授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
2NF2220000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
PEEAO207図画工作科指導法
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
PEEAO207図画工作科指導法
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英字科目名 English Name of Subject |
Methods of Teaching Art and Craft
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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幅広い教養と生涯発達に関する十分な知識
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〇
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汎用的技能
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発達支援力、教育実践力
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◎
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態度・志向性
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自主的に学び続ける姿勢
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〇
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態度・志向性
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心理支援力
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統合的な学習経験と創造的思考力
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学習成果を総合的に活用し、学び続ける姿勢
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〇
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
秋学期
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教員氏名 Name of Teacher |
手塚 千尋
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開講キャンパス Campus |
横浜
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曜時 Day and Period |
金曜1時限(秋学期)
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授業概要 Course Description |
図画工作科教育の目標、育成を目指す資質・能力、「造形的な見方・考え方」を働かせる学習内容及び学びの方法についての概説や具体的な事例を通して、学校教育(公教育)で美術教育がおこなわれる教育的意義について理解を深めていく。併せて、授業分析や授業デザインの演習、模擬授業を通して、授業の組み立て方や評価規準設定の視点、指導案の書き方、指導方法について習得を目指す。
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到達目標 Class Goals |
1.図画工作科の目標及び育成すべき資質・能力や学習内容を理解し、その特質と教育的意義を説明できる。 2.造形表現の発達段階及び学習者の多様性について理解し、子どもの実態に合わせた指導について考えることができる。 3.図画工作科における主体的・対話的で深い学び場づくりについて理解し授業設計することができる。 4.学習指導案作成上の留意点を理解し、自ら選択した題材について学習指導案を作成することができる。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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ガイダンス:講義の目的・概要及び評価について/「図画工作科」は何を学ぶ教科なのか 1 ・これまでの学習経験のふりかえり ・映画「トントンギコギコ図工の時間」鑑賞とディスカッション
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予習内容 Preparation for Class
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1)図画工作での学びをふりかえる 2)小学校図画工作科での経験を思い出しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)ワークシートを整理して提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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「図画工作科」は何を学ぶ教科なのか 2 ー目標、資質・能力、教科内容、カリキュラム構造、評価規準、教育的課題について ー図画工作科の成立過程と歴史的変遷 ・芸術文化/サブカルチャー/発達段階/アート教育 ・図画工作科の教科特性を考える
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予習内容 Preparation for Class
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1)学習指導要領解説pp.9-16を読み、図画工作科の教科目標を知る。 2)学習指導要領解説pp.1-5を読み、理解した点・分からなかった点をまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習指導要領ワークシートを記入する。 2)学習したことをリフレクションカードにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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児童の個別性・多様性を保持した学習環境デザイン ・アール・ブリュット:福祉と教育の接続 ・色覚特性と鑑賞<演習> ・図画工作科の学習環境デザインとは
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予習内容 Preparation for Class
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・事前配布資料をよく読んでくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)ワークシートを整理して提出する。 【レポート課題①】第1回〜第3回の授業の内容を踏まえて美術教育の教科特性についてまとめる。(500字程度)
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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図画工作科の内容と教育的意義1 A表現ア「造形遊び」① ―新聞紙を用いた演習と学習過程の分析 <演習><グループワーク>
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予習内容 Preparation for Class
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1)テキストpp.58-59を読み、造形遊びの特徴を知る。 2)材料と道具を準備する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)ワークシートを整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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図画工作科の内容と教育的意義2 A表現ア「造形遊び」② ―活動の考察とふりかえり動画の作成<グループワーク>
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予習内容 Preparation for Class
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・学習過程分析シートを完成させてくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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・学習したことをリフレクションカードにまとめる。 ・グループで制作した動画を提出する。 【レポート課題②】造形遊びについての気づき、理解、考察をまとめる。(A4 2頁程度)
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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図画工作科の内容と教育的意義3 B鑑賞ア ーことば・対話・身体・感覚による鑑賞の体験的理解と授業デザイン ・鑑賞教育の動向 ・対話型鑑賞<演習><グループワーク>
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予習内容 Preparation for Class
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・テキストpp.138-142を読み、理解したこと・分からなかった点をまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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・学習したことをリフレクションカードにまとめる。 【レポート課題③】授業内で体験した対話型鑑賞についての気づき、理解をまとめる。(500字程度)
