シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2MC5100001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 3702東南アジア地域研究
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 3702東南アジア地域研究
英字科目名
English Name of Subject
3702AREA STUDIES-Southeast Asia
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 国際社会や文化に関する総合的理解力
知識・理解 基礎的な学習能力
汎用的技能 語学力と国際コミュニケーション能力
汎用的技能 グローバル社会の問題を分析する力
態度・志向性 国際的視野、豊かな人間性、社会的責任
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の課題を自ら発見する力
統合的な学習経験と創造的思考力 グローバル社会の問題の解決策を探る力
科目単位数   Credit 4
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 藤森 浩樹
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 金曜1時限(春学期), 金曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description 東南アジア地域は、経済の発展が著しい。また、社会的には多様性に富み、国際地域研究の対象として極めて興味深い地域である。

本講義では、現代における東南アジア地域の政治や社会、経済(貿易・投資)の状況、社会的な特徴(自然環境、歴史的概観、国土、民族、宗教、言語、文化など)について、基本的知識を習得し、同地域全体の理解を深め、同時に、グローバリゼーション進展における同地域の位置付けとその進展における特性の理解を深める。さらに、同地域と日本との政治・社会的な関係性を考察し、東南アジア地域研究に向けたアプローチを学ぶ。

講義構成は、まず、東南アジア地域全体の政治・経済・社会に関する基本事項を解説した後、
同地域の代表的な数カ国を採りあげ、紹介・比較していく。
最終、政治経済社会などの学際的な視点並びに国際社会における東南アジアの重要性、
及び、東南アジア各国が抱える共通課題とその解消くについて、議論・考察を深めていく。

東南アジア地域の政治、経済、社会、文化などについて、さまざまな角度から講義していくため、東南アジアと主体的に積極的に関わっていこう、できれば東南アジアを旅してみよう、可能であれば、将来東南アジアに関わっていくことを志す受講生を歓迎する。
到達目標   Class Goals ・東南アジア政治経済社会の本質を理解し、東南アジア各国の異なる民族、宗教、言語、文化を持つ人々と共生共存するための基礎的な知識を身に付ける。
・東南アジアにおける出来事・現象と日本での日常生活が繋がっている現実を肌感覚で理解することができる。
・東南アジアの各国々や地域に関する現代の政治経済社会について、基本的な仕組みや抱える共通の課題などを、正しく理解した上で、日本との相互関係をも含めて、相互の持続的発展へと繋げる考察をしていくことができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション 
講師の紹介、講義内容、講義の進め方、シラバス、評価方法、配付資料などの確認と理解。
予習内容
Preparation for Class
シラバスの内容や注意点を確認すること。講義全体を通じた資料も確認すること。講義毎に配付された資料につき事前に読み、キーワードを簡単に調べておくこと。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。
キーワード:ASEAN(どのような国家の集まりか?その成立経緯?)
目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
講義内容や注意点、評価方法等について把握すること。講義毎に配付される資料や指定の講義全体の資料を確認すること。
最終レポートの作成の準備の計画をたてること。
目安時間
Hours
4 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの特徴:東南アジアとは 

アジアとはどのような地域であり、また、東南アジア、ASEANとはどのような地域なのか、
どのような国家が属しているか。各国の特性を理解し、その他アジア各国や欧州と比較してみる。

キーワード:ASEAN
      後発ASEAN4か国(CLMV)
      ASEAN経済共同体(どのような組織か?その成立経緯?)
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートの作成の準備の計画をたてること。 目安時間
Hours
4 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの多様性1 (自然・人口・民族・言語)
自然・人口・民族・言語といった多様性の各要素を概観する。

キーワード:インドシナ半島
      メコン川
      南シナ海
      マラッカ海峡
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートのテーマを検討すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの多様性2 (自然・人口・民族・言語:公用語)
自然・人口・民族・言語といった多様性の各要素を概観する。

キーワード:人口ピラミッド
      高齢化社会
      特殊合計出生率
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートのテーマを検討すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの宗教:イスラム教1 イスラム教の特性(キリスト教との差異・共通点、ユダヤ教との関係など)

キーワード:イスラム教
      ヒンズー教
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポート作成につき、参考すべき文献や情報収集をすること。 目安時間
Hours
4 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの宗教:イスラム教2

東南アジアにおけるイスラム経済 イスラム教徒対象ビジ
キーワード:ハラル 
      ハラル認証(ハラルフード)
      ラマダン
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポート作成につき、参考すべき文献や情報収集をすること。 目安時間
Hours
4 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの代表国:シンガポール1

