シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2MC1010001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 2308社会学原論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 2308社会学原論
英字科目名
English Name of Subject
2308Introduction to Society
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 国際社会や文化に関する総合的理解力
知識・理解 基礎的な学習能力
汎用的技能 語学力と国際コミュニケーション能力
汎用的技能 グローバル社会の問題を分析する力
態度・志向性 国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の課題を自ら発見する力
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の問題の解決策を探る力
科目単位数   Credit 4
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 小倉 敏彦
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜4時限(春学期), 木曜5時限(春学期)
授業概要   Course Description この講義では、人間の文化=生活様式がしめす多様性について、異なる社会や時代を比較することで、理解を深めていきます。そのために、人類がいくつかの重要な発明(農耕、文字、宗教、工業など)を経て現在の社会を形成するにいたるまでの流れを大まかに追いつつ、そこから「家族」「共同体」「民族」「近代」「日本人」とは何か?という原理的な問題について考えていきます。社会学入門ではなく、社会というものを一から考えるための基礎訓練と捉えてください。最終的にはさまざまな時代・地域における生活様式の違いを理解することで、私たちが生きているこの社会の特殊性についてより深く考えていければと思います。
到達目標   Class Goals 内容は非常に多岐に渡りますが、今の私たちが当たり前だと思っている物の見方をいったん括弧に入れ、現在の社会のすがたを根本的な視点から再考することが主な目標です。(比較)社会学はそのための有効な手段の一つです。この講義を通じて、社会学理論と文化の多様性を学ぶだけなく、皆さん自身がそれぞれ思う「望ましい社会」のあり方についてより深く考えるきっかけになることを期待します。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
比較社会学としての社会学
予習内容
Preparation for Class
講義で取り上げるトピックの基礎知識を、参考書や現代用語辞典などで調べておく。第1回は【少子化】【幸福度】。使用する文献が告知されているときは、事前に眼を通しておくのが望ましい。
テキスト)見田宗介「鏡の中の現代社会」(『社会学入門』2章)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
個人のなかの社会
予習内容
Preparation for Class
【エミール・デュルケム】【自殺率】について調べておく。
テキスト)デュルケム『自殺論』(中公文庫ほか)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
文化と人間社会
予習内容
Preparation for Class
【早産説】【食のタブー】について調べておく。
参考文献)バーガー『日常世界の構成』(新曜社、第Ⅱ部1章)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
生産手段と社会類型 遊動から定住へ
予習内容
Preparation for Class
【農業の始まり】【古代文明】【産業革命】について調べておく。
参考文献)三井誠『人類進化の700万年』(講談社現代新書);ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(草思社文庫);國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(大田出版、二章)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
家族の存在理由
予習内容
Preparation for Class
【核家族】【インセストタブー】【外婚制】について調べておく。
参考文献)落合恵美子『21世紀家族へ』(有斐閣);山極寿一『父という余分なもの』(新曜社)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
家族制度の多様性
予習内容
Preparation for Class
【エマニュエル・トッド】【宗教改革】について調べておく。
テキスト)トッド『新ヨーロッパ大全』(藤原書店)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
共同体の諸形態 地域・民族・宗教
予習内容
Preparation for Class
【民族紛争】【世界宗教】について調べておく。
参考文献)橋爪大三郎『世界が分かる宗教社会学入門』(ちくま文庫ほか);橋爪大三郎・大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書、1章)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
西欧近代と資本主義
予習内容
Preparation for Class
【産業革命】【資本主義】について調べておく
参考文献)大澤真幸『〈世界史〉の哲学 近世篇』(講談社、1章);長尾伸一郎『現代経済学の直観的方法』(講談社)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
西欧近代と資本主義(続き)
予習内容
Preparation for Class
【マックス・ウェーバー】【プロテスタント】について調べておく。
テキスト)ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫ほか)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
近代社会と自己規律
予習内容
Preparation for Class
【ミシェル・フーコー】【パノプティコン】について調べておく。
テキスト)フーコー『監獄の誕生』(新潮社)
参考文献)花輪和一『刑務所の中』(講談社漫画文庫ほか)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
日本社会と近代
予習内容
Preparation for Class
【ルース・ベネディクト】【菊と刀】について調べておく。
参考文献)船曳建夫『「日本人論」再考』(講談社学術文庫)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
〈日本的〉社会の誕生と終焉
予習内容
Preparation for Class
【無縁社会】【引きこもり】について調べておく。
テキスト)佐藤俊樹「解体する日本的コミュニケーション」『ポップ・コミュニケーション全書』(アクロス出版)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
現代日本における〈社会〉のかたち
予習内容
Preparation for Class
【承認欲求】【自己肯定感】について調べておく。
参考文献)土井隆義『友だち地獄』(ちくま新書);石田光規『「人それぞれ」がさみしい』(ちくまプリマ―新書)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
人間社会の現在と未来
予習内容
Preparation for Class
配布テキスト(見田宗介「人間と社会の未来」『社会学入門』6章)を読んでおく。
参考文献)斎藤幸平『人新世の資本論』(集英社新書)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された参考文献にあたり、疑問を解消する。講義内容を自分で調べた情報やデータと照合させ、自分なりの論点を見つける。 目安時間
Hours
4 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業のまとめ
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を各自復習する。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
期末レポートのテーマが決まっている人は、該当回のレジュメとスライドをもう一度見直す。 目安時間
Hours
4 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
講義の面白みを理解するには、社会と歴史に関する一般常識(高校の教科書レベル)、人間に対する好奇心が必要です。ニュースや身の回りの観察を通じて、普段からアンテナを張り巡らしておきましょう。リアクションペーパーは講義を通じて皆さん自身が考えたことを書いてもらい、次の授業で取り上げます。受講生の積極的な参加を期待しています。
教科書   Texts 指定しない。授業は毎回アップロードする講義レジュメに沿って行なう。参考文献は適宜指示する。
参考書   Reference Books 見田宗介『社会学入門』(岩波新書)
大澤真幸『動物的/人間的』(弘文堂)
大澤真幸『〈世界史〉の哲学』(講談社)
ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(草思社文庫)
ギデンズ『社会学〔第4版〕』(而立書房)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
期末レポートの内容(70%)とリアクションペーパー(3回程度)等の提出状況(30%)で評価する。
関連URL   Related URL
備考   Notes 2コマ続きの授業なので、途中で15分ほど休憩を挟みます。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分54秒