シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2MC2121500
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 演習(対面授業)
授業名称   Class Name KSGEN304演習2B/3004演習2B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject KSGEN304演習2B
英字科目名
English Name of Subject
Seminar 2B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 国際社会や文化に関する総合的理解力
知識・理解 基礎的な学習能力
汎用的技能 語学力と国際コミュニケーション能力
汎用的技能 グローバル社会の問題を分析する力
態度・志向性 国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の課題を自ら発見する力
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の問題の解決策を探る力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 森 あおい
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description 9/11アメリカ同時多発テロ以降、その後も続くテロへの恐怖から、宗教、人種、ジェンダー、セクシュアリティ等、異なった背景を持つ他者を排除しようとする不寛容な動きが世間では見られる。特に、第45代アメリカ合衆国大統領に就任したドナルド・トランプは、「アメリカ・ファースト」の政策を掲げ、他者排除の動きに拍車をかけている。彼の政策は、民主主義を標榜するアメリカの理念と矛盾しているように見えるが、アメリカの歴史を紐解けば、彼ばかりが民主主義の矛盾を体現しているのではないことがわかる。たとえば、「建国の父」を頂点としたアメリカの歴史からして、アメリカ先住民やアフリカ系アメリカ人、女性等を排除しており、白人男性中心的であった。だがその一方で、白人男性が支配する主流社会に抗う、抑圧された人々が綿々と織りなすカウンターカルチャーの潮流をアメリカは生み出している。本演習では、アメリカ文化史を辿りながら、「建国の父」の系譜を見直し、人種やジェンダー、階級、宗教、環境等の問題をマイノリティの視点から検証し、アメリカ多文化主義の課題と可能性を考察する。研究対象としては、小説、雑誌・新聞記事、映画や音楽など多様なメディアを取り上げる。
到達目標   Class Goals アメリカ文化研究を進める上で重要な知識を身に付けることを学習目標とする。今日のアメリカの多文化社会における社会事象を捉えた上で、特に社会的マイノリティーの文化発信についての理解を深める。さらに、プレゼンテーションや論文執筆の方法など、卒論執筆までに必要なアカデミック・リテラシーを身に付ける。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション
予習内容
Preparation for Class
プレゼンテーションのレジュメを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
夏休みの課題の確認
授業の内容を踏まえてノートを整理する
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
夏休み課題発表
予習内容
Preparation for Class
プレゼンテーションのレジュメを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
西川武臣 『 ペリー来航 日本・琉球をゆるがした 412 日間 』中央公論新社、2016. pp.23-46.
予習内容
Preparation for Class
プレゼンテーションのレジュメを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
山内徳信 「地球に未来を、子どもたちに夢と希望を」『憲法を実践する村―沖縄・読谷村長奮闘記』 明石書店、2001. pp. 209-42. ホテル日航アリビラ編集室 「電波とネットを駆使して読谷の情報・魅力を発信する FM78・6MHz!」『沖縄読谷村』英治出版、2014. pp.138-41.
予習内容
Preparation for Class
指定された箇所を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
黒澤亜里子編 「8・13米軍ヘリ墜落事件」、「普天間基地はなぜ危険なのか」『沖国大がアメリカに占領された日』青土社、2005. pp.9-26, 95-101.
予習内容
Preparation for Class
指定された箇所を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
佐喜眞道夫 「丸木夫妻との出会い」、「『沖縄戦の図』を沖縄へ」、「『もの想う空間』として」、『アートで平和をつくる―沖縄・佐喜眞美術館の軌跡』岩波書店 2014. pp.29-59.
予習内容
Preparation for Class
指定された箇所を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
フィールドワークと異文化コミュニケーション
予習内容
Preparation for Class
報告書執筆準備 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
ネイティヴ・アメリカンと環境: 青柳清孝「プエブロ・ラグーナの辿った道」『立教アメリカン・スタディーズ』 pp.7-20.
予習内容
Preparation for Class
指定された資料を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
日系アメリカ人とメディア: 荒 このみ「日系アメリカ人強制収容とアンセル・アダムズの写真記録」①『立命館言語文化研究』  pp.47 - 90.
予習内容
Preparation for Class
指定された資料を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
日系アメリカ人とメディア: 荒 このみ「日系アメリカ人強制収容とアンセル・アダムズの写真記録」②『立命館言語文化研究』2011. pp.47 - 90.
予習内容
Preparation for Class
指定された資料を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
公民権運動と文学: ジョン・スタインベック、竹内真訳 「恐れていた南部へ」『チャーリーとの旅』 (1960)、2007. pp. 318-45.
予習内容
Preparation for Class
指定された資料を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ジェンダーと身体: 大木龍之介「スキニーな身体を読み直す」『中京英文学』2021. pp. 25-56.
予習内容
Preparation for Class
指定された資料を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
セクシュアル・マイノリティー: 「提案6号」『対訳ハーヴェイ・ミルク』 pp.102-117.  (映画あり)
予習内容
Preparation for Class
指定された資料を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を踏まえてノートを整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
卒論執筆計画についてのプレゼンテーション
予習内容
Preparation for Class
プレゼンテーションのレジュメを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
プレゼンテーションのフィードバックを元に論文を執筆する 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修日ーこれまでの学びの振り返り
予習内容
Preparation for Class
課題提出のための準備 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
秋学期の講義内容を確認 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
プレゼンテーション、ディスカッションを中心に授業を行う。
プレゼンテーションの担当者は、レジュメを準備する。
積極的に授業に臨むこと。
教科書   Texts リーディング資料は、manaba等で指示する。
『概説アメリカ文化史』 笹田 直人他編著 ミネルヴァ書房 2002.
参考書   Reference Books 青柳清孝「プエブロ・ラグーナの辿った道」『立教アメリカン・スタディーズ』 pp. 7-20
ジョン・スタインベック『チャーリーとの旅』
角山 照彦訳 Screenplay Milk フォーイン・スクリーンプレイ 2009.
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
平常点(プレゼンテーション、授業参加度) 60%、課題 40%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月27日 17時18分04秒