授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
2NF2180000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
PEDIP204多文化支援心理学
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
PEDIP204多文化支援心理学
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英字科目名 English Name of Subject |
Psychological Support in Multicultural Society
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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幅広い教養と生涯発達に関する十分な知識
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◎
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汎用的技能
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発達支援力、教育実践力
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〇
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態度・志向性
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自主的に学び続ける姿勢
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〇
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態度・志向性
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心理支援力
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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学習成果を総合的に活用し、学び続ける姿勢
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
大西 晶子
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
火曜5時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
社会の多文化化が進むことは、私たちの日々の生活に大きな変化をもたらします。文化が個々人の心理発達にどのように影響を及ぼすのか、異文化間移動や社会的マイノリティとして生きることと、個々人のウェルビーイングの関係、異なる文化的背景を持つ人同士の相互作用において生じる問題など、ミクロレベルで生じる課題を理解するとともに、組織や社会等の環境側の要因にも注目することが、多文化支援の担い手には求められます。本講義では、日本社会の多文化化の状況、多文化支援のニーズを学ぶことを通じて、受講者自身が多文化社会を構成する一員であることに対して気づきを深め、多様な背景を持つ人々の心を支えるための具体的な計画を立案できるスキルを習得することを最終的には目指します。
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到達目標 Class Goals |
1.文化が人間の心理発達や対人交流に及ぼす影響についての基本的知識の獲得 2.社会的少数者の体験と差別・偏見・マイクロアグレッション等の問題への理解を深める 3.支援場面における文化の影響とその適切な扱いについての理解 4.多文化社会における心理支援の課題を抽出する力と、支援の拡充に向けて具体的にプランを練ることが出来る力の獲得
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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【第1回】多文化支援はなぜ必要かー データから理解する 統計データをもとに、日本において多文化心理支援の必要性が増してる現状について学びます。
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予習内容 Preparation for Class
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在留外国人統計等の統計データを確認し、日本に住む外国籍の方の状況について基本的なイメージをつかんでおくこと。日本における外国人支援等について、厚生労働省・法務省・外務省・自治体のウェブサイトなどで把握しておくこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業中に示したデータ等を確認し、日本社会における多文化化の状況について再度確認を行うこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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【第2回】多文化支援の担い手としての自分自身を振り返る 社会的多数派と少数派の間に生じうる関係性について学びます。
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予習内容 Preparation for Class
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事前に資料を提示します。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を踏まえ、日常体験の中で、これまで意識を向けていなかった社会的多数派としての自身の存在について振り返りを行います。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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【第3回】多文化支援における心理的支援の重要性 多文化における支援において、心理的側面に留意する重要性について学び、グループワークで議論をしながら理解を深めます。
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予習内容 Preparation for Class
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事前に資料を提示します。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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援助要請行動等の文化差等を理解し、現実の支援の場に置き換えて理解を深めます。
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目安時間 Hours
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3 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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【第4回】多文化環境で生きる人を理解する 日本で暮らす外国とつながる人々を取り巻く状況や社会的取り組みの課題について学びます。差別・偏見・マイクロアグレッション等の、少数派の人びとが体験しやすい問題を理解します。
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予習内容 Preparation for Class
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指定した資料を読んで臨むこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を振り返り、整理すること
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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【第5回】異文化間の移動の心理的影響を理解する 異文化間の移動により生じる状況が、心理発達や心理的健康に及ぼす影響等について学びます。
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予習内容 Preparation for Class
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指定した資料を読んで臨むこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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配布したレジュメを読んでおくこと
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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【第6回】支援の実際:多文化カウセリングを事例を通じて学びます 文化の視点を重視した支援について、架空事例を通じて学びます。
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予習内容 Preparation for Class
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提示された架空事例を自分なりに読み解き、支援の在り方を検討します。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を踏まえ、多文化カウンセリングにおいて重要な点を自分なりに整理します。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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【第7回】支援の実際:多文化カウセリングを体験的に学ぶ 文化の視点を重視した支援について、実際にカウンセリング場面を想定したロールプレイを行います。
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予習内容 Preparation for Class
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♯6の授業内容を踏まえ、多文化カウンセリングにおける基本的姿勢について整理します。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ロールプレイの体験をまとめます。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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【第8回】支援の実際:社会的マイノリティの人びとの支援 事前に指定した資料を読み、授業時間中のグループワークによって、課題への対応策を考えます。