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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図画工作科の内容と教育的意義4 A表現イ「絵や立体、工作で表す」/B鑑賞ア ―表現と鑑賞活動の連関を理解する ・「百鬼夜行絵巻」の鑑賞と表現<演習><グループワーク>
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予習内容 Preparation for Class
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・前回の授業内容をふりかえる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)制作課題を完成させる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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図画工作科の学びを深めるためのツールとメディア ―ワークシートデザインとICT活用法 【前半】 絵巻の鑑賞<グループワーク> 【後半】 講義
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予習内容 Preparation for Class
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・manabaにアップされた事前配布資料を読む。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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・学習したことをリフレクションカードにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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指導案作成と模擬授業 1 図画工作科授業の特性について/題材研究① <グループワーク> ・指導案の構成について<講義> ・指定された題材について題材経験・題材研究する。 ・どのような材料が必要かを考える。
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予習内容 Preparation for Class
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・テキストpp.171-174を読み、図画工作科の学習指導案の特徴を知る。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)必要な材料を各自準備する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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指導案作成と模擬授業2 題材研究②/指導案作成① <グループワーク> ・指定された題材について題材経験・題材研究する。 ・題材研究ワークシートにまとめる。
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予習内容 Preparation for Class
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・必要な材料を探す・集める
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)題材研究ワークシートを完成させる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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指導案作成と模擬授業3 指導案作成② <グループワーク>
・指導案作成
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予習内容 Preparation for Class
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・題材研究ワークシートを完成させる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 2)指導案を完成させる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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指導案作成と模擬授業4 指導案作成② <グループワーク> ・指導案作成 ・模擬授業(導入部)の展開を考える
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予習内容 Preparation for Class
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・指導案の完成と模擬授業(導入部)を考えてくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)期限までに指導案及び題材研究ワークシートを提出する。 2)学習したことをリフレクションカードにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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指導案作成と模擬授業5 模擬授業の実施 <グループワーク> ・各グループで模擬授業動画を撮影する ・指導案の修正
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予習内容 Preparation for Class
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・模擬授業(導入部)に必要な道具、参考作品、ワークシート等の準備をする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)期限までに模擬授業動画を提出する。 2)学習したことをリフレクションカードにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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模擬授業のふりかえり <グループワーク> ー模擬授業のふりかえり動画の作成 ・各グループで模擬授業をふりかえり、必要事項をスライドにまとめる。 ・ふりかえり動画を撮影する。
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予習内容 Preparation for Class
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・模擬授業のふりかえりを各自で取り組む。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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1)期限までにふりかえり動画を提出する。 2)期限までに修正した指導案を提出する。 3)学習したことをリフレクションカードにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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模擬授業の相互評価・フィードバック ー受講生による相互評価の実施。 ー教員による評価(コメント) ー授業のまとめとふりかえり
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予習内容 Preparation for Class
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1)模擬授業評価シートに記入する。 2)学習したことをリフレクションカードにまとめる。 3)図画工作科の教科目標やめざす姿について自分の言葉で説明できるように、これまでの学習をふりかえり考えをまとめてくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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不明点がないか、学習全体をふりかえる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
・小学校に図画工作科専科の教員を配置している都道府県、市町村は一部である。つまり、小学校教員のほとんどは図画工作科を指導することになる。図工(美術)することを苦手にしている人も、そうでない人も、色やかたちによる表現と鑑賞による造形教育のよさを感じ、楽しみながら(子どもの気持ちになって!)、意味やコトを紡ぎだす教科特性の理解を深めていきたい。併せて、実際に教育現場で指導することをイメージしながら受講することで実践者としての視点を獲得していきたい。
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教科書 Texts |
福田隆眞,福本謹一,茂木一司編著『美術科教育の基礎知識』建帛社。 文部科学省『小学校学習指導要領解説 図画工作編』文部科学省。
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参考書 Reference Books |
造形授業研究会編『図工の授業をデザインする』東洋館出版社。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
以下を総合的に判断して評価する。 授業課題・リフレクションカード提出…70% レポート課題①〜③…30% *欠席・遅刻は総合点より減点法で評価する。
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月13日 15時36分35秒
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