シンガポールの独立の経緯とその経済進展の特徴 
中継貿易から金融センター、知識産業までの経済進展
英語教育/人材教育、

キーワード:リ・クワンユー
      国家資本主義
      株式会社シンガポール
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポート作成につき、テーマを検討すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの代表国:シンガポール2
ASEANのリーダーとしてのシンガポール
高所得・富裕国シンガポール
ダイバーシティと都市国家としての課題


キーワード:国際金融センター・シンガポール
      ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)
      テマセク、
GIC
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポート作成につき、テーマを検討すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアのイスラム国:マレーシア
イスラム国マレーシアの独自性と政治経済、外交政策の枠組み

キーワード:ブミプトラ、ブミプトラ政策
対シンガポール関係
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。。前回の復習や最終レポートのテーマを再度検討すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの大国:タイの国土・政治・社会

微笑の国タイ、メコン川の恵み

キーワード:タイ王室
      小乗仏教
      自動車生産拠点
      タイ料理
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートの構成内容を検討すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアのイスラム国:インドネシア
恵まれた天然資源・鉱物資源 多民族・人口大国、イスラム教国

キーワード:島嶼国家
      人口大国
      世界最大のイスラム教徒国
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートの構成内容の検討を続けること。 目安時間
Hours
4 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの代表国:フィリピン
島国フィリピンの地理的位置、人口大国、出稼ぎ労働者送金(マンパワー)

キーワード:ASEAN唯一のキリスト教国
      出稼ぎ労働者送金
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートを作成すること。 目安時間
Hours
4 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
東南アジアの急成長国:ベトナム
南北に長い国土、人口大国、ベトナム経済の中心的な産業、
中国・米国との外交関係
キーワード:
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。前回の復習や最終レポートの作成を続けること。 目安時間
Hours
4 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
総括と展望-グローバリゼーション進展における日本と東南アジア-

キーワード:グローバリゼーション
      自由で開かれたインド太平洋
      中国の一帯一路
予習内容
Preparation for Class
配布資料を精読すること。キーワードを事前に調べておくこと。新聞やニュースを活用し、最近の東南アジアの政治経済社会動向について調べること。毎週東南アジアに関するニュースにふれること。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
配布資料の内容を確認し、重要なポイントを再確認すること。最終課題レポートを最終的にまとめつつ、自身の見解や考察を深めて同レポートに含めること。 目安時間
Hours
4 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括:最終レポートの最終的な仕上げ。
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容やキーワードを確認すること。理解が不完全なキーワードの理解に務めること。これまでの配布資料で自身が理解できていない部分を再読し理解しておくこと。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
これまでの講義内容を振り返り、不明な点を復習すること。最終課題レポートを最終的にまとめつつ、自身の見解や考察を深めて同レポートを完成させること。 目安時間
Hours
4 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業は、講師の配布する資料を利用し、1週1回の授業にて、配布資料の指定する部分
(例えば、東南アジアの経済統合/ASEANの成立やシンガポールの政治経済社会など)を順次、解説・分析していく。

このため、授業毎に対応する配布資料の該当部分を必ず事前に精読しておくこと、
並びにその該当資料のキーワード(毎回指示する)を調べておくことを求める。


配布資料はmanabaにアップロードするので、授業に持参すること。
なお、一部の配布資料(授業内で指示します)について、取り扱い注意。
(いたずらに外部に漏らすようなことがないようにしてください。)

授業内にて受講生に随時質問応答や簡単な発表を求めるため、積極的な授業参加を要する。
(日常点として。積極的な姿勢や簡単な発表を評価するため)

板書の写真撮影許可しますが、授業の動画や録画不可。


講師は民間企業勤務のため海外出張あり。その場合、休講とするものの、代替日に補講を行う。
(この場合、事前に受講生に連絡する。)
教科書   Texts なし。配布資料や適宜授業内で指定する資料のみ。
参考書   Reference Books 小林尚朗・山本博史・矢野修一・春日尚雄 編著
『アジア経済論』 文眞堂 2022年3月
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
日常点:50%
・授業での質問応答
 :キーワード、乃至重要ポイントを受講生に毎回の授業にて、簡単に説明してもらう予定。
  (受講生数によって、毎回の授業にて、キーワード、乃至重要ポイントの説明のペーパーでの提出を求めることも検討する場合あり)
・授業でのディスカッションへの貢献度や取り組み姿勢
 :授業内における発表あり(最終レポートのテーマ、内容構成などを、簡単に発表してもらう機会あり)

最終レポート:50% 

試験やテストなし。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分55秒