因と問題点を探る。
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読してくること。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。また、次回冒頭に実施する小テストに備える。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
日本経済を考える視点(3)担当:李
経済成長:日本と他国の比較
日本で低成長率が続く原因を探る。
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を熟読してくること。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を自分で再現してみる。授業の最後に小テストを行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回:授業で実施された小テストの解答と簡単な解説資料をmanabaにアップロードするので、もう一度問題を解いてみて、解説を読み、理解を深めること。
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容をレジュメ等を参考に確認する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
小テスト実施時に正解できなかった問題について、他人に説明するつもりで解答プロセスを再現してみるとよい。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・ほぼ毎回、小テストやグループディスカッション、リアクションペーパーなどなんらかの「参加」が求められ、それらは評価の対象となります。
・日頃から新聞やテレビの経済ニュースに触れる習慣を身に着けて下さい。また、街の書店の「経済・ビジネス」コーナーを眺めてみると、今どんなことが話題になっているのか知る手がかりとなるでしょう。書店に足を運びましょう!
教科書   Texts 使用しない。資料やレジュメを配布する。
参考書   Reference Books [1]マンキュー著、足立他・訳(2019)『マンキュー 入門経済学』(第3版)東洋経済新報社
[2]宮本弘暁(2022)『51のデータが明かす日本経済の構造 ―物価高・低賃金の根本原因―』PHP新書
[3]ジェトロ・アジア経済研究所他編(2015)『テキストブック開発経済学 第3版』有斐閣ブックス
[4]生源寺眞一(2010)『農業がわかると社会のしくみが見えてくる―高校生からの食と農の経済学入門』家の光協会
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
期末試験や期末レポートはありません。毎回の参加の程度・内容によって評価します。講義全体が5つのパートで構成されているので、各パートにおけるパフォーマンスを20点満点で評価し、それらを合計して総合点を算出します。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 12時05分57秒