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予習内容 Preparation for Class
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指定した資料を事前に読み、エンパワメント等のコミュニティ心理学のアプローチを用いた支援の在り方を検討します。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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グループで出た意見をまとめ、自分なりに整理します
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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【第9回】支援の実際:文化差や立場の差を支援の場でどのように扱うか 事前に指定した資料を読み、授業時間内のグループワークによって、課題への対応策を考えます。
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予習内容 Preparation for Class
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指定した資料を事前に読み、こどもの支援における課題を整理する
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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グループで出た意見をまとめ、自分なりに整理します
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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【第10回】支援策を練る:支援策を練り、発表を行います。
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予習内容 Preparation for Class
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割り当てられた発表日に向けて各自自分の選択したテーマについて調べ、発表に備える。また次週発表予定の人のレポートを読んで、コメントする。
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目安時間 Hours
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3 時間
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復習内容 Review of Class
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他者の発表内容について、関心を持ったことをさらに調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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【第11回】支援策を練る:支援策を練り、発表を行います。
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予習内容 Preparation for Class
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割り当てられた発表日に向けて各自自分の選択したテーマについて調べ、発表に備える。また次週発表予定の人のレポートを読んで、コメントする。
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目安時間 Hours
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3 時間
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復習内容 Review of Class
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他者の発表内容について、関心を持ったことをさらに調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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【第12回】支援策を練る:支援策を練り、発表を行います。
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予習内容 Preparation for Class
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割り当てられた発表日に向けて各自自分の選択したテーマについて調べ、発表に備える。また次週発表予定の人のレポートを読んで、コメントする。
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目安時間 Hours
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3 時間
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復習内容 Review of Class
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他者の発表内容について、関心を持ったことをさらに調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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【第13回】支援策を練る:支援策を練り、発表を行います。
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予習内容 Preparation for Class
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割り当てられた発表日に向けて各自自分の選択したテーマについて調べ、発表に備える。また次週発表予定の人のレポートを読んで、コメントする。
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目安時間 Hours
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3 時間
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復習内容 Review of Class
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他者の発表内容について、関心を持ったことをさらに調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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【第14回】支援策を練る:支援策を練り、発表を行います。
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予習内容 Preparation for Class
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割り当てられた発表日に向けて各自自分の選択したテーマについて調べ、発表に備える。また次週発表予定の人のレポートを読んで、コメントする。
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目安時間 Hours
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3 時間
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復習内容 Review of Class
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他者の発表内容について、関心を持ったことをさらに調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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全体の振り返り
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予習内容 Preparation for Class
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多文化心理支援とは何かについて、授業内容全体を見直し、整理を行う。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を踏まえて、自分なりに今後多文化心理支援を担うためにおこなっていくかことについて計画し、実施における課題を整理する。
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目安時間 Hours
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1 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
必要な資料等はManaba上にアップします。各自ダウンロードして事前に読んでおくことなどを求めます(事前に取り組むことを求める課題については、印刷して配布はしません)。授業前半では、グループワーク等を取り入れます。
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教科書 Texts |
特に指定しない
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参考書 Reference Books |
あなたにもできる外国人へのこころの支援 野田文隆 秋山剛 岩崎学術出版社 真のダイバーシティをめざしてー特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育 ダイアンJグッドマン 出口真紀子監訳 上智大学出版会 「発達障害」とされる外国人の子どもたち――フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り 金 春喜 明石書店
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
授業期間中に指示する課題・授業への参加度30% 各自の個人発表の提出・発表 40% 他者の発表へのフィードバック・コメント 30%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月06日 19時07分49秒
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