シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 2RC0210000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MSFCL102情報倫理
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject MSFCL102情報倫理
英字科目名
English Name of Subject
Information Ethics
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 社会の変化に対応できる数理の基礎学力
知識・理解 情報科学の背後にある数学的原理の理解
汎用的技能 隣接領域を含めた諸問題を解決できる情報処理技能
汎用的技能 国際社会でリーダーシップを発揮できるコミュニケーション能力
態度・志向性 情報倫理に配慮した他者貢献の精神
態度・志向性 将来のキャリアパスを自ら描き、社会とのつながりを意識できる力
統合的な学習経験と創造的思考力 現実的な課題に対し、自ら仮説を生成し問題を解決する能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 亀田 達也
開講キャンパス   Campus 横浜
曜時   Day and Period 木曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)の発達は、現代社会に「情報倫理」をめぐるさまざまな問題を生み出している。これまでの常識が通用しない新たな倫理問題についてどのように考えればよいのか、ICT、AIという新技術の設計・運用をめぐる具体的な問題を参照しながら概説する。
到達目標   Class Goals 情報技術や人工知能を設計し運用する上で従うべき倫理やルールがわからない「指針の空白」がともすれば生じがちななか、技術の設計・構築と運用を自ら主体的に支える倫理的判断ができるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
なぜ情報倫理が必要なのか?
予習内容
Preparation for Class
他人の携帯のメール送受信記録を見てよいか、動画共有サイトにMAD(既存映像を再加工した映像)を投稿してよいかなど、情報社会で起きる身近な「倫理問題」について実例を考えておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
情報倫理の概念とその必要性について授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
倫理とはなにか?
予習内容
Preparation for Class
「倫理」という言葉は何を意味するのか、調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「倫理」への学術的なアプローチについて授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
インターネット上の情報は信頼できるか?
予習内容
Preparation for Class
SNSからWikipediaまでインターネットにはさまざまな情報が流れている。それらの情報は信頼できるのか、できるとすればなぜかを考えておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インターネットで流通する情報について、その成り立ちと信頼性を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
インターネットコミュニティの特徴
予習内容
Preparation for Class
自分の身近な経験などから、インターネットの「コミュニティ」は、オフラインの人間関係と比べてどのような特徴を持つか考えておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インターネットコミュニティのユニークな特徴について授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
ユビキタス社会のプライバシー
予習内容
Preparation for Class
情報社会におけるプライバシーとはなにか、「プライバシー」の定義・考え方について調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「プライバシー」の概念について授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
著作権をめぐる問題
予習内容
Preparation for Class
動画共有サイトにMAD(既存映像を加工したもの)を投稿してよいかなど、オリジナルとコピー・加工をめぐる問題を考えておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「著作権」の概念と成り立ちについて授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
情報公開と機密保持をめぐる問題
予習内容
Preparation for Class
情報を広く公開することと機密保持の間の緊張関係について、具体例を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
情報の公開と機密保持のトレードオフについて授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
ネットワーク管理者・情報技術者の倫理と責任
予習内容
Preparation for Class
情報ネットワークの管理者は大きな責任を担う。そこで問題となる倫理と責任とはなにか、具体例を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストに解答し、設問を含めたこれまでの授業内容の総括的確認を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
AI倫理とはなにか(1)
予習内容
Preparation for Class
人工知能(AI)は人間社会に巨大な影響を与えている。AIの設計・運用をめぐってどのような倫理問題があるか、具体例を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
AI倫理の概念について授業内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
AI倫理とはなにか(2)
予習内容
Preparation for Class
「責任あるAI」とはなにか、第9回の授業をもとに自分なりの考えをまとめておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
責任あるAIを作るためには何が重要かについて授業内容の復習を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
AIのリスク(1)
予習内容
Preparation for Class
ビジネスでのAI活用のリスクにはどのようなものがあるか、具体例を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ビジネスや医療場面でAI活用がもつ潜在リスクについて授業内容の復習を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
AIのリスク(2)
予習内容
Preparation for Class
AIのリスクを低減するためにどのような手立てがあるか、具体例を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
AIのリスクを低減するいくつかのアプローチについて授業内容の復習を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
AIのバイアスをどう考えるか(1)
予習内容
Preparation for Class
AIはどのようなバイアスをもち得るか、具体例を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
AIのバイアスとはなにかについて授業内容の復習を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
AIのバイアスをどう考えるか(2)
予習内容
Preparation for Class
AIのバイアスにどのように対処するか、第13回の授業をもとに調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストに解答し、設問を含めたこれまでの授業内容の総括的確認を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
全体の総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を振り返り、理解できていない箇所を確認しておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
これまでmanabaで行った小テストを振り返り、間違った箇所を中心に復習し、定期期末試験に備える。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
これまでに倫理学を履修している必要はない。小テストや予習についてはmanabaで指示するので、常にmanabaをチェックすること。
教科書   Texts とくに用いない。必要があればmanabaに資料(コンテンツ)を随時アップロードする。
参考書   Reference Books 土屋俊(監修)大谷卓史(編著)改訂新版『情報倫理入門』(アイケイコーポレーション、2014年)、保科学世・鈴木博和『責任あるAI』(東洋経済、2021)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業内小テスト30%、定期期末試験70%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年01月28日 13時22分07秒