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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2QCF1D3100
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name TCTEA931社会科・公民科指導法1/社会科・公民科教育研究1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject TCTEA931社会科・公民科指導法1
英字科目名
English Name of Subject
Methods of Teaching Civic and Social Studies1
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 越田 年彦
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 金曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description 学校における授業とは学習内容、学習方法、学習教材、学習評価から構成されるが、少なくとも社会科・公民科の授業実践においては、学習内容・指導内容(コンテンツ)が一番重要であると考える。そこで、社会科・公民科教育の目標や意義を学ぶとともに、当該教科の各内容領域(政治、経済、倫理等)を理解するうえでの本質的なポイントが何であるかを習得する。このことは、政治学や経済学、倫理学といった諸学における論点や論争を理解する営みでもあることに気付くであろう。また、授業では、社会科・公民科教育において有効な種々の教材やアクティビティを取り上げ、それが学習内容・指導内容や当該教科のねらいとどのように連接するかも考察する。本授業では、単に上手な授業づくりを学ぶこと以上に、社会科・公民科の学習内容やこの教科の理念の理解を通じて、社会観、世界観をも深めていく。
到達目標   Class Goals ・社会科・公民科教育の目標と意義を理解する。・社会科・公民科の教員として必須の価値意識・理念、社会観を体得する。・社会科・公民科における本質的な学習内容を習得する。・社会科・公民科教育におけるさまざまな学習方法を理解し、実践する。・受け身の姿勢で授業に臨むのではなく、積極的に授業に参加する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション、日本国憲法の誕生と社会科
予習内容
Preparation for Class
高等学校での公民科の授業を振り返る。どの領域の学びが印象に残っているのかなどを思い出す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
価値の教科としての社会科 ~初期社会科の議論より
予習内容
Preparation for Class
前回のレジュメ等を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
社会科・公民科における人権教育
予習内容
Preparation for Class
様々なメディアを通じて、どのような人権問題があるのかを予め考える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
政治とは何か ~社会科・公民科教育における指導内容の理解(1)
予習内容
Preparation for Class
様々なメディアを通じて、現代の日本、世界の政治の現状や課題を予め考察する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
近現代の政治的原理~社会科・公民科教育における指導内容の理解(2)
予習内容
Preparation for Class
『公共』の教科書において、該当する箇所(第3章「公共的な空間における基本原理」)を予め読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
経済とは何か ~社会科・公民科教育における指導内容の理解(3)
予習内容
Preparation for Class
様々なメディアを通じて、現代の日本経済及び世界経済の現状や課題を予め考察する。『公共』の教科書において、該当する箇所(第4章1「私たちの生活と経済活動」)を予め読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
市場経済の理論と現実~社会科・公民科教育における指導内容の理解(4)
予習内容
Preparation for Class
『公共』の教科書において、該当する箇所(第4章2「市場経済の仕組み・価格を決める要因」)を予め読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
倫理とは何か~社会科・公民科教育における指導内容の理解(5)
予習内容
Preparation for Class
『公共』の教科書において、該当する箇所(第2章「みんなが幸せな社会とは?」)を予め読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
中学・高等学校における公民教育~科目「公共」を軸に
予習内容
Preparation for Class
『高等学校学習指導要領解説(平成30年告示)公民編』(第2章第1節1「科目の性格と目標」)を予め読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
政治教育・主権者教育
予習内容
Preparation for Class
様々なメディアを通じて、現代日本の選挙をめぐる諸問題を予め考察する。『公共』の教科書において、該当する箇所(第2章8「選挙のしくみ」)を予め読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
経済教育の目標と方法
予習内容
Preparation for Class
経済の現実をめぐる諸問題を予め考察する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
思想家に関するグループ別発表(その1)
予習内容
Preparation for Class
発表に向けて綿密に調べる・まとめる。リハーサルを入念に行う。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
クラスメイトの発表を講評する。自分たちの発表を総括する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
思想家に関するグループ別発表学習(その2)
予習内容
Preparation for Class
発表に向けて綿密に調べる・まとめる。リハーサルを入念に行う。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
クラスメイトの発表を講評する。自分たちの発表を総括する。 目安時間
Hours
1 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
公民科におけるキャリア教育
予習内容
Preparation for Class
中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(平成23年1月31日)にアクセスして(ダウンロード可能)、その概要を予めつかむ。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。ノートやレジュメに書き込んだ文章や語句を再読する。 目安時間
Hours
1 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修:大学入試問題(「政治・経済」「現代社会」)の分析~求められる“学力”とは
予習内容
Preparation for Class
自分が入学した年に行われた大学入学共通テストの問題にアクセスし、解く。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
提示された複数の入試問題を分析して、難易度、要求される“学力”、高校の授業及び大学の授業との整合性、その他の課題を明らかにする。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業の出席状況を重視します。正当な理由のない欠席・遅刻がないように努めて下さい。自学自習にもとづいたグループ別の発表を行う予定です。授業の録画、板書の撮影は原則として禁止です。
教科書   Texts 文部科学省検定済教科書『私たちの公共』(清水書院 公共706) 文部科学省『高等学校学習指導要領解説公民編』(東京書籍2019年) 文部科学省『中学校学習指導要領解説 社会編』(東洋館出版2018年) 『学習指導要領解説』はPDFをダウンロードすることも可能です。
参考書   Reference Books 日本公民教育学会編『新版テキストブック公民教育』(第一学習社2019年) 二谷貞夫他編集『中等社会科ハンドブック』(学文社2013年) 東京都高等学校公民科「倫理」「現代社会」研究会編著『「公共の扉」をひらく授業事例集』(清水書院2018年) 越田年彦『職業人生 はじめの一歩』(清水書院2020年)本間康司・越田年彦『覚えておきたい人と思想100人 スマート版』(清水書院2016年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
その他
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
授業後課題はコメントをつけて返却します。
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度・積極性・プレゼンテーション 40% 授業期間中の「授業後課題」40% 最終レポート 20%
関連URL   Related URL
備考   Notes この授業で、高等学校の教科書をテキストの1つとして使うのは、今後の模擬授業に備える、教科書を客観的に分析する、この授業の予習用の教材とする、という意図からです。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年01月28日 12時19分14秒